第42回午後第92問の類似問題

第37回午前:第82問

アルコール依存症に対する作業療法評価で適切でないのはどれか。  

1: 身体機能

2: 巣症状

3: ストレス耐性

4: 対人行動パターン

5: 作業遂行能力

第52回午後:第49問

急性の幻覚妄想状態が軽減してから1週間が経過した統合失調症患者に対して行う高校復学を目標とした外来作業療法導入時の目的として適切なのはどれか。  

1: 余暇活動の促進

2: 社会参加の促進

3: 生活リズムの獲得

4: 対人スキルの向上

5: デイケアへの移行練習

第44回午前:第42問

小脳性失調の評価と症候との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 書 字 − 小字症

2: 構 音 − 断綴性発語

3: 指鼻試験 − 測定過小

4: 深部腱反射 − 亢 進

5: Romberg試験 − 陽 性

第54回午後:第40問

「い」で始まる単語をなるべく多く挙げてください、という課題に対して統合失調症患者が「考えられない」、「言葉が出てこない」と訴えた。この状況から考えられる患者の障害で正しいのはどれか。  

1: 運動機能障害

2: 注意機能障害

3: 言語性記憶障害

4: 言語流暢性障害

5: ワーキングメモリーの障害

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、「い」で始まる単語をなるべく多く挙げる課題に対して統合失調症患者が「考えられない」、「言葉が出てこない」と訴えた状況を考慮し、正しい障害を選ぶ必要があります。正解は言語流暢性障害で、文字流暢性の課題に対する困難が示されています。
  • 運動機能障害は、身体的な動きや発語が不十分になる障害ですが、「言葉が出てこない」という訴えは運動機能障害だけでは説明できません。
  • 注意機能障害は、課題の途中で集中力が途切れたり、別の課題に移行してしまう障害です。この症状だけでは、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えを説明できません。
  • 言語性記憶障害は、語想起が困難になる障害ですが、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えは言語性記憶障害だけでは説明できません。言語性記憶障害は前向性健忘で見られやすい症状です。
  • 言語流暢性障害は、文字流暢性や意味流暢性の課題に対する困難がある障害です。この患者は、「い」で始まる単語を挙げる課題に対して困難を感じており、文字流暢性の障害があると考えられます。この選択肢が正しいです。
  • ワーキングメモリーの障害は、複雑な課題を遂行する際に物事を心的過程にとどめておく能力が低下する障害です。ワーキングメモリーが障害された場合、課題の実施中に既出の単語を再度挙げてしまうなどの症状が見られますが、「考えられない」、「言葉が出てこない」という訴えを説明するには不十分です。
  • 科目:高次脳機能障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第44回午前:第77問

正しい組合せはどれか。2つ選べ。  

1: BPRS − 陰性症状尺度

2: GATB − 精神作業検査

3: WAIS − 知能検査

4: POMS − 気分尺度

5: LASMI − 性格検査

第49回午後:第50問

精神障害者の就労支援についての組合せで正しいのはどれか。  

1: リワーク ― ハローワーク

2: ジョブコーチ ― 地域障害者職業センター

3: 職場適応訓練 ― 保健所

4: トライアル雇用 ― 地域包括支援センター

5: ジョブガイダンス ― 障害者就業・生活支援センター

第44回午前:第94問

精神遅滞を合併しないのはどれか。  

1: 核黄疸

2: Down症

3: フェニルケトン尿症

4: Marfan(マルファン)症候群

5: Klinefelter(クラインフェルター)症候群

第35回午前:第31問

図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。 

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1: 左片麻痺

2: パーキンソン病

3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)

4: 筋ジストロフィー

5: 小脳性失調症

第43回午後:第98問

外傷後ストレス障害(PTSD)の症状で誤っているのはどれか。  

1: 思考途絶

2: 知覚過敏

3: 集中困難

4: 不安焦燥

5: 睡眠障害

第54回午前:第23問

疾患と作業種目の組合せで正しいのはどれか。  

1: 関節リウマチ――――粘土細工

2: 小脳梗塞――――――切り絵

3: 脊髄小脳変性症―――卓球

4: Parkinson病 ――――上方への輪通し

5: 慢性閉塞性肺疾患――デコパージュ

  • 答え:4
  • 解説:この問題では、疾患と作業種目の組み合わせが正しいかどうかを判断する必要があります。正しい組み合わせは、疾患の症状に対して作業種目が適切であり、患者にとって有益であることが求められます。
  • 関節リウマチの患者には粘土細工は望ましくありません。なぜなら、関節リウマチ患者の指関節や手関節に負担がかかるためです。粘土細工は、手指の筋力低下を示す末梢神経損傷や巧緻性が低下した程度の軽度片麻痺などで用いられます。
  • 小脳梗塞の患者には切り絵は適切ではありません。なぜなら、小脳梗塞では企図振戦を生じるため、切り絵などの刃物の使用は危険だからです。切り絵は、カッターの操作が可能なレベルの軽度片麻痺などで用いられます。
  • 脊髄小脳変性症の患者には卓球は適切ではありません。なぜなら、脊髄小脳変性症は失調症状がみられるため、卓球で必要となる俊敏な移動やラケットの操作は困難だからです。卓球は、立位保持が可能なごく軽度のParkinson病などで用いられます。
  • Parkinson病の患者には上方への輪通しが適切です。なぜなら、Parkinson病では固縮や姿勢反射障害がみられるため、上方への輪通しなどの大関節を利用した粗大運動は、棒体操などと同様に、これらの症状に対して有効だからです。
  • 慢性閉塞性肺疾患の患者にはデコパージュは適切ではありません。なぜなら、デコパージュは揮発性油を使用することもあるため、呼吸器疾患患者に対しては望ましくないからです。デコパージュは、手指の巧緻性が低下した末梢神経損傷や軽度片麻痺などで用いられます。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第47回午後:第16問

21歳の女性。統合失調症。大学でグループ課題の実習中に錯乱状態となり入院した。入院後2週からベッドサイドでの作業療法が開始され、入院後7週で症状が落ち着いたため退院することになった。しかし、眠気やだるさ、疲労感があり、一方で復学への焦りが強い。この時期の患者の回復状態はどれか。  

1: 急性期

2: 亜急性期

3: 回復期前期

4: 回復期後期

5: 維持期

第52回午前:第98問

アルコールの離脱症候群はどれか。2つ選べ。  

1: 病的酩酊

2: けいれん発作

3: 複雑酩酊

4: 振戦せん妄

5: Wernicke脳症

第42回午前:第86問

脊髄小脳変性症の症状と対処との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 嚥下障害-とろみ調整食品

2: 起立性低血圧-弾性包帯

3: 脊髄後索障害-視覚代償

4: 四肢失調症-PNF

5: 睡眠時無呼吸症候群-口すぼめ呼吸

第42回午後:第95問

アルコールによる精神障害に関連がないのはどれか。  

1: 幻覚

2: 妄想

3: 解離

4: 健忘

5: せん妄

第39回午前:第37問

22歳の女性。統合失調症(精神分裂病)。17歳時、周囲から悪口を言う声が聞こえ初回入院し、退院後はアルバイトの生活を続けていた。今回、突然2階から飛び降りた。けがは軽症で済んだが、興奮と幻覚妄想が顕著となり、2回目の入院。入院3週目で症状は軽減したが、疲弊状態が前面に出ている。主治医から、再発後の疲れやすさへの対処を目的とした作業療法が指示された。開始後まもなく「退院してアルバイトをしたい」と訴える。作業療法士の働きかけで適切でないのはどれか。  

1: 主治医の判断を確認する。

2: 作業療法の当面の目的を説明する。

3: 退院後の生活の見通しを尋ねる。

4: 作業種目の内容を一緒に考える。

5: 厚生労働省編一般職業適性検査を実施する。

第55回午後:第100問

てんかんに伴う精神症状として適切でないのはどれか。  

1: 粘着性

2: 爆発性

3: 疾病利得

4: 不機嫌状態

5: もうろう状態

  • 答え:3
  • 解説:てんかんに伴う精神症状として適切でないのは疾病利得である。疾病利得は患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 粘着性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、精神活動が遅く、回りくどく、几帳面で些事に固執する傾向があるとされる。
  • 爆発性はてんかん患者にみられる性格特徴の一つであり、易怒的、攻撃的で、短絡的衝動行為に走る傾向がある。
  • 疾病利得はてんかんに伴う精神症状として適切でない。これは患者が無意識的に疾病から引き出すあらゆる満足を指し、治療に対する抵抗となることが多い。解離性障害でみられることがある。
  • 不機嫌状態はてんかん患者において、発作前や発作間欠時に、不機嫌状態や易刺激性がみられやすい。
  • もうろう状態はてんかんにおける複雑部分発作の一つで、突然もうろう状態となって駆け出す疾走発作がみられることがある。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第42回午後:第100問

自閉症で正しいのはどれか。  

1: 乳児期の虐待(ネグレクト)が原因となる。

2: 20%に精神遅滞の合併がある。

3: 言語の意味理解が障害される。

4: 家庭ではほぼ問題なく会話できる。

5: 特定のものに対するこだわりがある。

第38回午前:第49問

小脳性失調の評価と症候との組合せで正しいのはどれか。  

1: 指鼻試験-正常

2: 書 字-小字症

3: 深部腱反射-亢進

4: ロンベルグ試験-陰性

5: 歩 行-逆説運動

第54回午前:第100問

パニック障害の薬物療法で用いられるのはどれか。  

1: 抗うつ薬

2: 抗精神病薬

3: 気分安定薬

4: 抗てんかん薬

5: 中枢神経刺激薬

  • 答え:1
  • 解説:パニック障害の薬物療法では、抗うつ薬が用いられます。パニック障害の患者は、長期的にうつ病を発症することがあり、うつ病との関連性も考慮されています。
  • 抗うつ薬は、パニック障害の薬物療法で用いられる正しい選択肢です。パニック障害の患者は、長期的にうつ病を発症することがあり、うつ病との関連性も考慮されています。
  • 抗精神病薬は、統合失調症などの幻覚妄想状態、不安緊張状態、精神運動興奮などに用いられますが、パニック障害の薬物療法には適していません。
  • 気分安定薬は、躁うつ病の治療や予防に用いられますが、パニック障害の薬物療法には適していません。
  • 抗てんかん薬は、てんかんや片頭痛に用いられますが、パニック障害の薬物療法には適していません。
  • 中枢神経刺激薬は、注意欠如・多動性障害に適応となる塩酸メチルフェニデートなどがありますが、パニック障害の薬物療法には適していません。
  • 科目:精神障害と臨床医学
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午前:第31問

統合失調症(回復期前期)の患者に対する作業療法導入時の面接場面で適切なのはどれか。  

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