第53回午前第34問の類似問題

第43回午後:第64問

多発性硬化症に特徴的な痛みはどれか。2つ選べ。  

1: テタニー様痙攣に伴って生じる四肢の放散痛

2: 頭部前屈に伴って生じる背部下方への電撃痛

3: 食後に生じる胸背部鈍痛

4: 上肢と手指の発赤を伴った疼痛

5: 歩行を困難にするしびれを伴う下肢の疼痛

第46回午後:第4問

多発性硬化症患者の頭部MRIを別に示す。矢印で示す病変部位と症状との組合せで正しいのはどれか。 

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1: ① — 左運動失調

2: ② — Lhermitte徴候

3: ③ — 右聴覚障害

4: ④ — 視野障害

5: ⑤ — 運動性失語

第57回午後:第89問

痛みとして灼熱感を生じるのはどれか。  

1: Lhermitte徴候

2: Morleyテスト

3: 緊張型頭痛

4: Tinel徴候

5: 視床痛

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、痛みとして灼熱感を生じる症状や徴候を選択肢の中から探すことが求められています。正解は視床痛で、脳卒中患者で見られる灼熱感様な疼痛が特徴です。
  • Lhermitte徴候は、多発性硬化症で見られる症状で、頸部前屈により脊椎に沿って下方に放散する電撃痛が生じます。灼熱感とは異なるため、この選択肢は正しくありません。
  • Morleyテストは、胸郭出口症候群の検査で、鎖骨上窩で腕神経叢を圧迫することで陽性時に圧痛や前胸部への放散痛が生じます。この選択肢も灼熱感とは関係がないため、正しくありません。
  • 緊張型頭痛は、女性に多く見られる症状で、頭部全体に頭をベルトで締め付けられるような疼痛が生じます。この選択肢も灼熱感とは異なる症状であるため、正しくありません。
  • Tinel徴候は、末梢神経の損傷部位をたたいたときに、神経の支配領域にチクチク感や蟻走感が生じることを指します。手根管症候群にも同様な症状が出ることからTinel様徴候とも呼ばれます。しかし、これも灼熱感とは異なるため、正しくありません。
  • 視床痛は、脳卒中患者で見られる症状で、灼熱感様な疼痛が特徴です。この選択肢が正解であり、痛みとして灼熱感を生じる症状を表しています。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午後:第44問

症候とその説明の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: Uhthoff徴候 ── 体温の低下で神経症状が悪化する。

2: Lasègue徴候 ── 腰椎椎間板ヘルニアで陽性になる。

3: Lhermitte徴候 ── 頸部の前屈により背部中央に痛みが走る。

4: 内側縦束症候群 ── 後頭葉の障害で起こる。

5: Brown-Séquard症候群 ── 脊髄の両側横断性障害で起こる。

第34回午後:第81問

多発性硬化症の初発症状で多いのはどれか。2つ選べ。 ア.腱反射低下イ.視力低下ウ.しびれ感エ.膀胱障害オ.言語障害  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第57回午後:第23問

Gowers徴候を生じやすい疾患はどれか。  

1: 関節リウマチ

2: Parkinson病

3: 引き抜き損傷

4: 中心性頸髄損傷

5: Duchenne型筋ジストロフィー

第42回午後:第81問

髄膜刺激症候で誤っているのはどれか。  

1: 項部硬直

2: バレー徴候

3: ブルジンスキー徴候

4: 頭痛

5: ケルニッヒ徴候

第44回午前:第65問

多発性硬化症患者の理学療法で適切なのはどれか。  

1: 球後視神経炎では眼帯をして運動療法を行う。

2: 有痛性強直性痙攣に対して超音波療法を行う。

3: Lhermitte徴候に対して神経筋促通手技を行う。

4: Uhthoff現象が出現しないような運動負荷を行う。

5: ステロイドパルス療法では直後から筋力増強運動を行う。

第43回午前:第67問

多発性硬化症の症状で頻度が低いのはどれか。  

1: 視力障害

2: 深部感覚障害

3: 多幸症

4: 失語症

5: 神経因性膀胱

第50回午前:第24問

脊髄小脳変性症に比べて多発性硬化症に特徴的なのはどれか。  

1: 痙縮

2: 運動失調

3: 嚥下障害

4: 構音障害

5: 有痛性けいれん

第47回午前:第89問

脊髄小脳変性症にみられにくく、多発性硬化症に特徴的なのはどれか。  

1: 痙縮

2: 運動失調

3: 嚥下障害

4: 構音障害

5: 有痛性痙攣

第42回午前:第58問

脳卒中片麻痺患者が反張膝を示す原因として誤っているのはどれか。  

1: 下腿三頭筋の重度痙性

2: 大腿四頭筋の重度痙性

3: 大腿四頭筋の筋力低下

4: ハムストリングスの短縮

5: 下肢の重度深部感覚障害

第37回午前:第53問

多発性硬化症でみられないのはどれか。   

1: 症状の寛解と増悪

2: 易疲労性

3: レルミット徴候

4: 視神経炎

5: 感覚神経伝導速度の低下

第47回午前:第86問

尺骨神経麻痺でみられるのはどれか。  

1: Kernig徴候

2: Lasègue徴候

3: Froment徴候

4: Lhermitte徴候

5: McMurray徴候

第39回午後:第94問

疾患と病理変化との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 多発性硬化症-中枢神経の脱髄

2: ハンチントン舞踏病-線条体の変性

3: アルツハイマー病-大脳皮質の変性

4: パーキンソン病-大脳白質の変性

5: 筋萎縮性側索硬化症-脊髄前角細胞の脱落