男性(男児)に多いのはどれか。
1: 小児自閉症
2: 小児欠神てんかん
3: 摂食障害
4: うつ病
5: ピック病
32歳の女性。8歳の娘が担任の先生の勧めで1週前に精神科を受診し、注意欠如・多動性障害と診断を受けた。放課後等デイサービスを利用することになり、作業療法士がこの女性と面接したところ「集中力が続かないし、物忘れもひどかったけど、まさか自分の子どもが障害児なんて思っておらずいつも叱っていた。お友達ともうまくいっていない状況が続いており、とても心配していた。これからどうしたら良いでしょうか」と話す。この時の作業療法士の対応で最も適切なのはどれか。
1: 娘への不適切な対応を指摘する。
2: 障害の特徴について解説する。
3: 他の障害児の親に会わせる。
4: 障害は改善すると伝える。
5: 不安を受け止める。
広汎性発達障害に対する作業療法で留意すべき症状はどれか。
1: 行為心迫
2: 常同行動
3: 解離症状
4: 離脱症状
5: 陰性症状
双極性障害について正しいのはどれか。
1: 男性より女性が多い。
2: 単極性うつ病より自殺率が高い。
3: 単極性うつ病より有病率が高い。
4: 単極性うつ病より発症年齢が高い。
5: 単極性うつ病より遺伝素因の関与が低い。
小児の精神障害で正しいのはどれか。
1: 吃音は強迫性障害に分類される。
2: ネグレクトによって反応性愛着障害が起こる。
3: 児童期に妄想型統合失調症が発症することはない。
4: 選択性緘黙は脳の器質的病変を原因とすることが多い。
5: 一過性チック障害の約半数がTourette障害に進行する。
うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか。2つ選べ。
1: 多幸的である。
2: 社交的に振る舞う。
3: 物忘れがみられる。
4: 精神運動抑制がみられる。
5: 能力低下に無関心である。
精神科デイケアについて正しいのはどれか。
1: 学童も対象になる。
2: 保険診療の対象ではない。
3: 在宅高齢者は対象ではない。
4: グループホーム利用者は対象ではない。
5: 対象疾患で最も多いのは認知症である。
多動性障害(注意欠陥多動性障害)について誤っているのはどれか。
1: 忘れ物が多い。
2: 物の配列に固執する。
3: 早合点が多い。
4: 椅子に座っていられない。
5: 持ち物をなくしやすい。
統合失調症(精神分裂病)について誤っているのはどれか。
1: 多くが30歳までに発症する。
2: 発病率は女性の方が高い。
3: 患者の子供での発病率は一般人口の発病率よりも高い。
4: 我が国では精神科入院患者に占める割合が最も多い。
5: 再発予防には薬物療法が必要である。
注意欠如・多動性障害の患者の就労に関して適切な助言はどれか。
1: 優先順位にこだわらないようにする。
2: 多彩なやり方で物事を行うようにする。
3: 周囲の人に配慮を求めないようにする。
4: 自分だけの時間や場所を作るようにする。
5: 便利なハイテク機器などは利用しないようにする。
注意欠陥/多動性障害(ADHD)の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 模倣遊びができない。
2: 常同的な行動を繰り返す。
3: 長い間座っていられない。
4: 課題を順序立てるのが難しい。
5: アイコンタクトがみられない。
症状と治療法との組合せで正しいのはどれか。
1: 1. 失行症-自己教示法
2: 2. 半側無視-間隔伸張法
3: 3. 記憶障害-誤りなし学習
4: 4. 注意障害-観察学習
5: 5. 遂行機能障害-プリズム適応療法
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性に多い。
2: 発症は50代に多い。
3: 脱髄病変がみられる。
4: 視力低下が出現する頻度が高い。
5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。
広汎性発達障害で認めにくいのはどれか。
1: 姿勢異常
2: 精神遅滞
3: 限局した反復行動
4: コミュニケーション障害
5: 相互的な社会的関係の異常
双極性障害と比較した場合のうつ病の特徴はどれか。
1: 有病率が低い。
2: 平均初発年齢が低い。
3: 有病率の男女差が小さい。
4: 一卵性双生児の罹患一致率が低い。
5: 状況要因が誘因となって発症することが少ない。
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性に多い。
2: 脱髄病変がみられる。
3: 発症は70代以上に多い。
4: 神経症状の進行は稀である。
5: 視力低下が出現する頻度が高い。
幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。
1: 社会性の発達
2: 運動協応の向上
3: 自己調節機能の向上
4: 基本的生活習慣の確立
5: コミュニケーション能力の向上
多発性硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 男性に多い。
2: 発症は50歳代に多い。
3: 脱髄病変がみられる。
4: 視力低下が出現する頻度が高い。
5: 運動負荷に制限を設ける必要はない。
境界性パーソナリティ障害の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 女性より男性に多い。
2: 自己像が不安定である。
3: 完全主義の傾向がみられる。
4: 慢性の空虚感が支配している。
5: 有病率は統合失調症より低い。
小児自閉性障害(自閉症)の特徴で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: てんかんが約25%に合併する。
2: 精神遅滞が約25%に合併する。
3: 3歳までに発症することはない。
4: 常同的で反復的な運動が目立つ。
5: 発症率は女児が男児の2倍である。