第57回午前第58問の類似問題

第35回午後:第81問

副甲状腺ホルモンで誤っているのはどれか。  

1: 骨の再吸収を促進する。

2: 腸管でのカルシウムの吸収を促進する。

3: 腎臓でのカルシウム再吸収を促進する。

4: 腎臓でのリンの排泄を抑制する。

5: 分泌は血清カルシウム濃度の低下によって増加する。

第53回午前:第67問

副甲状腺ホルモンで正しいのはどれか。  

1: 骨吸収を促進する。

2: 好酸性細胞で分泌される。

3: リンの再吸収を促進する。

4: 重炭酸イオンの再吸収を促進する。

5: 遠位尿細管でのカルシウム再吸収を抑制する。

  • 答え:1
  • 解説:副甲状腺ホルモンは、血中カルシウム濃度を調節するために働くホルモンで、骨吸収を促進して血漿カルシウム濃度を高める作用があります。
  • 選択肢1は正しいです。副甲状腺ホルモンは骨吸収を促進し、血漿カルシウム濃度を高めることでカルシウムの恒常性を維持します。
  • 選択肢2は間違いです。副甲状腺ホルモンは副甲状腺主細胞から分泌される。好酸性細胞は副甲状腺ホルモンを分泌しなくなった老化した主細胞とされています。
  • 選択肢3は間違いです。副甲状腺ホルモンはリンの再吸収を抑制し、リン濃度を低下させる作用があります。
  • 選択肢4は間違いです。副甲状腺ホルモンは重炭酸イオンの再吸収を抑制し、アシドーシスを引き起こすことがあります。
  • 選択肢5は間違いです。副甲状腺ホルモンは遠位尿細管とHenle係蹄上行脚でカルシウム再吸収を促進する作用があります。
  • 科目:生理学(その他)
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第52回午後:第68問

分娩後の乳汁分泌に作用するホルモンはどれか。  

1: ドパミン

2: エストロゲン

3: プロラクチン

4: プロゲステロン

5: ゴナドトロピン

第54回午前:第59問

ホルモンの産生で正しいのはどれか。  

1: エリスロポエチンは骨髄で産生される。

2: グルカゴンはLangerhans〈ランゲルハンス〉島B細胞で産生される。

3: ソマトスタチンは黄体で産生される。

4: トリヨードサイロニンは上皮小体で産生される。

5: バソプレシンは視床下部で産生される。

第40回午後:第1問

神経内分泌に強く関与する臓器はどれか。  

1: 下垂体前葉

2: 下垂体後葉

3: 甲状腺

4: 副腎皮質

5: 副腎髄質

第45回午後:第66問

肝臓の機能でないのはどれか。  

1: レニンの分泌

2: 蛋白質の合成

3: ビタミンの貯蔵

4: アルブミンの生成

5: グリコーゲンの合成

第35回午後:第7問

副腎について正しいのはどれか。  

1: 右副腎静脈は右腎静脈を介して下大静脈に移行する。

2: 左副腎は右副腎よりも1/2椎体高い位置にある。

3: 髄質は糖質コルチコイドを分泌する。

4: 皮質は抗利尿ホルモンを分泌する。

5: 髄質は中胚葉に由来する。

第56回午後:第68問

水溶性ホルモンはどれか。2つ選べ。  

1: エストロゲン

2: グルカゴン

3: コルチゾール

4: サイロキシン

5: バゾプレッシン

  • 答え:2 ・5
  • 解説:水溶性ホルモンは細胞膜受容体を持ち、ペプチドホルモンやカテコールアミンなどが含まれる。一方、脂溶性ホルモンは細胞内受容体を持ち、甲状腺ホルモンやステロイドホルモンなどが含まれる。
  • エストロゲンはステロイドホルモンの一種であり、脂溶性ホルモンであるため、水溶性ホルモンではない。
  • グルカゴンはペプチドホルモンの一種であり、水溶性ホルモンである。グルカゴンは血糖値を上昇させる働きがある。
  • コルチゾールはステロイドホルモンの一種であり、脂溶性ホルモンであるため、水溶性ホルモンではない。コルチゾールはストレスホルモンとしても知られている。
  • サイロキシンは甲状腺ホルモンの一種であり、脂溶性ホルモンであるため、水溶性ホルモンではない。サイロキシンは新陳代謝を調節する働きがある。
  • バゾプレッシンはペプチドホルモンの一種であり、水溶性ホルモンである。バゾプレッシンは腎臓での水分再吸収を促進し、尿量を減少させる働きがある。
  • 科目:生理学(その他)
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第37回午後:第30問

血圧を上昇させるホルモンはどれか。  

1: アドレナリン

2: カルシトニン

3: テストステロン

4: エストロゲン

5: プロラクチン

第41回午後:第33問

内分泌器官とホルモンとの組合せで誤っているのはどれか。  

1: 視床下部-サイロキシン

2: 下垂体前葉-成長ホルモン

3: 下垂体後葉-バゾプレッシン

4: 膵-インスリン

5: 精巣-テストステロン

第48回午後:第67問

内分泌物質の作用で正しいのはどれか。  

1: バソプレシンは尿量増加に働く。

2: 上皮小体ホルモンは血中Caを増加させる。

3: 甲状腺ホルモンは基礎代謝率を低下させる。

4: インスリンはグルコースの細胞内取り込みを阻害する。

5: 副腎皮質ホルモンは糖新生(グルコース産生)を阻害する。

第52回午前:第94問

内分泌異常と病態の組合せで正しいのはどれか。  

1: 下垂体前葉ホルモン欠損――――先端巨大症

2: 甲状腺機能低下――――――――Basedow病

3: 抗利尿ホルモン分泌亢進――――尿崩症

4: 副甲状腺機能低下―――――――テタニー

5: 副腎皮質機能低下―――――――Cushing症候群

第46回午前:第93問

内分泌異常と病態との組合せで正しいのはどれか。  

1: 抗利尿ホルモン分泌亢進 — 尿崩症

2: 副甲状腺機能低下 — テタニー

3: 甲状腺機能低下 — Basedow病

4: 下垂体前葉ホルモン欠損 — 先端巨大症

5: 副腎皮質機能低下 — Cushing症候群

第54回午後:第67問

血糖を上昇させる作用のあるホルモンはどれか。  

1: アドレナリン

2: アルドステロン

3: カルシトニン

4: パラトルモン

5: プロラクチン

  • 答え:1
  • 解説:血糖を上昇させる作用のあるホルモンはアドレナリンである。アドレナリンは副腎髄質から分泌され、心機能亢進や血糖上昇作用を持つ。
  • アドレナリンは正解であり、副腎髄質から分泌される。ストレスや運動などの状況で分泌が増加し、心機能亢進や血糖上昇作用を持つ。
  • アルドステロンは間違いである。アルドステロンは副腎皮質から分泌され、ナトリウムの保持やカリウムの排出促進、細胞外溶液の増加、血圧上昇作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • カルシトニンは間違いである。カルシトニンは甲状腺傍ろ胞細胞から分泌され、骨の再吸収抑制や血中カルシウム濃度の低下作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • パラトルモンは間違いである。パラトルモンは上皮小体(副甲状腺)から分泌され、骨の再吸収促進や血中カルシウム濃度の増加、リン濃度の低下作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • プロラクチンは間違いである。プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳汁分泌や母性行動の刺激作用を持つが、血糖上昇作用はない。
  • 科目:生理学(その他)
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第57回午後:第94問

症候と内分泌異常の組合せで正しいのはどれか。  

1: 先端巨大症 ── 下垂体前葉ホルモン欠損

2: 中心性肥満 ── 副腎皮質機能低下

3: テタニー ── 副甲状腺機能低下

4: 尿崩症 ── 抗利尿ホルモン分泌亢進

5: 頻 脈 ── 甲状腺機能低下

  • 答え:3
  • 解説:この問題では、症候と内分泌異常の組合せが正しいものを選ぶ必要があります。正しい組合せは、テタニーと副甲状腺機能低下です。
  • 先端巨大症は、成長ホルモンの過剰分泌によって引き起こされる症状であり、下垂体前葉ホルモン欠損ではありません。
  • 中心性肥満は、クッシング症候群に関連し、副腎皮質機能亢進が原因です。副腎皮質機能低下はアジソン病に関連し、中心性肥満とは異なります。
  • テタニーは、手指の不随意な筋収縮を引き起こす症状で、副甲状腺機能低下が原因です。この組合せは正しいです。
  • 尿崩症は、抗利尿ホルモン分泌欠乏が原因であり、抗利尿ホルモン分泌亢進ではありません。
  • 頻脈は、甲状腺機能亢進によって引き起こされる症状であり、甲状腺機能低下ではありません。甲状腺機能亢進は、新陳代謝が異常に高くなり、頻脈や多汗、食欲亢進、体重減少などの症状が現れます。
  • 科目:内部障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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