第53回午後第98問の類似問題

第48回午後:第99問

神経性無食欲症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨密度は増加する。

2: 消化管の吸収不全がある。

3: 食物に対する関心は低下する。

4: 自ら誘発する嘔吐がみられる。

5: ボディイメージのゆがみがある。

第54回午前:第99問

神経性無食欲症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 骨密度は増加する。

2: 消化管の吸収不全がある。

3: 病識を持たないことが多い。

4: 食物に対する関心が低下する。

5: ボディイメージの歪みがある。

  • 答え:3 ・5
  • 解説:神経性無食欲症は摂食障害の一種で、病識が乏しく、ボディイメージの歪みが特徴です。骨密度の低下や消化器系の症状が見られることがありますが、消化管の吸収不全はありません。また、食物に対する関心は高いものの、肥満への恐怖から食事を嫌悪します。
  • 選択肢1は間違いです。神経性無食欲症では骨密度が低下し、疲労骨折などを生じやすくなります。
  • 選択肢2は間違いです。神経性無食欲症では消化管の吸収不全は見られません。消化器系の症状としては、上腹部の不快感や腹部膨満、胃食道逆流、便秘などがみられます。
  • 選択肢3は正しいです。神経性無食欲症は病識が乏しいことが多く、自分が病気であることに気づかないことがあります。
  • 選択肢4は間違いです。神経性無食欲症では食物に対する関心が強いものの、肥満への恐怖から食事を嫌悪します。
  • 選択肢5は正しいです。神経性無食欲症はボディイメージの歪みがあり、既に痩せているにも関わらず、さらに痩せたいと考えることが多いです。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第39回午前:第91問

神経性無食欲患者の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 身体像のゆがみがある。

2: 疲れを訴えて休みたがる。

3: 体重の変化に敏感に反応する。

4: 作業の完成度にこだわる。

5: 調理活動に葛藤を示す。

第40回午前:第88問

女性の神経性無食欲症患者に特徴的でないのはどれか。  

1: 低血圧

2: 徐脈

3: 無月経

4: 低体温

5: 口渇

第38回午後:第76問

摂食障害(神経性無食欲症)について誤っているのはどれか。  

1: 思春期から青年期に好発する。

2: 誘発性嘔吐がみられる。

3: 無月経を呈する。

4: ボディイメージの歪みがある。

5: 行動が不活発である。

第52回午前:第99問

神経性大食症について正しいのはどれか。  

1: 女性より男性に多い。

2: 高カリウム血症がみられる。

3: 神経性無食欲症からの移行はない。

4: カロリーの低いものを過食することが多い。

5: 代償行動で最も多いのは自己誘発性嘔吐である。

第40回午後:第99問

神経性大食症(過食症)について誤っているのはどれか。  

1: 絶食する時期がある。

2: 食べたことを忘れる。

3: 肥満への恐れを抱く。

4: 緩下剤の乱用がある。

5: 自ら誘発する嘔吐がある。

第41回午前:第94問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 自己表出を促す。

2: 作業活動によってストレス発散を促す。

3: 食欲を増進させるために身体運動を行う。

4: 集中して楽しめる作業活動を行う。

5: 道具や作品などの自己管理を促す。

第37回午前:第95問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法の留意点で適切でないのはどれか。 ア.食欲が増すような運動を行う。イ.低血圧や低体温に注意する。ウ.手首などの自傷行為に注意する。エ.盗食に注意する。オ.精密な作業種目に集中させる。  

1: ア、イ

2: ア、オ

3: イ、ウ

4: ウ、エ

5: エ、オ

第47回午後:第50問

神経症性無食欲症と神経症性大食症の患者に共通してみられやすいのはどれか。  

1: 過活動

2: 低栄養

3: 肥満恐怖

4: 病気の認識

5: 集中力の低下

第55回午前:第98問

摂食障害について正しいのはどれか。  

1: 摂食障害は女性のみに発症する。

2: 神経性大食症は神経性無食欲症より有病率が高い。

3: 神経性大食症では、自己誘発性嘔吐は認められない。

4: 神経性大食症から神経性無食欲症に移行することはない。

5: 神経性無食欲症では、過活動や運動強迫が認められない。

  • 答え:2
  • 解説:摂食障害には、神経性無食欲症や神経性大食症などがあり、男性にも発症することがある。神経性大食症は神経性無食欲症より有病率が高いが、受診率は神経性無食欲症の方が高い。また、摂食障害は状態が移行することがあり、運動強迫や過活動が認められることもある。
  • 摂食障害は女性のみに発症するわけではなく、男性にも発症することがある。
  • 神経性大食症は神経性無食欲症より有病率が高い。ただし、受診率は神経性無食欲症の方が高いとされる。日本では神経性無食欲症は10万人に10人程度、神経性過食症は5人程度と厚生労働省が発表している。欧米では過食症が多いことが報告されている。
  • 神経性大食症では、体重の増加を防ぐために、自己誘発性嘔吐を行ったり、下剤や利尿薬を乱用したりする様子がみられる。
  • 神経性無食欲症から神経性大食症に移行するなど、両者を繰り返す者も多い。また、神経性無食欲症の経過中に過食になる場合もある。
  • 神経性無食欲症では、肥満恐怖がみられ、活動性の亢進がみられることがある。過活動や運動強迫が認められることもある。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第44回午前:第92問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: ボディイメージのゆがみを扱う。

2: 身体運動を通して発散を促す。

3: 対人交流を楽しめるよう促す。

4: 食事についての話題を促す。

5: 体重の自己チェックを促す。

第43回午前:第89問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 行動制限に伴うストレスを発散させる。

2: 食行動を促す調理活動を提供する。

3: 対人交流を楽しめる場を提供する。

4: 自己表現を助ける作業活動を提供する。

5: 道具や材料の自己管理を促す。

第52回午前:第47問

神経性無食欲症患者の入院治療について正しいのはどれか。  

1: 活動量は目標体重に達してから増やす。

2: 早期から高カロリーの栄養補給を行う。

3: 全身状態の安定より先に行動療法を行う。

4: 食行動の問題が改善するまで入院は継続する。

5: 入院中に自己誘発性嘔吐がみられたときは退院させる。

第38回午後:第73問

うつ病の症状でないのはどれか。  

1: 性欲亢進

2: 倦怠感

3: 頭重感

4: 早期覚醒

5: 体重減少

第34回午後:第89問

甲状腺機能亢進症の症状で正しいのはどれか。  

1: 眼球陥没

2: 食欲不振

3: 徐 脈

4: 体重減少

5: 低体温

第57回午前:第79問

成人期中期に発症しやすいのはどれか。  

1: うつ病

2: 統合失調症

3: 血管性認知症

4: 社交不安障害

5: 神経性無食欲症

  • 答え:1
  • 解説:成人期中期は40~60歳であり、この時期に発症しやすい病気はうつ病である。他の選択肢は好発年齢が異なるため、成人期中期に発症しやすいとは言えない。
  • うつ病は若年層(10~30歳)と中高年層(40~59歳)の2つの層で発症しやすい。成人期中期は40~60歳であるため、うつ病が発症しやすいと言える。
  • 統合失調症は好発年齢が思春期から30歳であり、成人期中期(40~60歳)よりも若い年齢で発症しやすいため、この選択肢は正しくない。
  • 血管性認知症は好発年齢が60歳から70歳であり、成人期中期(40~60歳)よりも高齢で発症しやすいため、この選択肢は正しくない。
  • 社交不安障害は好発年齢が10代半ばであり、成人期中期(40~60歳)よりも若い年齢で発症しやすいため、この選択肢は正しくない。
  • 神経性無食欲症は好発年齢が10歳から19歳であり、成人期中期(40~60歳)よりも若い年齢で発症しやすいため、この選択肢は正しくない。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第49回午前:第99問

神経症性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 全般性不安障害では疾病利得がみられる。

2: 強迫行為では不合理と思いながらも繰り返し手を洗う。

3: 離人症では自分がとても重い病気ではないかと心配する。

4: 社交恐怖では自分が見捨てられるのではないかと心配する。

5: 予期不安ではパニック発作がまた起きるのではないかと心配する。

第46回午前:第100問

摂食障害でみられないのはどれか。  

1: 徐脈

2: 無月経

3: 低体温

4: 高血圧

5: 電解質異常

第42回午後:第98問

うつ病でみられない症状はどれか。  

1: 睡眠障害

2: 食欲不振

3: 胃腸障害

4: 行為心迫

5: 易刺激性