外側皮質脊髄路について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 後索を通る。
2: 延髄で交叉する。
3: 運動前野からの投射線維を含まない。
4: 脊髄で前角細胞にシナプス結合する。
5: 上肢に対応する線維は下肢に対応する線維よりも外側にある。
頸椎で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 環椎に椎体はない。
2: 軸椎に上関節面はない。
3: 第4頸椎に鈎状突起はない。
4: 第5頸椎の横突孔は椎骨動脈が貫通しない。
5: 第7頸椎の棘突起先端は二分しない。
脊髄について正しいのはどれか。
1: 脊髄には3つの膨大部がある。
2: 下端は第3、4腰椎レベルにある。
3: 後角は運動神経細胞が密集している。
4: 白質は前索と後索の2つの索に区分される。
5: 灰白質は横断面でH形の灰白柱をつくる。
手根管の模式図を示す。解剖で正しいのはどれか。
1: 尺骨神経
2: 尺骨動脈
3: 正中神経
4: 長母指屈筋腱
5: 有頭骨
頸椎で誤っているのはどれか。
1: 環椎と軸椎との間には椎間円板がある。
2: 環椎後頭関節は顆状関節である。
3: 回旋は正中環軸関節での運動が主体となる。
4: 頸椎は生理的に前弯している。
5: 頸部の椎間孔は伸展で狭小化する。
股関節について正しいのはどれか。
1: 関節窩には骨頭の1/3が入る。
2: 臼蓋角は成人の方が小児よりも大きい。
3: 運動範囲は内転の方が外転よりも大きい。
4: 大腿骨頭靱帯は内転時に緊張する。
5: 恥骨筋の収縮は外旋を制限する。
関節の形状で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩甲上腕関節は楕円関節である。
2: 腕尺関節はらせん関節である。
3: 橈骨手根関節は顆状関節である。
4: 手根間関節は鞍関節である。
5: 母指の手根中手関節は球関節である。
末梢神経で誤っているのはどれか。
1: 神経内膜は個々の神経線維を包んでいる。
2: 髄鞘と髄鞘の切れ目をランヴィエ絞輪という。
3: 1個のシュワン細胞が複数の無髄の軸索を包んでいる。
4: シナプスの終末ボタンと樹状突起との間には間隙がある。
5: 1本の軸索は1個のシナプスを形成する。
下肢の筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 中殿筋 — 下殿神経
2: 縫工筋 — 閉鎖神経
3: 膝窩筋 — 脛骨神経
4: 後脛骨筋 — 総腓骨神経
5: 短指屈筋 — 内側足底神経
足根管を通るのはどれか。2つ選べ。
1: 前脛骨筋
2: 後脛骨筋
3: 長腓骨筋
4: 長指屈筋
5: 長指伸筋
肘関節で正しいのはどれか。
1: 腕橈関節は球関節である。
2: 腕尺関節には関節円板がある。
3: 肘角は小児よりも成人で大きい。
4: 腕尺関節は回内・回外運動を行う。
5: 橈骨輪状靱帯は橈骨に付着している。
四肢長の測定法で正しいのはどれか。
1: 上腕長-肩峰突起から上腕骨外側上顆
2: 前腕長-上腕骨内側上顆から尺骨茎状突起
3: 大腿長-上前腸骨棘から大腿骨外側上顆
4: 下腿長-脛骨外側顆から床面
5: 下肢長-大転子から内果
筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 円回内筋 ―――― 尺骨神経
2: 深指屈筋 ―――― 橈骨神経
3: 長掌筋 ――――― 正中神経
4: 長母指伸筋 ――― 後骨間神経
5: 腕橈骨筋 ―――― 前骨間神経
四肢長と測定部位の組合せで正しいのはどれか。
1: 棘果長―――上前腸骨棘の最下端から内果の最下端まで
2: 手長――――橈骨茎状突起の最下端から中指の先端まで
3: 上腕長―――肩峰の最前端から肘頭の最突出点まで
4: 前腕長―――肘頭の最上端から尺骨茎状突起の最下端まで
5: 転子果長――小転子の最上端から外果の外側突出点まで
神経と走行との組合せで正しいのはどれか。
1: 正中神経-Guyon管
2: 尺骨神経-手根管
3: 橈骨神経-肘部管
4: 総腓骨神経-腓骨頭下
5: 大腿神経-足根管
呼吸器の解剖について正しいのはどれか。
1: 細気管支には軟骨がある。
2: 胸膜腔は吸気時に拡大する。
3: 肺の栄養血管は肺動脈である。
4: 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置する。
5: 右主気管支は左主気管支よりも短い。
頸椎で誤っているのはどれか。
1: 頸椎には生理的前弯がある。
2: 環椎横靭帯は軸椎歯突起に対し固定作用をもつ。
3: 椎骨動脈が横突孔に入るのは第6頸椎からである。
4: 第7頸椎棘突起は体表から容易に触知できる。
5: 頸部の脊柱管は頸部伸展で拡大する。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 末梢神経では中枢神経に比べ両側伝導が生じにくい。
2: 末梢神経は伝導速度からA、B、C線維に分類される。
3: ランヴィエ絞輪部には絶縁作用がある。
4: 神経伝導速度は神経線維外径が大きいほど速い。
5: 神経伝導速度は温度が上昇すると遅くなる。
筋と支配神経との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 下双子筋――閉鎖神経
2: 短内転筋――坐骨神経
3: 縫工筋―――大腿神経
4: 前脛骨筋――深腓骨神経
5: 後脛骨筋――総腓骨神経
四肢長と計測部位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 上肢長 − 肩峰から尺骨茎状突起
2: 上腕長 − 肩峰から上腕骨外側上顆
3: 下肢長 − 上前腸骨棘から内果
4: 大腿長 − 大転子から大腿骨内側上顆
5: 下腿長 − 脛骨外側顆から内果