第53回午前第57問の類似問題

第57回午後:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔後面は心臓である。

2: 肺栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右5本ずつある。

4: 胸骨柄と第3肋骨は関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜は連続している。

  • 答え:5
  • 解説:この問題は胸部の解剖に関する知識を問うもので、正しい選択肢を選ぶことが求められています。選択肢の中で正しいものは、臓側胸膜と壁側胸膜が連続しているという選択肢5です。
  • 縦隔後面は脊柱であり、心臓ではありません。心臓は縦隔の下部中部に位置しています。この選択肢は誤りです。
  • 肺栄養血管は気管支動脈であり、肺動脈ではありません。肺動脈は肺機能血管です。この選択肢は誤りです。
  • 区域気管支は左右で本数が異なり、右肺には10本、左肺には8~10本あります。左右5本ずつではないため、この選択肢は誤りです。
  • 胸骨柄は鎖骨、第1肋骨、第2肋骨と関節を形成しており、第3肋骨とは関節を形成していません。この選択肢は誤りです。
  • 臓側胸膜と壁側胸膜は連続しており、正しい選択肢です。肺を被るのが臓側胸膜で、その外側にあるのが壁側胸膜です。この胸膜は一枚でくっついて連続しています。
  • 科目:解剖学(その他)
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第46回午前:第58問

気管について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管は食道の背側にある。

2: 気管分岐角は約70°である。

3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。

4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。

第44回午後:第16問

消化管、膵臓および脾臓からの血液を肝臓内に導く血管はどれか。  

1: 門 脈

2: 肝静脈

3: 下大動脈

4: 固有肝動脈

5: 上腸間膜動脈

第53回午後:第58問

泌尿器の解剖について正しいのはどれか。  

1: 膀胱括約筋は平滑筋である。

2: 膀胱尖には膀胱三角が位置する。

3: 膀胱底は膀胱の前方に位置する。

4: 尿管は総腸骨動脈の後方を通る。

5: 尿管壁は粘膜と外膜の2層からなる。

  • 答え:1
  • 解説:この問題は泌尿器の解剖に関する知識を問うもので、膀胱や尿管の構造や位置について理解しているかを確認するための問題です。
  • 膀胱括約筋は平滑筋であり、尿道の起始部で特に肥厚しています。これが正しい選択肢です。
  • 膀胱三角は内尿道口と左右の尿管口を結ぶ範囲で、膀胱底に位置します。膀胱尖は膀胱の上端部分であるため、この選択肢は間違いです。
  • 膀胱底は膀胱の下後方に位置し、膀胱の前方には膀胱尖があります。この選択肢は間違いです。
  • 尿管は尿を腎臓から膀胱へ運ぶ管で、総腸骨動脈の前方を通ります。この選択肢は間違いです。
  • 尿管壁は粘膜、筋層、外膜の3層からなります。この選択肢は間違いです。
  • 科目:解剖学(その他)
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第40回午後:第19問

心臓の血管で誤っている組合せはどれか。  

1: 右冠状動脈-回旋枝

2: 右冠状動脈-後室間枝

3: 左冠状動脈-前室間枝

4: 左冠状動脈-前枝

5: 左冠状動脈-後枝

第46回午後:第56問

門脈に流入しないのはどれか。  

1: 脾静脈

2: 左胃静脈

3: 左腎静脈

4: 空回腸静脈

5: 上腸間膜静脈

第47回午前:第33問

リンパ浮腫に対する理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: クライオセラピー

2: 患肢の挙上

3: 弾性包帯圧迫下での患肢の運動

4: 収縮期血圧を超える圧での間欠的圧迫法

5: 中枢側から末梢方向へリンパ液を誘導するマッサージ

第36回午後:第6問

心臓の血管で誤っている組合せはどれか。  

1: 右冠状動脈-回旋枝

2: 右冠状動脈-後室間枝

3: 左冠状動脈-前室間枝

4: 左冠状動脈-前 枝

5: 左冠状動脈-後 枝

第57回午後:第57問

腎臓について正しいのはどれか。  

1: 腎錐体は皮質にある。

2: 一側の重さは約300 gである。

3: エリスロポエチンを分泌する。

4: 左腎は右腎より約1.5 cm下位にある。

5: 安静時の腎血流は心臓から拍出される血液の約5%である。

  • 答え:3
  • 解説:腎臓はエリスロポエチンやレニンを分泌し、血液の浄化や血圧の調整などの重要な役割を果たしています。この問題では、腎臓に関する正しい情報を選ぶことが求められています。
  • 腎錐体は皮質ではなく、髄質にあります。腎臓の実質は、外表面の腎皮質と腎洞に向かう腎髄質、すなわち腎錐体からできています。
  • 一側の腎臓の重さは約150 gであり、約300 gではありません。腎臓の大きさは、縦が約12 cm、横が約6 cm、厚さが約3 cmです。
  • 腎臓はエリスロポエチンやレニンを分泌します。エリスロポエチンは赤血球の生成を促進し、レニンは血圧調整に関与しています。この選択肢は正しいです。
  • 左腎は右腎より上位にあります。右腎は肝臓があるために押し下げられています。この選択肢は間違いです。
  • 安静時の腎血流は心臓から拍出される血液の約20%であり、約5%ではありません。臓器の中で血流が最も多いのが腎臓です。この選択肢は間違いです。
  • 科目:解剖学(その他)
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第56回午前:第85問

悪性リンパ腫について正しいのはどれか。  

1: 腫瘤形成は稀である。

2: 多発性骨髄腫はT細胞に由来する。

3: B細胞性リンパ腫が15%を占める。

4: 非ホジキンリンパ腫が5%を占める。

5: リンパ球を発生母体とする腫瘍である。

  • 答え:5
  • 解説:悪性リンパ腫はリンパ球を発生母体とする腫瘍で、リンパ球の分化段階に従って亜型に分類される。悪性リンパ腫には非ホジキンリンパ腫(B細胞性、T細胞性、ナチュラルキラー細胞性)とホジキンリンパ腫があり、非ホジキンリンパ腫が悪性リンパ腫の90%以上を占める。
  • 選択肢1は間違いです。悪性リンパ腫では、頸部や腋窩に腫瘤が形成されやすいため、腫瘤形成は稀ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。多発性骨髄腫はB細胞に由来する疾患であり、T細胞に由来するものではありません。
  • 選択肢3は間違いです。B細胞性リンパ腫は悪性リンパ腫の中で70%を占めるため、15%ではありません。
  • 選択肢4は間違いです。非ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の90%以上を占めるため、5%ではありません。
  • 選択肢5は正しいです。悪性リンパ腫はリンパ球を発生母体とする腫瘍であり、リンパ球の分化段階に従って亜型に分類されます。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第44回午後:第19問

正しいのはどれか。  

1: 尿管口は膀胱尖に開く。

2: 尿管内部には逆流防止弁がある。

3: 排尿筋には大内臓神経が分布する。

4: 内尿道口は膀胱三角の中央に開く。

5: 男性の尿道は前立腺を貫いている。

第45回午後:第67問

正しいのはどれか。  

1: 排便反射の中枢は腰髄にある。

2: 内肛門括約筋は陰部神経支配である。

3: 外肛門括約筋は骨盤神経支配である。

4: 排便時には直腸平滑筋が弛緩する。

5: 排便時には内肛門括約筋が弛緩する。

第52回午前:第67問

尿の生成について正しいのはどれか。  

1: 集合管では尿の希釈を行う。

2: 血漿蛋白は糸球体を透過する。

3: 血液の濾過は腎小体で行われる。

4: 近位尿細管ではアンモニアの再吸収を行う。

5: 抗利尿ホルモンは水の再吸収量を減少させる。

第50回午前:第58問

胸部の解剖について正しいのはどれか。  

1: 縦隔の後面は心臓である。

2: 肺の栄養血管は肺動脈である。

3: 区域気管支は左右10本ずつある。

4: 第3肋骨は胸骨柄と関節を形成する。

5: 臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している。

第51回午後:第66問

呼吸循環調節系について正しいのはどれか。  

1: 頸動脈小体は血中の酸素分圧の低下を感知する。

2: 頸動脈小体は総頸動脈と鎖骨下動脈の分岐部にある。

3: 大動脈弓の圧受容器からの求心路は舌咽神経である。

4: 頸動脈洞の圧受容器からの求心路は迷走神経である。

5: 血中の酸素分圧の低下は化学受容体を介して脊髄に伝えられる。

第55回午前:第56問

下大静脈に直接入るのはどれか。2つ選べ。  

1: 肝静脈

2: 胃静脈

3: 脾静脈

4: 空回腸静脈

5: 腎静脈

  • 答え:1 ・5
  • 解説:下大静脈に直接入るのは肝静脈と腎静脈です。肝静脈は肝臓から、腎静脈は腎臓から下大静脈に流れ込みます。
  • 肝静脈は正しい選択です。肝臓の内部から集まってくる肝静脈は通常3本で、下大静脈に連なります。
  • 胃静脈は間違いです。胃静脈は門脈を形成し、肝門から肝臓へ入ります。
  • 脾静脈は間違いです。脾静脈は膵臓の後方で門脈を形成し、肝門から肝臓へ入ります。
  • 空回腸静脈は間違いです。空回腸静脈は上腸間膜静脈に入り、門脈につながります。
  • 腎静脈は正しい選択です。腎静脈は腎臓と下大静脈をつなぐ部分で、右腎静脈は十二指腸の後方に位置します。
  • 科目:解剖学(その他)
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第36回午後:第25問

排尿機構で誤っているのはどれか。  

1: 排尿中枢は第2~4仙髄にある。

2: 骨盤神経は体性神経から成る。

3: 外括約筋は陰部神経支配である。

4: 排尿時の膀胱内圧は100~150 cmH2Oである。

5: 骨盤底筋群は括約筋の働きをする。