正しいのはどれか。
1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。
2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。
3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。
4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。
5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。
主たる機能の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 大脳基底核 - 深部感覚中継核
2: 小脳 - 筋トーヌス制御
3: 海馬 - 姿勢調節
4: 網様体 - 覚醒水準
5: 角回 - 視覚中枢
大脳辺縁系とその働きの組合せで正しいのはどれか。
1: 海馬―――――体温調節
2: 嗅球―――――内分泌
3: 視床下部――――長期記憶
4: 帯状回―――――運動学習
5: 扁桃体―――――短期記憶
脳機能に低下のない患者が単純な運動課題を学習する過程を図に示す。a、b、cの時間変化とその効果との説明で正しいのはどれか。
1: aを短縮すると課題を理解しやすくなる。
2: bを短縮すると運動感覚を把握しやすくなる。
3: bを延長すると運動イメージを忘却しやすくなる。
4: cを短縮すると誤差修正がしやすくなる。
5: cを延長すると運動プログラムを保持しやすくなる。
神経筋再教育で正しいのはどれか。
1: 随意運動を促通する。
2: 神経断裂に適応される。
3: 自動介助運動は用いない。
4: 関節障害には適応されない。
5: 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。
随意運動に関与しないのはどれか。
1: 小脳
2: 内包
3: 大脳脚
4: 視床下部
5: 中心前回
運動単位について正しいのはどれか。
1: 運動単位には求心性線維が含まれる。
2: 1つの筋は単一の運動単位で構成される。
3: 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
4: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。
5: 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。
記憶過程の要素として正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 記 銘
2: 計画立案
3: 想 起
4: 転 換
5: 配 分
外傷性の前頭葉損傷による高次脳機能障害の患者に対する動作指導として適切なのはどれか。
1: 床からの起き上がりは、起き上がる方向を次々と変えながら練習する。
2: 歩行では、股・膝・足関節の運動に同時に注意を払うよう指導する。
3: 車椅子操作は、手順を1つずつ確認しながら進めるよう指導する。
4: 動作の手順を間違えた場合は、自分で気付くまで指摘しない。
5: 更衣動作では、上衣と下衣を交互に練習する。
高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 記憶障害 - 自律訓練法
2: 失行症 - 回想法
3: 純粋失読 - 認知行動療法
4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法
5: 半側空間無視 - プリズム適応療法
記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。
1: 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。
2: バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。
3: 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。
4: 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。
5: 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。