第42回午前第79問の類似問題

20歳の男性。肩関節の疼痛を訴えている。図に示した状態から手背を腰部から離すように指示したところ、離すことができなかった。筋力低下が疑われるのはどれか。 

1: 棘下筋

2: 棘上筋

3: 肩甲下筋

4: 小円筋

5: 上腕二頭筋

大腿義足装着者の異常歩行と原因の組合せで正しいのはどれか。  

1: 過度の腰椎前弯―股関節伸展拘縮

2: 外転歩行――――股関節屈曲拘縮

3: 義足膝の不安定―股関節伸展筋力低下

4: 伸び上がり歩行―股関節内転筋力低下

5: 分回し歩行―――股関節内転拘縮

熱傷の部位と起こりやすい拘縮を予防する肢位の組合せで適切でないのはどれか。  

1: 前頸部　−　頸椎伸展

2: 前胸部　−　肩関節外転

3: 肘窩部　−　前腕回内

4: 膝窩部　−　膝関節伸展

5: 下腿後面　−　足関節背屈

関節リウマチの症状と理学療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 肩関節痛――――――持続伸張運動

2: 手指の変形―――――超音波療法

3: 足の外反母指――――金属支柱付短下肢装具

4: 膝関節外反変形―――外側ウェッジ

5: 環軸関節亜脱臼―――頸椎前屈姿勢の予防

治療体操と疾患との組合せで誤っているのはどれか。  

1: コッドマン体操－五十肩

2: ベーラー体操－腰椎すべり症

3: ウイリアムス体操－腰痛症

4: クラップ体操－側弯症

5: バージャー体操－下肢循環障害

上腕骨頸部（近位部）骨折後、早期の肩関節可動域訓練で最も慎重に行うべき運動方向はどれか。  

1: 屈曲

2: 伸展

3: 外転

4: 外旋

5: 内旋

基本肢位からの股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。  

1: 外転――――薄筋

2: 外旋――――半腱様筋

3: 屈曲――――恥骨筋

4: 内旋――――大殿筋

5: 内転――――梨状筋

熱傷患者の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。

2: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。

3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を行う。

4: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。

5: 初期の安静肢位として肩関節外転・外旋位をとらせる。

多発性筋炎患者への指導・対応で必要性が低いのはどれか。  

1: 手指の巧緻動作訓練

2: 体幹筋の筋力維持訓練

3: 心肺機能維持の軽作業

4: 活動期における安静

5: 活動期における良肢位保持

筋原性筋萎縮でみられないのはどれか。  

1: 翼状肩甲

2: 腱反射の低下

3: 筋線維束性攣縮

4: 血清CK値の上昇

5: 筋線維の大小不同

図は筋ジストロフィー症のかぶりシャツ着衣動作である。この動作を可能にしている運動で適切でないのはどれか。 

1: 頸部伸展

2: 体幹側屈

3: 肩関節屈曲

4: 肘関節屈曲

5: 手指屈曲

筋の他動的持続伸張で誤っているのはどれか。  

1: 手指屈筋群は手関節掌屈位で行う。

2: 手関節屈筋群は前腕回外位で行う。

3: 腸腰筋は対側の股関節屈曲位で行う。

4: 大腿直筋は股関節伸展位で行う。

5: 腓腹筋は膝関節伸展位で行う。

棘上筋部分断裂の患者に対する図のような運動で期待できない効果はどれか。 

1: 小円筋の筋力増強

2: 大円筋の筋力増強

3: 棘上筋の筋力増強

4: 肩甲下筋の拘縮改善

5: 腱板筋群の協調性改善

安静立位で正しいのはどれか。  

1: 頭部の重心線は環椎後頭関節の前方を通る。

2: 人体の重心は第5腰椎後方にある。

3: 人体の重心線は膝蓋骨前面を通る。

4: 股関節の腸骨大腿靱帯は弛緩する。

5: 大腿直筋は持続的に活動する。

棘上筋部分断裂患者に対する図のような運動で期待できない効果はどれか。 

1: 小円筋の筋力増強

2: 大円筋の筋力増強

3: 棘上筋の筋力増強

4: 肩甲下筋の拘縮改善

5: 腱板筋群の協調性改善

腰痛を合併する変形性膝関節症の大腿四頭筋訓練で適切でないのはどれか。  

運動点で正しいのはどれか。 

1: 棘上筋

2: 上腕筋

3: 示指伸筋

4: 短橈側手根伸筋

5: 長母指外転筋

肘関節で正しいのはどれか。  

1: 腕橈関節は球関節である。

2: 腕尺関節には関節円板がある。

3: 肘角は小児よりも成人で大きい。

4: 腕尺関節は回内・回外運動を行う。

5: 橈骨輪状靱帯は橈骨に付着している。

熱傷の理学療法で誤っているのはどれか。  

1: 植皮術直後から関節可動域訓練を行う。

2: 温浴時に関節可動域訓練を併用する。

3: ゆっくりした持続的な皮膚の伸張を一日数回行う。

4: 初期の安静肢位として高齢者では肩関節外転・外旋位をとらせる。

5: スプリントの圧迫によってケロイド形成を抑制する。

検査結果と筋緊張の亢進を疑う筋（群）との組合せで誤っているのはどれか。  

1: 股関節他動外転時の抵抗 － 股関節内転筋群

2: 足関節背屈の可動域低下 － 下腿三頭筋

3: 肘関節他動伸展時の折りたたみナイフ現象 － 上腕二頭筋

4: 手関節他動背屈時の歯車現象 － 手指伸筋群

5: 頭部落下試験で落下速度低下 － 頸部屈筋群