脳血管障害のCT異常所見で誤っているのはどれか。 ア.一過性脳虚血発作-低吸収域イ.脳梗塞(急性期)-高吸収域ウ.脳梗塞(慢性期)-低吸収域エ.くも膜下出血(急性期)-高吸収域オ.脳出血(急性期)-高吸収域
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
45歳の男性。右利き。脳梗塞を発症し1か月経過した。病変部位はMRIで左角回と左側頭葉後下部であった。運動麻痺は認められない。生じやすい高次脳機能障害はどれか。
1: 運動保続
2: 失読失書
3: 地誌的失見当
4: 半側空間無視
5: 道具の強迫的使用
筋萎縮性側索硬化症で下位運動ニューロン障害の徴候はどれか。
1: 痙縮
2: 仮性球麻痺
3: 線維束性収縮
4: 腹壁反射消失
5: アキレス腱反射亢進
65歳の男性。脳梗塞による右片麻痺。発症後3か月経過。歩行は自立しているが、痙縮が強く内反尖足と反張膝を示す。理学療法で適切でないのはどれか。2つ選べ。 ア.ハムストリングスの持続的伸張イ.大腿四頭筋の筋力増強ウ.膝関節軽度屈曲位での体重支持エ.下腿三頭筋の持続的伸張オ.足関節背屈筋群のタッピング
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。
1: 左片麻痺
2: パーキンソン病
3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)
4: 筋ジストロフィー
5: 小脳性失調症
脳血管障害の患者に対する治療で適切でないのはどれか。
1: 片麻痺に対するCI療法
2: 抑うつ状態に対する認知行動療法
3: 弛緩性麻痺に対するボツリヌス毒素療法
4: 歩行障害に対するトレッドミル歩行練習
5: 半側空間無視に対するプリズム適応療法
Wallenberg症候群において病巣と同側に認めるのはどれか。2つ選べ。
1: 下肢麻痺
2: 小脳失調
3: 声帯麻痺
4: 上下肢の触覚低下
5: 上下肢の温痛覚脱失
前脊髄動脈症候群において損傷レベル以下で低下する感覚はどれか。
1: 二点識別覚
2: 運動覚
3: 位置覚
4: 温度覚
5: 振動覚
脳の病変部位と出現しやすい症候との組合せで正しいのはどれか。
1: 黒質―――感覚障害
2: 視床―――嗅覚障害
3: 赤核―――摂食嚥下障害
4: 線条体――不随意運動
5: 扁桃体――筋緊張異常
誤っている組合せはどれか。
1: 静脈瘤-静脈壁限局性拡張
2: 動脈硬化症-アテローム変性
3: 虚血性心疾患-冠動脈血栓
4: 糖尿病性網膜症-眼底部小動脈瘤
5: レイノー病-閉塞性血栓性血管炎
脊髄損傷の自律神経過反射でみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 頻脈
2: 高血圧
3: 低血糖
4: 顔面紅潮
5: 損傷レベルより下の発汗
深部腱反射の亢進がみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 重症筋無力症
2: 多発性硬化症
3: 筋萎縮性側索硬化症
4: 筋強直性ジストロフィー
5: Duchenne型筋ジストロフィー
脳血管障害の早期作業療法で誤っているのはどれか。
1: 意識レベルに応じて課題を検討する。
2: 悪心などの自覚症状があれば直ちに中止する。
3: 起立性低血圧があれば安静臥床を続ける。
4: 患肢の管理法を指導する。
5: 排泄コントロール、排泄方法を評価する。
周期性四肢麻痺に関連する所見はどれか。2つ選べ。 ア.血清カリウムの低下イ.血清甲状腺ホルモンの上昇ウ.血清カルシウムの低下エ.血清リンの上昇オ.血清ナトリウムの低下
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ