第44回午後第92問の類似問題

第55回午後:第40問

精神作用物質使用による精神障害について正しいのはどれか。  

1: 幻覚が必発する。

2: アルコールは耐性を生じない。

3: モルヒネは身体依存を生じる。

4: 医薬品によるものは含まれない。

5: 急激な精神作用物質の摂取で離脱症状が生じる。

  • 答え:3
  • 解説:精神作用物質使用による精神障害は、幻覚を生じるものもあるが必ずしも必発するわけではない。また、アルコールやモルヒネは耐性や依存が生じることがあり、医薬品の依存症も含まれる。急激な摂取ではなく、長期にわたる摂取をやめると離脱症状が現れる。
  • 幻覚が必ずしも必発するわけではない。精神作用物質には幻覚を生じるものもあるが、必ずしもすべての精神作用物質が幻覚を引き起こすわけではない。
  • アルコールは長期の摂取により耐性が形成され、身体依存が生じることがある。このため、選択肢2は誤りである。
  • 正しい選択肢である。モルヒネは多幸感や陶酔感、絶頂感などを生じる。耐性、精神依存、身体依存ともに急速に形成される。
  • 精神作用物質使用による精神障害には、睡眠薬や抗不安薬などの医薬品の依存症も含まれる。このため、選択肢4は誤りである。
  • 急激な精神作用物質の摂取ではなく、長期にわたる摂取をやめると離脱症状が現れる。このため、選択肢5は誤りである。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第80問

精神科作業療法の適応にならないのはどれか。  

1: せん妄状態の患者

2: 攻撃的な患者

3: 好褥的な精神分裂病(統合失調症)患者

4: 希死念慮のある抑うつ状態の患者

5: 不潔恐怖のある患者

第49回午前:第84問

抗Parkinson病薬の長期投与によって生じうる症状として誤っているのはどれか。  

1: 高血圧

2: on–off現象

3: 精神症状の出現

4: wearing–off現象

5: 不随意運動の増強

第54回午前:第26問

トータルペインのうちスピリチュアルペインはどれか。  

1: 体の倦怠感

2: 薬の副作用

3: 家庭内の問題

4: 生きる価値の喪失

5: 日常生活活動の困難さ

  • 答え:4
  • 解説:トータルペインは、身体的苦痛、精神的苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルペインの4つの要素が複雑に絡み合った全人的な苦痛です。スピリチュアルペインは、生きる意味や目的が脅かされることによって経験される苦痛です。
  • 体の倦怠感は、身体的苦痛に属します。これはスピリチュアルペインではありません。
  • 薬の副作用は、身体的苦痛や精神的苦痛に属します。これもスピリチュアルペインではありません。
  • 家庭内の問題は、社会的苦痛に属します。これはスピリチュアルペインとは異なります。
  • 生きる価値の喪失は、スピリチュアルペインに属します。これは人生を支えていた生きる意味や目的が、死や病などの接近によって脅かされて経験する苦痛であり、正しい選択肢です。
  • 日常生活活動の困難さは、身体的苦痛に属します。これはスピリチュアルペインではありません。
  • 科目:その他の身体障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第50回午前:第97問

統合失調症で通院中の女性が壁を凝視したまま動かない。両上肢を挙上させるとそのままの姿勢をとり続けた。考えられるのはどれか。  

1: アカシジア

2: 悪性症候群

3: 急性ジストニア

4: 緊張病症候群

5: 薬剤性パーキンソニズム

第36回午後:第96問

副腎皮質ステロイド薬の副作用で誤っているのはどれか。  

1: 消化性潰瘍

2: 感染症増悪

3: 低血糖症

4: 骨粗鬆症

5: うつ状態

第44回午前:第94問

精神遅滞を合併しないのはどれか。  

1: 核黄疸

2: Down症

3: フェニルケトン尿症

4: Marfan(マルファン)症候群

5: Klinefelter(クラインフェルター)症候群