第51回午後第72問の類似問題

第48回午後:第41問

健常成人が開脚立位の姿勢から、素早く右足を一歩前へ踏み出そうとしている。右足が離床するまでの足圧中心点の動きに関する説明で正しいのはどれか。  

1: 右に変位したのちに大きく左へ変位する。

2: 最初に左へ大きく変位して右へ少し戻る。

3: 徐々に左へ変位する。

4: 急速に左へ変位する。

5: 正中を保持している。

第47回午後:第70問

股関節について正しいのはどれか。  

1: 関節窩には骨頭の1/3が入る。

2: 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。

3: 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。

4: 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。

5: 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。

第34回午後:第48問

小児歩行の特徴で誤っているのはどれか。  

1: 前額面に比べて矢状面では安定している。

2: 上肢は肘屈曲位である。

3: 足底全体で接地する。

4: 遊脚期に股関節は外転する。

5: 歩隔は大きい。

第56回午前:第72問

関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における胸腰部回旋の基本軸で正しいのはどれか。  

1: 仙骨後面

2: 肩峰を通る床への垂直線

3: 両側の上後腸骨棘を結ぶ線

4: ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線

5: 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線

  • 答え:3
  • 解説:関節可動域測定法における胸腰部回旋の基本軸は、両側の上後腸骨棘を結ぶ線である。
  • 仙骨後面は、胸腰部屈曲・伸展の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 肩峰を通る床への垂直線は、肩関節屈曲・伸展、外転・内転の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 両側の上後腸骨棘を結ぶ線は、胸腰部回旋の基本軸であり、正しい選択肢である。
  • ヤコビー〈Jacoby〉線の中心に立てた垂直線は、胸腰部側屈の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 第7頸椎棘突起と第1仙椎の棘突起を結ぶ線は、頸部側屈の基本軸であり、胸腰部回旋の基本軸ではない。
  • 科目:運動学
  • 重要度:プレミアム特典
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第54回午前:第31問

円背のある高齢者で正しいのはどれか。  

1: 歩行の際に歩隔が狭くなる。

2: 立位時に膝は屈曲位となる。

3: 円背は閉塞性換気障害の原因となる。

4: 円背の治療としてギプス矯正を行う。

5: 立位バランスは、左右より前後の方向がよい。

第50回午前:第74問

正常歩行時の重心移動幅の減少への関与が小さいのはどれか。  

1: 骨盤傾斜

2: 二重膝作用

3: 膝関節の回旋

4: 骨盤の回旋運動

5: 骨盤の側方移動

第52回午前:第33問

標準型車椅子座位姿勢で起きる座圧変化で正しいのはどれか。  

1: 仙骨座り〈骨盤後傾〉では尾骨部に高い圧がかかる。

2: 骨盤左回旋姿勢では右大転子に高い圧がかかる。

3: 体幹右側屈姿勢では左坐骨に高い圧がかかる。

4: 円背姿勢では下部腰椎部に高い圧がかかる。

5: 骨盤前傾姿勢では仙骨部に高い圧がかかる。

第36回午前:第5問

図は右片麻痺患者の椅子からの立ち上がりを介助しているところである。正しいのはどれか。 

36_0_5

1: 患側の足はできるだけ健側の足に近い位置に置かせる方が安定した動作ができる。

2: 介助者は、患者の膝の前面よりも膝の外側に自分の膝をあてるべきである。

3: 座位で体重を前方に移していく段階では、頸を屈曲位にするよう指導するとよい。

4: 腰ベルトよりも患者の両腋下で体幹に手をかけて引き起こす方が介助が容易にできる。

5: 健側の手で介助者の肩につかまらせ、この腕の力を主に使って立ち上がるようにさせるとよい。

第45回午後:第15問

図の姿勢をとるようになる時期までに起こる正常発達で正しいのはどれか。 

45_1_15

1: Landau反射は消失している。

2: 足底把握反射は消失している。

3: 頸椎の生理的前弯が生じている。

4: 座位での傾斜反応が出現している。

5: 自分で起き上がって座れるようになる。

第49回午前:第74問

正常歩行時の矢状面における重心移動について正しいのはどれか。  

1: 歩行速度が増すと重心軌道の高低差は小さくなる。

2: 1歩行周期において重心軌道は一峰性を示す。

3: 重心の移動速度は立脚中期で最も速くなる。

4: 重心が最も高くなるのは荷重反応期である。

5: 重心が最も低くなるのは踵接地期である。

第44回午前:第9問

上肢90°挙上位での椅子座位姿勢における各分節の重量と重心位置とを矢状面スティックピクチャーで示す。身体全体の重心線はどれか。なお、図中の●は各分節の重心点を示す。 

44_0_9

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第35回午後:第47問

正常歩行について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.踵接地時の膝関節は15゚程度屈曲位である。イ.立脚中期に膝関節は完全伸展位となる。ウ.重心の上下移動は4~5 cmである。エ.骨盤の傾斜は左右5゚程度である。オ.遊脚相の膝関節屈曲は最大135゚に達する。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第40回午後:第46問

骨盤の前傾で誤っているのはどれか。  

1: 円背で減少する。

2: 肥満で増加する。

3: 腰椎の後弯で減少する。

4: 腸腰筋の短縮で増加する。

5: 長座位で増加する。

第43回午前:第29問

12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子(別冊No. 10)を別に示す。本児の動作を正常と比較した場合の特徴で正しいのはどれか。 

43_0_29

1: 支持基底面が狭い。

2: 重心の側方移動が小さい。

3: 重心の位置が低い。

4: 上肢の筋緊張が低い。

5: 体幹の軸回旋が大きい。

第47回午後:第73問

体幹を前傾して静止した人体の模式図を示す。図中の数値は、人体の各部位の重量と、各部位の重心を鉛直に投影した点と基準点との距離である。人体全体の重心を投影した点と基準点との距離はどれか。 

47_1_73

1: 0.4 m

2: 0.5 m

3: 0.6 m

4: 0.7 m

5: 0.8 m

第50回午前:第33問

上腕骨骨折について正しいのはどれか。  

1: 顆上骨折は高齢者に多い。

2: 近位部骨折は小児に多い。

3: 近位部骨折では外転位固定を行う。

4: 骨幹部骨折では骨壊死が起こりやすい。

5: 骨幹部骨折では橈骨神経麻痺が起こりやすい。

第47回午後:第71問

足部の関節について正しいのはどれか。  

1: 中足間関節は縦アーチを形成する。

2: 横足根関節は横アーチを形成する。

3: 足根中足関節では回内外が起こる。

4: 距骨下関節では内がえしが起こる。

5: 距腿関節は背屈位で関節の遊びが大きくなる。

第53回午前:第32問

後方アプローチによる人工股関節置換術後の動作で正しいのはどれか。  

1: 低めのソファーに座る。

2: 健側を下にして横になる。

3: 床の物を拾うときは患側を後方に引く。

4: 階段を降りるときは健側から先に下ろす。

5: ベッドに這い上がるときは患側の膝を先につく。

  • 答え:3
  • 解説:後方アプローチによる人工股関節置換術後の動作では、脱臼を避けるために術側股関節の過度な屈曲・内転・内旋を避けるように指導することが重要です。
  • 低めのソファーに座ると、術側の股関節の屈曲角度が増大し、脱臼のリスクが高まるため、正しくありません。
  • 健側を下にして横になると、術側の股関節が内転・内旋し、脱臼のリスクが高まるため、正しくありません。
  • 床の物を拾うときは術側を後方に引くことで、前方に出すよりも股関節屈曲角度を減免でき、脱臼のリスクを低減できるため、正しいです。
  • 階段を降りるときは健側から先に下ろすと、患側の股関節が屈曲位で体重を支えるため、脱臼の危険性が高まる。正しい方法は、術側から先に降ろすことで衝撃を調整しやすくなります。
  • ベッドに這い上がるときは患側の膝を先につくと、術側の膝への負担が増大し、脱臼のリスクが高まるため、正しくありません。正しい方法は、健側の膝を先につくことで、術側の膝への負担を減免できます。
  • 科目:整形外科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第41回午前:第69問

対称性緊張性頸反射で正しいのはどれか。  

1: 頸部の伸展で股関節と膝関節が屈曲する。

2: 統合する中枢は大脳にある。

3: 立直り反応の一つである。

4: 生後4か月で出現する。

5: 生後10か月で消失する。

第49回午後:第9問

健常児。最近、腹臥位にて図に示す姿勢をとるようになった。この月齢で残存している可能性が最も高い反射はどれか。 

49_1_9

1: Moro反射

2: Galant反射

3: 交叉伸展反射

4: 足底把握反射

5: 非対称性緊張性頸反射