第49回午後第84問の類似問題

第52回午前:第46問

三次予防に含まれるのはどれか。  

1: 早期発見

2: 早期治療

3: 予防接種

4: 健康増進

5: リハビリテーション

第53回午後:第22問

疾患の予防対策で正しいのはどれか。  

1: 健康診断は一次予防である。

2: ワクチン接種は一次予防である。

3: 禁煙は二次予防である。

4: 合併症の予防は二次予防である。

5: 糖尿病の運動療法は三次予防である。

第56回午前:第23問

介護予防とその説明の組合せで正しいのはどれか。  

1: 一次予防 ── 活動性を維持させる。

2: 二次予防 ── 身体機能を改善させる。

3: 二次予防 ── 要介護状態を改善させる。

4: 三次予防 ── 生活習慣を改善させる。

5: 三次予防 ── 要介護状態になるのを遅らせる。

第54回午後:第38問

三次予防はどれか。  

1: 3歳児健康診査

2: 健常高齢者の運動指導

3: 高血圧患者の降圧剤投与

4: 慢性腎不全患者の食事指導

5: 片麻痺患者の機能的作業療法

  • 答え:5
  • 解説:予防は一次予防、二次予防、三次予防に分類されます。一次予防は病気や障害の発生を防ぐこと、二次予防は病気や障害の進行を防ぐこと、三次予防は病気や障害による機能低下を最小限に抑えることを目的としています。
  • 3歳児健康診査は、疾病や障害の早期発見と治療を目的としており、二次予防に該当します。
  • 健常高齢者の運動指導は、病気や障害の発生を防ぐことを目的としており、一次予防に該当します。
  • 高血圧患者の降圧剤投与は、病気の進行を防ぐことを目的としており、二次予防に該当します。
  • 慢性腎不全患者の食事指導は、病気の進行を防ぐことを目的としており、二次予防に該当します。
  • 片麻痺患者の機能的作業療法は、病気や障害による機能低下を最小限に抑えることを目的としており、三次予防に該当します。正解は選択肢5です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午後:第38問

介護予防について正しいのはどれか。  

1: 運動器の機能向上を主目的とする。

2: 社会参加意欲の高い人は対象としない。

3: 一次予防から三次予防を別々に展開する。

4: 要介護状態の重度化の防止は三次予防である。

5: 一次予防事業の対象者は、要支援・要介護状態となる可能性の高い人である。

  • 答え:4
  • 解説:介護予防は、高齢者の心身機能の改善や環境調整を通じて、生活機能や社会参加の向上を目指し、QOLの向上を目指すものである。一次予防から三次予防まで、切れ目なく総合的に予防策が行われている。
  • 運動器の機能向上は介護予防の一部であるが、主目的ではない。主目的は生活機能や社会参加の向上を通じてQOLの向上を目指すことである。
  • 間違い。社会参加意欲の高い人も介護予防の対象であり、彼らが社会的役割を果たすことで介護予防につながる。
  • 間違い。介護予防・日常生活支援総合事業の導入により、一次予防から三次予防まで切れ目なく総合的に展開されている。
  • 正しい。三次予防は要支援・要介護状態にある高齢者を対象に、要介護状態の改善や重度化を予防するものである。リハビリテーションも含まれる。
  • 間違い。一次予防の対象者は活動的な状態にある高齢者であり、要支援・要介護状態となる可能性の高い人には二次予防として早期発見・早期対応がなされる。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第56回午前:第23問

一次予防はどれか。  

1: 高血圧症患者の運動療法

2: 脳出血患者の合併症予防

3: 脳梗塞患者の再発予防教育

4: メタボリックシンドロームの予防教育

5: 糖尿病性足病変患者の筋力トレーニング

第53回午前:第49問

介護予防における二次予防事業について正しいのはどれか。  

1: 介護予防に関するボランティアを養成する。

2: 基本チェックリストによって対象者を決定する。

3: 要支援認定者を対象に運動機能向上教室を開催する。

4: 居宅を訪問し要介護度改善のための理学療法を行う。

5: 介護予防に関するパンフレットによる啓発活動を行う。

第57回午後:第37問

健康維持・増進の活動について正しいのはどれか。  

1: 肺がん予防のための禁煙指導は特異的2次予防である。

2: 保健指導では生活習慣病の改善のために行動変容を促す。

3: 健康日本21(第二次)では心の健康の目標値が設定されていない。

4: ポピュレーションアプローチでは個人への働きかけに重点が置かれる。

5: ヘルスプロモーションとは誰でも病院に受診することができる過程のことである。

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、健康維持・増進の活動に関する正しい選択肢を選ぶことが求められています。正しい選択肢は2で、保健指導では生活習慣病の改善のために行動変容を促すことが目的です。
  • 選択肢1は間違いです。肺がん予防のための禁煙指導は一次予防に分類されます。一次予防は病気や障害の発生を防ぐための活動で、禁煙指導は肺がんのリスクを減らすことを目的としています。
  • 選択肢2は正しいです。保健指導では、生活習慣病の改善のために行動変容を促すことが目的です。具体的には、「健康でいたい理由」「したいこと」「続けたいこと」を明確にし、食生活や運動などの行動目標を設定して、生活習慣改善を促します。
  • 選択肢3は間違いです。健康日本21(第二次)では、心の健康の目標値が設定されています。具体的には、気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少(9.4%)、メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合(100%)が定められています。
  • 選択肢4は間違いです。ポピュレーションアプローチでは、個人への働きかけよりも集団への働きかけに重点が置かれます。これは、集団全体の健康リスクを低減することで、個々人の健康状態も改善されるという考え方に基づいています。
  • 選択肢5は間違いです。ヘルスプロモーションは、誰でも病院に受診することができる過程ではなく、人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善ができるようにするプロセスを指します。これには、健康教育や環境改善などの活動が含まれます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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