活動期の関節リウマチに対する理学療法で適切でないのはどれか。
1: 局所の安静
2: 保持装具の使用
3: ADL指導
4: 等尺性収縮による筋力維持
5: 極超短波療法
12歳の男児。デュシェンヌ型筋ジストロフィー。四つ這いは不可能である。作業療法で適切でないのはどれか。
1: 肩関節の自動運動による関節可動域の改善
2: 肘および手指のストレッチングによる拘縮の予防
3: 椅子の工夫による座位姿勢の保持
4: パソコンによるコミュニケーション手段の確保
5: 学業や創作活動による活動量の維持
転位のない大腿骨転子部骨折に対する観血的整復固定術後の理学療法として優先度の低いのはどれか。
1: 早期からの歩行練習
2: 脱臼予防肢位の指導
3: 早期からのROM練習
4: 大腿四頭筋の等尺性運動
5: 足関節の自動的底背屈運動
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における運動と前腕肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節屈曲・伸展 - 回内位
2: 肩関節外旋・内旋 - 中間位
3: 肘関節屈曲・伸展 - 回外位
4: 手関節屈曲・伸展 - 回外位
5: 手関節橈屈・尺屈 - 中間位
頸椎に不安定性のある急性期頸髄損傷の関節可動域訓練で角度を制限する関節はどれか。
1: 肩関節
2: 手関節
3: 股関節
4: 膝関節
5: 足関節
脊髄損傷患者(第4頸髄節まで機能残存)に対して、図のようにBFOを設置した。BFOを利用して肘関節屈曲の動きを獲得するために、筋力を強化すべきなのはどれか。
1: 三角筋
2: 肩甲挙筋
3: 大菱形筋
4: 上腕二頭筋
5: 僧帽筋下部
変形性膝関節症の理学療法で誤っているのはどれか。
1: 低い椅子からの立ち上がり訓練
2: 疼痛に対する温熱療法
3: 下肢伸展挙上訓練
4: 膝内反変形に対する外側楔状足底板
5: 水中歩行訓練
関節リウマチに対する運動療法で正しいのはどれか。
1: 活動期では関節可動域運動は行わない。
2: 環軸椎亜脱臼では頸椎可動域運動を行う。
3: 関節強直では関節可動域運動を行う。
4: 等尺性運動で筋力を維持する。
5: ムチランス変形では他動運動を行う。
関節可動域の改善を主な目的とするのはどれか。2つ選べ。
1: Böhler体操
2: Buerger-Allen体操
3: Codman体操
4: Frenkel体操
5: McKenzie体操
大腿骨近位部骨折に対する人工骨頭置換術(後方アプローチ)後、全荷重が可能な状態での理学療法で適切でないのはどれか。
1: 背臥位における膝伸展位での股関節外転運動
2: 腹臥位における他動的な股関節伸展運動
3: 座位における重錘を用いた大腿四頭筋の筋力増強
4: 低い椅子から股関節内旋位での立ち上がり練習
5: 歩行器を用いた屋外歩行練習
肩手症候群で正しいのはどれか。
1: 肩関節の他動運動痛を伴うことが多い。
2: 肩から上腕部にかけて腫脹と発赤とが現れる。
3: 発症率と上肢麻痺の重症度には関連がない。
4: 手指ではMP関節の屈曲拘縮が特徴的である。
5: 脳卒中発症後6か月以降に発症することが多い。
誤っている組合せはどれか。
1: フレンケル体操-脊髄後索性運動失調
2: コッドマン体操-肩関節周囲炎
3: 漸増抵抗訓練-廃用性筋萎縮
4: EMGバイオフィードバック-腱移行術後
5: 重錘バンド-パーキンソン病
脳卒中片麻痺患者の早期理学療法で正しいのはどれか。
1: 意識障害があれば座位姿勢はとらない。
2: 意識障害がなければ健側の自動運動を行う。
3: 半側空間無視があれば座位訓練は行わない。
4: 肩関節は関節可動域訓練を行わない。
5: 股関節は外旋位に保持する。
痙直型両麻痺児の理学療法で正しいのはどれか。
1: 股関節伸筋の抑制
2: ハムストリングスの促通
3: 股関節外転筋の抑制
4: 下腿三頭筋の抑制
5: 足指屈筋群の促通
肩関節の運動と主動筋との組合せで正しいのはどれか。
1: 屈曲-大円筋
2: 伸展-小円筋
3: 外転-棘上筋
4: 内旋-棘下筋
5: 外旋-肩甲下筋
肩手症候群の急性期症状でないのはどれか。
1: 肩の有痛性運動制限
2: MP関節の屈曲制限
3: 手の熱感
4: 手指の骨萎縮
5: 手背の腫脹
脊髄小脳変性症患者で、運動範囲が小さく動作が緩慢な状態に対する運動療法として適切なのはどれか。
1: Frenkel体操
2: 重錘負荷を用いたバランス練習
3: 外的リズム刺激による歩行練習
4: 弾性緊縛帯を装着した協調運動
5: PNFを用いた同時筋収縮の促通
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
1: 肩外転
2: 手伸展
3: 股伸展
4: 足部外がえし
5: 頸部側屈
軽度認知症を伴う保存的治療中の高齢骨折患者への対応で誤っているのはどれか。
1: 病前生活、特に趣味などに関連した作業を行う。
2: 患者同士の交流ができる場面を設定する。
3: 日時、場所、ニュースなどの会話を心がける。
4: 固定中の関節には等張性運動を用いた作業で筋萎縮を防ぐ。
5: 局所の固定を妨げない関節には可動域訓練を行う。