第53回午前第76問の類似問題

第50回午後:第28問

発症後3時間での脳梗塞の検出に有用なMRI撮像法はどれか。  

1: FLAIR像

2: T1強調像

3: T2強調像

4: T2*(スター)強調像

5: 拡散強調像

第49回午前:第4問

70歳の女性。右利き。脳梗塞を発症し搬送された。発症後2か月の頭部MRI示す。現時点で最も出現しやすい症状はどれか。 

49_0_4

1: 運動麻痺

2: 嚥下障害

3: 視覚障害

4: 聴覚障害

5: 失語症

第53回午前:第6問

75歳の女性。右利き。脳梗塞を発症し救急車で搬入された。発症翌日に症状の悪化を認めた。発症3日目の頭部MRIの拡散強調像を示す。最も出現しやすい症状はどれか。 

53_0_6

1: 片麻痺

2: 失語症

3: 運動失調

4: 嚥下障害

5: 視野障害

第55回午後:第85問

診断においてMRI拡散強調像が最も有用なのはどれか。  

1: 頭蓋底骨折

2: 脳室内出血

3: 脳梗塞急性期

4: 脳出血急性期

5: くも膜下出血急性期

  • 答え:3
  • 解説:MRI拡散強調像は、脳梗塞急性期の診断に最も有用である。これは、発症1時間後から脳梗塞を検出できるためである。
  • 頭蓋底骨折は外傷性病変であり、単純エックス線が診断に有用であるため、MRI拡散強調像は最も有用ではない。
  • 脳室内出血の急性期は、CTにて高吸収域となるため診断が容易であり、MRI拡散強調像は最も有用ではない。
  • 脳梗塞急性期では、MRI拡散強調像が最も有用である。解像度は低いが、発症1時間後から脳梗塞を検出できるためである。
  • 脳出血急性期は、CTにて高吸収域となるため診断が容易であり、MRIではT2強調像にて低信号を示す。したがって、MRI拡散強調像は最も有用ではない。
  • くも膜下出血急性期は、MRIではFLAIR画像にて診断されることもあるが、MRIのみでの診断は困難なことも多いため、MRI拡散強調像は最も有用ではない。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第37回午前:第18問

45歳の男性。左上下肢のしびれで初発し、視力障害・呼吸困難・四肢麻痺など多彩な症状の寛解と増悪を繰り返した。MRI画像で脳脊髄の白質に多発性・散在性の脱髄斑が認められた。理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 関節可動域運動

2: 呼吸理学療法

3: 筋力増強

4: ハバードタンク浴

5: 車椅子指導

第45回午後:第2問

図のAからBに見本のように線を引かせた。各試行のような所見を呈するのはどれか。 

45_1_2

1: 頸髄症

2: Parkinson病

3: 脊髄小脳変性症

4: 筋萎縮性側索硬化症

5: Guillain-Barré症候群

第52回午前:第26問

右利きの患者の頭部CTを示す。最も考えられる症状はどれか。 

52_0_26

1: 左半側空間無視

2: 視覚失認

3: 着衣失行

4: 左右失認

5: 片麻痺

第56回午前:第25問

発症後2時間の脳梗塞病巣を確認するために最も適切なのはどれか。  

1: CT像

2: MRI水強調像

3: MRI拡散強調像

4: MRI脂肪抑制像

5: MRI3DT1強調像

  • 答え:3
  • 解説:発症後2時間の脳梗塞病巣を確認するために最も適切なのはMRI拡散強調像である。これは、水分子の移動を時間差のある画像で反映したもので、超急性期脳梗塞の描出に優れている。
  • CT像は脳出血の場合には高吸収像を示し、脳梗塞の場合は低吸収像を示すが、超急性期脳梗塞の病変を描出できないことがあるため、最も適切ではない。
  • MRI水強調像は「T2強調像」のことで、水分があるところを強調して描出できるが、脳梗塞が生じて2時間では水と油脂成分が時間的に緩やかに変化しているため、時間分解能の高い拡散強調画像の方が適する。
  • MRI拡散強調像は、水分子の移動を時間差のある画像で反映したもので、超急性期脳梗塞の描出に優れているため、最も適切である。
  • MRI脂肪抑制像は水分の多い脂肪を黒く描出するが、脳梗塞病変描出には向いていないため、最も適切ではない。
  • MRI3DT1強調像は、T1強調像を3D化した画像であるが、超急性期脳梗塞の病変描出には拡散強調像が最も適切であるため、この選択肢は正しくない。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
  • 類似問題を見る
  • この問題について報告する

第38回午後:第96問

CTが最も的確にその病変を描出するのはどれか。  

1: アルツハイマー病の初期像

2: 脳出血の血腫

3: 破裂出血していない動脈瘤

4: 多発性硬化症の脱髄巣

5: パーキンソン病の黒質病変

第52回午前:第77問

頭部MRIのT1強調冠状断像を示す。矢印の部位はどれか。 

52_0_77

1: 前頭弁蓋

2: 帯状回

3: 尾状核

4: 海馬

5: 島

第50回午後:第4問

70歳の女性。右利き。高血圧性脳出血。急性期の頭部CTを示す。この患者で最も出現しにくいのはどれか。 

50_1_4

1: 片麻痺

2: 失語症

3: 感覚障害

4: 運動維持困難

5: 中枢性顔面神経麻痺

第49回午後:第4問

65歳の男性。右利き。左上下肢の脱力のため搬送された。頭部MRAを示す。この患者に絵の模写を行わせると、図のように描いた。この患者に伴いやすい高次脳機能障害はどれか。 

49_1_4

1: 失語症

2: 観念失行

3: 純粋失読

4: 左右失認

5: 着衣障害

第44回午前:第22問

55歳の男性。3年前からろれつが回らず歩行が不安定で介助が必要であり、起き上がるとめまいが起こる。上肢の測定障害のためADLが制限されている。頭部MRIを示す。この患者に対する適切な治療計画はどれか。 

44_0_22

1: 四つ這い訓練

2: 主動筋と拮抗筋との協調運動訓練

3: 反動を利用した立ち上がり訓練

4: ロフストランド杖による歩行訓練

5: 改造自動車を利用した移動の指導

第48回午前:第3問

58歳の男性。脳腫瘍と診断された。頭部MRIを示す。最も考えられる症状はどれか。 

48_0_3

1: 体幹失調

2: 視野障害

3: 注意障害

4: 感覚性失語

5: 左半側空間無視

第57回午前:第6問

78歳の男性。脳梗塞。左顔面神経麻痺および右片麻痺を呈する。頭部MRIの拡散強調像を示す。梗塞巣として考えられるのはどれか。 

57_0_6

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第57回午後:第14問

60歳の男性。7年前から歩行時にふらつきを自覚し、6年前から話し方が単調で途切れ途切れとなり膀胱直腸障害と起立性低血圧を認めた。四肢の固縮や振戦が徐々に進行し、2年前から車椅子で移動するようになった。最近、声が小さくなり呼吸困難感を訴えるようになった。頭部MRIのFLAIR画像で水平断(A)および矢状断(B)を示す。この疾患で合併する可能性が高いのはどれか。 

57_1_14

1: 失 語

2: 拮抗失行

3: 声帯麻痺

4: 下方注視麻痺

5: 他人の手徴候

第47回午後:第77問

頭部CTを示す。所見として考えられるのはどれか。 

47_1_77

1: 脳梗塞

2: 被殻出血

3: 尾状核出血

4: くも膜下出血

5: 頭頂葉皮質下出血

第54回午後:第20問

65歳の男性。右利き。突然の意識障害で搬送された。くも膜下出血の診断で、破裂脳動脈瘤のクリッピング手術を施行された。発症後3か月の頭部CTを示す。この患者に出現しやすい症状はどれか。 

54_1_20

1: 上着の左右を間違えて袖を通す。

2: ジェスチャーの模倣ができない。

3: 移動する時に左側の人や物にぶつかりやすい。

4: 知っている人なのに声を聞かないとわからない。

5: 担当理学療法士に毎日初対面のように挨拶する。

第42回午前:第19問

35歳の女性。四肢のしびれで発症し、視力障害、不全四肢麻痺、体性感覚障害および息苦しさの増悪と寛解を繰り返した。小脳症状はない。MRIでは脳脊髄白質に多発性・散在性の脱髄斑が認められた。理学療法で適切なのはどれか。  

1: 胸郭の可動性拡大運動

2: ボルグ指数で「きつい」運動

3: しびれに対するホットパック

4: 水温38~39℃の水中歩行訓練

5: 下肢に重錘を装着しての歩行訓練

第39回午前:第65問

脳血管障害の症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。  

1: 関節拘縮-モビライゼーション

2: 下肢共同運動-ブリッジ運動

3: 肩手症候群-ホットパック

4: 肩関節亜脱臼-肩関節周囲筋の同時収縮

5: 非対称性座位姿勢-体幹装具の作製