第53回午前第82問の類似問題

第45回午後:第74問

正しいのはどれか。  

1: 一次運動野は筋緊張の調整に関与する。

2: 運動前野は記憶に基づいた連続運動に関与する。

3: 補足運動野は視覚情報を運動に変換する。

4: 大脳基底核は運動時の感覚情報を中継する。

5: 小脳は無意識的な運動スキルの習得に関与している。

第43回午後:第23問

主たる機能の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 大脳基底核 - 深部感覚中継核

2: 小脳 - 筋トーヌス制御

3: 海馬 - 姿勢調節

4: 網様体 - 覚醒水準

5: 角回 - 視覚中枢

第52回午前:第58問

大脳辺縁系とその働きの組合せで正しいのはどれか。  

1: 海馬―――――体温調節

2: 嗅球―――――内分泌

3: 視床下部――――長期記憶

4: 帯状回―――――運動学習

5: 扁桃体―――――短期記憶

第46回午後:第20問

脳機能に低下のない患者が単純な運動課題を学習する過程を図に示す。a、b、cの時間変化とその効果との説明で正しいのはどれか。 

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1: aを短縮すると課題を理解しやすくなる。

2: bを短縮すると運動感覚を把握しやすくなる。

3: bを延長すると運動イメージを忘却しやすくなる。

4: cを短縮すると誤差修正がしやすくなる。

5: cを延長すると運動プログラムを保持しやすくなる。

第55回午前:第39問

神経筋再教育で正しいのはどれか。  

1: 随意運動を促通する。

2: 神経断裂に適応される。

3: 自動介助運動は用いない。

4: 関節障害には適応されない。

5: 意識レベルがJCSⅢ-200にも適応される。

第49回午前:第64問

随意運動に関与しないのはどれか。  

1: 小脳

2: 内包

3: 大脳脚

4: 視床下部

5: 中心前回

第53回午前:第63問

運動単位について正しいのはどれか。  

1: 運動単位には求心性線維が含まれる。

2: 1つの筋は単一の運動単位で構成される。

3: 神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。

4: 随意運動時には大きな運動単位ほど先に活動を始める。

5: 伸張反射では弱い刺激で活動を開始するのは速筋である。

  • 答え:3
  • 解説:運動単位は1個の運動ニューロンとそれが支配する筋線維群のことであり、神経支配比が小さいほど微細な運動ができる。
  • 運動単位に含まれるのは運動性の遠心性線維であり、知覚性の求心性線維ではないため、選択肢1は間違いです。
  • 1つの筋は複数の運動単位で構成されるため、選択肢2は間違いです。
  • 神経支配比は、1個の運動ニューロンが支配する筋線維の数であり、指や眼筋のように神経支配比が小さいほど微細な運動ができるため、選択肢3は正しいです。
  • 随意運動時には、小さい運動単位ほど先に活動を始めるため、選択肢4は間違いです。
  • 伸張反射において弱い刺激で活動を開始するのは遅筋であり、強い刺激では速筋の活動がみられるため、選択肢5は間違いです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第78問

記憶過程の要素として正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 記 銘

2: 計画立案

3: 想 起

4: 転 換

5: 配 分

  • 答え:1 ・3
  • 解説:記憶過程には3つの段階があります。それらは記銘、保持、想起です。記銘は入力された感覚刺激を意味情報に処理することで、保持は記銘により変換した情報を維持し、想起は保持されている情報を呼び起こすことです。
  • 記銘は記憶過程の要素であり、入力された感覚刺激を意味情報に処理することです。この過程で情報が記憶に刻まれます。
  • 計画立案は遂行機能の要素であり、記憶過程の要素ではありません。遂行機能には目標設定や計画実行などが含まれます。
  • 想起は記憶過程の要素であり、保持されている情報を呼び起こすことです。この過程で記憶された情報が再び意識に浮かび上がります。
  • 転換は注意の切り替えを指し、記憶過程の要素ではありません。転換は状況に応じて注意を切り替える能力を指します。
  • 配分は注意をどこに向けるかを決定する過程であり、記憶過程の要素ではありません。配分は状況に応じて注意を適切に分散または集中させる能力を指します。
  • 科目:臨床心理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第45問

外傷性の前頭葉損傷による高次脳機能障害の患者に対する動作指導として適切なのはどれか。  

1: 床からの起き上がりは、起き上がる方向を次々と変えながら練習する。

2: 歩行では、股・膝・足関節の運動に同時に注意を払うよう指導する。

3: 車椅子操作は、手順を1つずつ確認しながら進めるよう指導する。

4: 動作の手順を間違えた場合は、自分で気付くまで指摘しない。

5: 更衣動作では、上衣と下衣を交互に練習する。

第51回午前:第32問

高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 記憶障害 - 自律訓練法

2: 失行症 - 回想法

3: 純粋失読 - 認知行動療法

4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法

5: 半側空間無視 - プリズム適応療法

第56回午前:第32問

記憶障害を認める患者への対応として正しいのはどれか。  

1: 記憶する内容は、その意味を考え、声に出し印象づけて記憶させる。

2: バランストレーニングなどの運動は疲労を伴うため活用しない。

3: 記憶する内容は、絵などの視覚的イメージは用いず記憶させる。

4: 備忘録は、多くの情報を取り扱うため活用しない。

5: 何度も失敗を経験させながら、記憶の修正を促す。

  • 答え:1
  • 解説:記憶障害を持つ患者への対応では、記憶の符号化や検索を助ける方法が重要です。適切な方法を用いて記憶を促進させることが求められます。
  • 記憶する内容について、その意味を考えさせ、声に出して印象づけることは「符号化」にあたり、記憶障害のある患者にとって効果的な方法です。
  • バランストレーニングなどの運動は、極度の疲労を伴わなければ、身体活動を行わせながら記憶すると情報が記憶されやすいことがあるため、適切に活用すべきです。
  • 記憶障害のある患者には、視覚的情報を利用して符号化することが効果的であるため、絵などの視覚的イメージを用いるべきです。
  • 備忘録(メモリーノート)は記憶貯蔵の代償手段として用いられるため、活用すべきです。
  • 記憶障害のある患者には、エラーレス学習が望ましいため、何度も失敗を経験させる方法は適切ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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