第48回午後第47問の類似問題

第39回午前:第81問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: インセンティブ・スパイロメトリー

2: ハッフィング

3: 口すぼめ呼吸

4: 呼吸補助筋強化

5: 体位排痰法

第53回午後:第45問

Duchenne型筋ジストロフィーのステージ5(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)に対する理学療法で優先度が高いのはどれか。  

1: 座位保持練習

2: 体幹装具の使用

3: 徒手での咳嗽介助

4: 下肢の漸増抵抗運動

5: 椅子からの立ち上がり練習

第36回午前:第21問

50歳の女性。球麻痺症状で発症した筋萎縮性側索硬化症。発症後1年経過。自営業世帯の主婦で、病前は家業の経理を行っていた。現在、筋力は上肢近位筋群3(Fair)、上肢遠位筋群2(Poor)、下肢筋群4(Good)である。最近、肺炎を2回起こしている。この患者への対応で緊急度が低いのはどれか。  

1: コミュニケーションエイドの検討

2: 呼吸体操の指導

3: 飲み込みやすい食品の紹介

4: 不安や恐れへの相談

5: 移乗介助用リフターの導入

第45回午前:第13問

60歳の男性。50歳で筋萎縮性側索硬化症を発症し、自宅療養中である。舌を含めた全身に筋萎縮があり、上肢筋の萎縮は高度である。Danielsらの徒手筋力テストで肘・股・膝関節周囲筋3〜4、他は頸部・体幹を含め2。起き上がり動作と歩行とに介助を必要としている。自宅内での適切な移動方法はどれか。  

1: 四つ這い移動

2: 標準型車椅子での移動

3: 肘をついてのいざり移動

4: ピックアップ歩行器歩行

5: 杖と装具とを使用した歩行

第41回午前:第52問

筋萎縮性側索硬化症患者の食事で適切でないのはどれか。  

1: 汁物にはとろみをつける。

2: 煮魚の骨はあらかじめ外しておく。

3: 皿にフードガードを付けてすくいやすくする。

4: 歓談は避けて食事に集中させる。

5: 頭頸部伸展位にして嚥下しやすくする。

第45回午後:第35問

筋萎縮性側索硬化症で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 1. うつ症状はまれである。

2: 2. 眼球運動が障害されやすい。

3: 3. 食時動作にBFOが用いられる。

4: 4. 漸増抵抗訓練によって筋力を維持する。

5: 5. 食塊の咽頭への送り込みが障害されやすい。

第52回午前:第64問

健常者の安静時呼吸について正しいのはどれか。  

1: 呼吸数は25 /分程度である。

2: 呼気時の気道内圧は陽圧である。

3: 呼気時の胸腔内圧は陽圧である。

4: 呼気時に外肋間筋の収縮がみられる。

5: 呼気時に胸鎖乳突筋の収縮がみられる。

第34回午前:第53問

デュシェンヌ型筋ジストロフィーステージ7(厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類による)の理学療法で誤っているのはどれか。2つ選べ。 ア.漸増抵抗運動イ.関節可動域訓練ウ.呼吸訓練エ.座位保持装置による側弯予防オ.装具を用いた歩行訓練  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第51回午後:第18問

50歳の男性。閉塞性動脈硬化症。300 m程度の歩行ごとに下肢の痛みのために5~6分の休息をとる。座位や立位時に痛むことはない。理学療法で適切なのはどれか。  

1: 寒冷療法

2: 極超短波療法

3: トレッドミル歩行練習

4: PNFによる最大抵抗運動

5: 弾性ストッキングによる圧迫療法

第36回午前:第66問

慢性閉塞性肺疾患の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 症状の悪化防止に禁煙が有効である。

2: 下肢より上肢の運動の方が運動耐容能を高めやすい。

3: 嫌気性代謝閾値(AT)レベルでの運動を行なう。

4: 呼気時の気道虚脱の防止に口すぼめ呼吸を指導する。

5: 息切れが強いときの安楽姿勢を指導する。

第49回午後:第42問

慢性閉塞性肺疾患における包括的呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 運動耐容能の改善を図ることができる。

2: 吸気時に動作を行うように指導する。

3: 上肢筋力トレーニングは行わない。

4: 健康関連QOLに影響を与えない。

5: 栄養指導は含まない。

第39回午前:第25問

14歳の男子。デュシェンヌ型筋ジストロフィーのステージ7(厚生省筋萎縮症研究班機能障害度分類による)。座位保持可能。理学療法として適切でないのはどれか。  

1: 座位保持装置の製作

2: 体幹のストレッチング

3: 横隔膜強化の呼吸訓練

4: 四つ這いでの床上移動訓練

5: キーボードを利用した手指機能訓練

第45回午前:第39問

呼吸器疾患の理学療法の目的で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 呼吸数の増加

2: 吸気の緩徐化

3: 腹式呼吸の促通

4: 呼吸補助筋の活用

5: 全身のリラクセーション

第55回午前:第7問

75歳の男性。身長170 cm、体重48 kg、BMI 16.6。約10年前から呼吸困難が出現し自宅近くの医院で加療していた。徐々に呼吸困難感が増悪してきており、50 m程度の連続歩行で呼吸困難感のため休息が必要である。動脈血ガス分析PaO2 65 Torr、PaCO2 48 Torr、肺機能検査%VC 81%、FEV1% 31%であった。患者の胸部エックス線写真を示す。予測されるフローボリューム曲線として最も適切なのはどれか。 

55_0_7

1: ①

2: ②

3: ③

4: ④

5: ⑤

第34回午前:第23問

60歳の男性。パーキンソン病。理学療法で適切でないのはどれか。 

34_0_23

1: 呼吸訓練

2: 伸張訓練

3: バランス訓練

4: 小文字の書字訓練

5: 台からの立ち上がり訓練

第43回午前:第66問

筋萎縮性側索硬化症について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 褥瘡が生じやすい。

2: 嚥下障害が起こる。

3: 筋萎縮は近位に強い。

4: 四肢遠位の感覚障害が強い。

5: 眼球運動は末期まで維持される。

第36回午前:第61問

高齢者の脊椎圧迫骨折の理学療法で適切でないのはどれか。  

1: 急性期は下肢の等尺性訓練を行う。

2: 早期離床を促す。

3: コルセットを作製する。

4: 股関節の伸筋を強化する。

5: 体幹筋は腹筋を中心に強化する。

第47回午後:第45問

球麻痺を伴う筋萎縮性側索硬化症患者とその家族への在宅指導で適切でないのはどれか。  

1: 自己導尿

2: 摂食指導

3: 吸引器の取扱い

4: 電動車椅子操作

5: コミュニケーションエイドの使用法

第44回午前:第61問

立位保持困難な脳卒中片麻痺患者に対する傾斜台を用いた立位保持訓練の目的として適切でないのはどれか。  

1: 尖足の予防

2: 覚醒レベルの向上

3: 立位感覚の維持

4: 下肢の骨粗鬆症予防

5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制

第48回午前:第10問

45歳の女性。2~3年前から上肢の筋力低下の進行と嚥下障害が認められ、筋萎縮性側索硬化症と診断された。現在、上肢の筋力はMMTで肩関節周囲2-、手指筋2、頸部・体幹筋と下肢は3。移動は車椅子介助、車椅子への移乗も軽介助を必要とする。食事はポータブルスプリングバランサーを使用して自立しており、その他のADLは全介助となっている。発声によるコミュニケーションは可能だが、呼吸機能は徐々に低下している。この患者に今後導入が予想されるコミュニケーション機器はどれか。2つ選べ。

48_0_10