認知症の周辺症状であるBPSD〈behavioral and psychological symptoms of dementia〉はどれか。
1: 失行
2: 失認
3: 妄想
4: 見当識障害
5: 遂行機能障害
認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。
1: 失行 ― 手順に固執する。
2: 失語 ― 聞いてないことを始める。
3: 失認 ― 作業対象を取り違える。
4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。
5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。
Parkinson病に比し脳血管性パーキンソニズムで特徴的な症状はどれか。
1: 無動
2: 固縮
3: 安静時振戦
4: 錐体路障害
5: Myerson徴候
Parkinson病患者の歩行の特徴はどれか。2つ選べ。
1: 立脚側への体幹の側屈
2: 腕振りの消失
3: 体幹の前屈
4: 反張膝
5: 下垂足
病名と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 前頭側頭型認知症 ― 脱抑制
2: 進行性核上性麻痺 ― 取り繕い
3: 皮質基底核変性症 ― 認知の変動
4: Lewy小体型認知症 ― 肢節運動失行
5: Alzheimer型認知症 ― 垂直性眼球運動障害
認知症の症状のうち、周辺症状としてのbehavioral and psychological symptoms of dementia(BPSD)はどれか。
1: 失 認
2: 暴 言
3: 記憶障害
4: 判断力低下
5: 見当識障害
70代の女性。Alzheimer型認知症の診断を受けデイケアを利用しながら自宅で生活を続けている。独歩での移動は可能であるが、屋外では道に迷う。IADLは全介助である。感情のコントロールができなくなり、デイケア施設職員に文句を言ったり介護に抵抗することもある。この患者に特徴的にみられる症状や障害で正しいのはどれか。
1: 幻 視
2: 人格変化
3: 意識混濁
4: 不全片麻痺
5: 視空間認知の障害
うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか。2つ選べ。
1: 多幸的である。
2: 社交的に振る舞う。
3: 物忘れがみられる。
4: 精神運動抑制がみられる。
5: 能力低下に無関心である。
解離性障害の症状で適切でないのはどれか。
1: 健忘
2: 遁走
3: 妄想気分
4: 失見当識
5: 多重人格
解離症状でないのはどれか。
1: 健忘
2: 昏睡
3: 遁走
4: 離人症状
5: 多重人格
統合失調症に特徴的な訴えはどれか。2つ選べ。
1: 「考えが伝わっている」
2: 「考えが抜き取られる」
3: 「考えがまとまらない」
4: 「考えが先に進まない」
5: 「考えがよどみなく浮かぶ」
アルツハイマー型認知症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。
1: 語間代によるコミュニケーションの低下
2: まだら認知症による作業能力の低下
3: 記銘力低下による作業手順の混乱
4: 失見当識による作業時間の間違い
5: 人格変化による孤立化
疾患と病理変化の組合せで誤っているのはどれか。
1: Parkinson病 - 大脳白質の変性
2: 多発性硬化症 - 中枢神経の脱髄
3: Huntington病 - 線条体の変性
4: Alzheimer型認知症 - 大脳皮質の変性
5: 筋萎縮性側索硬化症 - 脊髄前角細胞の脱落
脳卒中と比較して外傷性脳損傷に特徴的でない症状はどれか。
1: 遷延性意識障害
2: 通過症候群
3: 注意障害
4: 失語
5: 健忘
脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやすい症状はどれか。
1: 感覚障害
2: 運動麻痺
3: ジストニア
4: 動作時振戦
5: パーキンソニズム
失語症の型と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: Wernicke失語 ── 聴覚理解が保たれる。
2: 超皮質性失語 ── 復唱が障害される。
3: Broca失語 ── 自発言語が障害される。
4: 伝導失語 ── 復唱が保たれる。
5: 健忘失語 ── 聴覚理解が障害される。