第35回午後第75問の類似問題

第54回午前:第90問

Parkinson病でみられないのはどれか。  

1: 便秘

2: 運動失調

3: 動作緩慢

4: 静止時振戦

5: レム睡眠行動障害

  • 答え:2
  • 解説:Parkinson病は、自律神経障害や運動障害、睡眠障害など様々な症状が見られる疾患です。運動失調はParkinson病では一般的には見られない症状で、オリーブ橋小脳萎縮症など他の疾患が疑われます。
  • 便秘はParkinson病で見られる自律神経障害の一つです。脂漏性顔貌、起立性低血圧、神経因性膀胱なども自律神経障害の症状として見られます。
  • 運動失調はParkinson病では一般的には見られない症状です。運動失調が見られる場合、オリーブ橋小脳萎縮症など他の疾患が疑われます。
  • 動作緩慢はParkinson病の典型的な症状で、無動や動作が遅くなる様子が見られます。
  • 静止時振戦はParkinson病の特徴的な症状で、5 Hz前後の振戦が見られます。
  • レム睡眠行動障害は、夢内容の行動化が見られる症状で、寝言や上下肢の動き、攻撃的・暴力的な行動などが生じます。原因不明の特発性と、他疾患を背景とする症候性に大別されますが、症候性の原因としては、Parkinson病やLewy小体型認知症などが多い。
  • 科目:神経・筋系の障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午後:第71問

患者に自由に話をしてもらったが、文章間のつながりに乏しく話がまとまらない。この症状はどれか。  

1: 思考制止

2: 思考吹入

3: 思考途絶

4: 思考奪取

5: 連合弛緩

第40回午前:第86問

全般性不安障害患者の作業場面で観察されないのはどれか。  

1: 集中困難

2: 観念奔逸

3: めまい

4: 振戦

5: 口渇

第36回午前:第99問

神経症性障害の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 注意転導

2: 過換気症候群

3: 解離症状

4: 演技的行動

5: 強迫行為

第54回午後:第96問

統合失調症の患者が「不気味な何かが起こりそうだ」と不安緊迫感を訴えた。この症状はどれか。  

1: 考想伝播

2: 作為体験

3: 妄想気分

4: 妄想知覚

5: 連合弛緩

  • 答え:3
  • 解説:統合失調症の患者が「不気味な何かが起こりそうだ」と不安緊迫感を訴える症状は、妄想気分です。妄想気分は思考内容の障害で、「何か自分の周りでただごとではないことが起きる感じがする」などの思い込みが生じます。
  • 考想伝播は、自分の考えが他人に伝わると感じるもので、作為思考の一つです。この症状では、患者は自分の考えが他人に知られていると感じますが、不安緊迫感を訴える症状ではありません。
  • 作為体験は、自我意識の能動性が障害され、自分の思考・感情・行動が他人や外部の作用により支配されていると認識する症状です。患者は自分の行動が他者によって操作されていると感じますが、不安緊迫感を訴える症状ではありません。
  • 妄想気分は思考内容の障害で、「何か自分の周りでただごとではないことが起きる感じがする」などの思い込みが生じます。この症状は、統合失調症の患者が「不気味な何かが起こりそうだ」と不安緊迫感を訴える症状で正しい選択肢です。
  • 妄想知覚は、正常な知覚がある場合に、それに対して突然了解不可能な特別な意味付けがなされ、それが強く確信されるものです。この症状では、患者は特定の知覚に対して異常な意味を見出しますが、不安緊迫感を訴える症状ではありません。
  • 連合弛緩は、患者の話はだいたいわかるがまとまりがない状態で、思考を構成する概念の間に関連性が乏しい症状です。この症状では、患者の話が支離滅裂になりますが、不安緊迫感を訴える症状ではありません。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第48回午後:第39問

認知行動療法において重視されるのはどれか。  

1: 無意識の葛藤

2: 全身の弛緩状態

3: あるがままの生活態度

4: 幼少期の養育者との関係

5: 認知が感情に与える影響

第47回午前:第97問

統合失調症で現れにくいのはどれか。  

1: 幻声

2: 思考奪取

3: 被影響体験

4: 解体した会話

5: 夜間の意識変容

第50回午後:第40問

うつ状態の患者の作業療法中にみられる訴えはどれか。  

1: 「考えが次々に浮かんできます」

2: 「考えが声になって聴こえます」

3: 「考えが他人に知られます」

4: 「考えが全く浮かびません」

5: 「考えが急に止められます」

第50回午前:第49問

作業療法中にみられるてんかん患者の発作症状でないのはどれか。  

1: 虚空を注視する。

2: 強い執着性を示す。

3: 眼球が共同偏向する。

4: 突然に会話を停止する。

5: 急に立ち上がって歩きまわる。

第50回午後:第45問

うつ病に特徴的な考え方でないのはどれか。  

1: 何でも自分のせいにする。

2: 白か黒かはっきりさせたがる。

3: 物事の悪い側面に注目してしまう。

4: 予測を悪い方に増長させてしまう。

5: 他人の言動の意図を悪い方にとらえる。

第44回午後:第98問

うつ病に特徴的な症状はどれか。2つ選べ。  

1: 感情鈍麻

2: 激越症状

3: 早朝覚醒

4: 滞続言語

5: 滅裂思考

第45回午前:第45問

うつ病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 積極性を促す。

2: 集団参加を促す。

3: 早期の退職を勧める。

4: 自殺の話題は扱わない。

5: 認知の特徴を把握する。

第46回午前:第80問

不安を伴う事柄を思い出さないようになることはどれか。  

1: 昇華

2: 投射

3: 抑圧

4: 合理化

5: 知性化

第53回午前:第42問

作業療法中に「脳が溶けて流れ出す」と辛そうに訴える患者の症状として考えられるのはどれか。  

1: 作為体験

2: 被害妄想

3: 思考奪取

4: 体感幻覚

5: 連合弛緩

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、「脳が溶けて流れ出す」という非現実的な自覚症状がどのような症状に該当するかを問うています。正解は体感幻覚で、温度、痛み、運動、平衡などの体感における幻覚を指します。
  • 作為体験は、自我意識の能動性が障害され、自分の思考・感情・行動が他人や外部の作用により支配されていると認識する症状です。この症状では、非現実的な自覚症状は起こりません。
  • 被害妄想は、関係妄想のうち、他人から危害を加えられる、苦しめられる、など被害感の強いものです。この症状では、非現実的な自覚症状は起こりません。
  • 思考奪取は、自分の考えを抜き取られるという主観的体験を特徴とした自我障害の一つで、「させられ思考」ともいわれます。この症状では、非現実的な自覚症状は起こりません。
  • 体感幻覚は、温度、痛み、運動、平衡などの体感における幻覚で、「腸が体の中で引っ張られる」「脳が腐って動いている」などの感覚があります。この症状が「脳が溶けて流れ出す」という非現実的な自覚症状に該当します。
  • 連合弛緩は、患者の話はだいたいわかるがまとまりがない状態で、思考を構成する概念の間に関連性が乏しい症状です。この症状では、非現実的な自覚症状は起こりません。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第88問

躁状態の患者への作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 多弁多動

2: 誇大妄想

3: 注意散漫

4: 被害妄想

5: 易刺激性

第42回午前:第81問

シンナー乱用でみられないのはどれか。  

1: 小脳失調

2: 知覚異常

3: 幻覚妄想

4: 精神依存

5: 身体依存

第34回午後:第76問

うつ病患者の訴えはどれか。2つ選べ。 ア.考えが他人に知られてしまう。イ.生き生きとした感情がわかない。ウ.周囲の人に迷惑をかけている。エ.考えを他人に抜き取られる。オ.周囲の人が自分を見張っている。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第37回午前:第79問

急性期を脱した精神分裂病(統合失調症)患者にみられにくい症状はどれか。  

1: 早朝覚醒

2: 自信喪失

3: 抑うつ気分

4: 希死念慮

5: 集中力減退

第42回午前:第85問

作業療法の場面でうつ状態と躁状態に共通してみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 逸脱行為

2: 焦燥感の訴え

3: 自己評価の低下

4: 他者への干渉

5: 集中困難

第48回午前:第79問

葛藤が麻痺や失声などの神経症状となって現れるのはどれか。  

1: 解 離

2: 昇 華

3: 心 気

4: 転 換

5: 抑 圧