第43回午後第30問の類似問題

第57回午後:第65問

唾液分泌について正しいのはどれか。  

1: 1日の分泌量は約100 mLである。

2: 分泌速度が増すとpHは低下する。

3: 加齢により分泌量は増加する。

4: 唾液分泌中枢は中脳にある。

5: 糖質を分解する。

  • 答え:5
  • 解説:唾液分泌に関する正しい選択肢は、糖質を分解するという選択肢5です。唾液は1日の分泌量が約1,000~1,500 mLであり、分泌速度が増すとpHが上昇し、加齢により分泌量は減少します。また、唾液分泌中枢は視床下部にあります。
  • 選択肢1は誤りです。正常人の1日の唾液分泌量は約1,000~1,500 mLであり、100 mLではありません。咀嚼時には分泌量が10倍以上に増加します。
  • 選択肢2は誤りです。安静時の唾液分泌のpHは6.5であり、分泌速度が増すとpHは増加し、8近くまで上昇します。したがって、分泌速度が増すとpHが低下するという記述は正しくありません。
  • 選択肢3は誤りです。加齢により唾液分泌量は減少し、口腔内の細菌が繁殖しやすくなります。分泌量が増加するという記述は正しくありません。
  • 選択肢4は誤りです。唾液分泌中枢は視床下部にあり、中脳にはありません。
  • 選択肢5は正解です。唾液中のα-アミラーゼの作用により糖質を分解します。これにより、食物の消化が助けられます。
  • 科目:生理学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 唾液分泌は舌下神経によって調節される。

2: 咀嚼運動には不随意的要素がある。

3: 嚥下の口腔期に軟口蓋は引き下げられる。

4: 嚥下反射時にも呼吸は継続して行われる。

5: 食道上部の筋層は平滑筋で構成される。

第56回午前:第66問

膵液について正しいのはどれか。  

1: 酸性を示す。

2: 脂肪分解酵素は含まれない。

3: 膵液の主成分はインスリンである。

4: 膵液分泌量は1日約300 mLである。

5: セクレチンは膵液の分泌を促進させる。

  • 答え:5
  • 解説:膵液はアルカリ性であり、タンパク質分解酵素、糖質分解酵素、脂肪分解酵素を含んでいる。膵液の分泌量は1日約1000 mLであり、セクレチンが膵液の分泌を促進する。
  • 選択肢1は間違いです。膵液はアルカリ性を示し、pH 7~8の範囲にあります。
  • 選択肢2は間違いです。膵液には脂肪分解酵素が含まれており、脂肪の消化を助けます。
  • 選択肢3は間違いです。膵液の主成分はタンパク質分解酵素、糖質分解酵素、脂肪分解酵素であり、インスリンは膵臓から分泌されるホルモンです。
  • 選択肢4は間違いです。膵液の分泌量は1日約1000 mLであり、300 mLではありません。
  • 選択肢5は正しいです。セクレチンは十二指腸粘膜から分泌され、膵液の分泌を促進します。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午後:第33問

消化について誤っているのはどれか。 ア.唾液の分泌は神経性に調節される。イ.膵液は胃から排出された酸性内容を中和する。ウ.小腸の分泌液はアルカリ性である。エ.腸壁から血中に吸収されるのは単糖、多糖類である。オ.一つの蛋白分子中にすべてのアミノ酸が含まれる。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第51回午前:第66問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: pHは酸性である。

2: 消化酵素が含まれる。

3: 胆細管から分泌される。

4: 総胆管から小腸内に排出される。

5: 小腸内の胆汁は大半が大腸で再吸収される。

第35回午後:第10問

脳脊髄液について誤っているのはどれか。  

1: 全量は100~150 mlである。

2: 脈絡叢で生成される。

3: クモ膜下腔を満たしている。

4: 脊髄中心管で吸収される。

5: 外部からの衝撃を柔らげる働きがある。

第34回午後:第31問

腎について正しいのはどれか。  

1: 腎血流量は運動により増加する。

2: 水は近位尿細管で能動的に再吸収される。

3: 尿量の増加の原因として浸透圧利尿がある。

4: 糸球体ろ過量は1日に約1.5 lである。

5: 糸球体ろ過膜は血漿アルブミンをろ過する。

第41回午後:第32問

正しいのはどれか。  

1: 排尿は内膀胱括約筋が収縮することで生じる。

2: 膀胱内圧が50 cmH2Oに達すると初発尿意が生じる。

3: 膀胱の容量は800~1,000 mlである。

4: 排尿に関する交感神経はTh8~Th10にある。

5: 排尿に関する副交感神経はS2~S4にある。

第40回午後:第27問

胆汁について正しいのはどれか。  

1: 胆嚢で産生される。

2: 食物の摂取によって分泌が増加する。

3: 消化酵素が含まれる。

4: 脂肪の吸収を抑制する。

5: 胆汁酸塩の大部分は大腸で再吸収される。

第44回午後:第30問

胆汁について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: pHは酸性である。

2: コレステロールを含む。

3: 胆嚢で産生される。

4: 脂肪を乳化させる。

5: 成分の大部分は体外に排出される。

第52回午前:第67問

尿の生成について正しいのはどれか。  

1: 集合管では尿の希釈を行う。

2: 血漿蛋白は糸球体を透過する。

3: 血液の濾過は腎小体で行われる。

4: 近位尿細管ではアンモニアの再吸収を行う。

5: 抗利尿ホルモンは水の再吸収量を減少させる。

第43回午後:第34問

発汗について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 汗は約3%の塩化ナトリウムを含む。

2: 蒸発熱は汗1 g当たり約580 calである。

3: 精神性発汗はアポクリン腺から分泌される。

4: 副交感神経が発汗を促す。

5: 汗腺は足底部には少ない。