第34回午後第53問の類似問題

第46回午後:第57問

正しいのはどれか。  

1: 食道は上行大動脈の腹側にある。

2: 胃底部は横隔膜と接する。

3: 胆嚢は肝臓の頭側に接する。

4: 総肝管は十二指腸に開口する。

5: 膵頭部は脾臓に接する。

第54回午後:第88問

骨肉腫で正しいのはどれか。  

1: 肺転移が多い。

2: 運動時痛は少ない。

3: 壮年期に好発する。

4: 大腿骨近位に発生が多い。

5: 血中アルカリフォスファターゼが低下する。

  • 答え:1
  • 解説:骨肉腫は悪性の骨腫瘍で、若年者に好発し、肺転移が多いのが特徴です。また、血中アルカリフォスファターゼ(ALP)や乳酸脱水素酵素が高値を示すことがあります。
  • 正しいです。骨肉腫は肺転移が多いのが特徴であり、早期発見と治療が重要です。
  • 運動時痛は骨肉腫の症状の一つであり、運動時痛が少ないとは言えません。
  • 骨肉腫は若年者に好発することが多く、壮年期に好発するとは言えません。
  • 骨肉腫は大腿骨近位に発生することがありますが、最も多い発生部位は膝関節周辺です。
  • 骨肉腫では血中アルカリフォスファターゼ(ALP)が高値を示すことがあり、低下することはありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第34回午後:第52問

脳腫瘍で正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.星細胞腫と周囲の境界は明瞭である。イ.上衣腫は脳室系に多発する。ウ.多形膠芽腫の悪性度は高い。エ.神経芽腫は成人に多発する。オ.髄膜腫の再発率は低い。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第35回午後:第50問

脳腫瘍について誤っているのはどれか。  

1: 増大すると頭蓋内圧亢進症状を呈する。

2: 神経鞘腫は顔面神経に好発する。

3: 神経線維腫症は皮膚色素沈着を合併する。

4: 膠芽細胞腫は悪性度が高い。

5: 髄膜腫は良性が多い。

第53回午後:第75問

正常細胞と比較したときの悪性腫瘍細胞の特徴はどれか。  

1: 増殖が遅い。

2: 分化の程度は低い。

3: 染色体異常は少ない。

4: 核分裂の頻度は少ない。

5: 核/細胞質比は小さい。

  • 答え:2
  • 解説:悪性腫瘍細胞は正常細胞と比較して増殖速度が速く、分化の程度が低い。また、染色体異常が多く、核分裂の頻度が高い。さらに、核/細胞質比が大きくなることが特徴です。
  • 選択肢1は間違いです。悪性腫瘍細胞は正常細胞と比較して増殖速度が速いため、増殖が遅いという特徴はありません。
  • 選択肢2は正しいです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも分化の程度が低く、正常の構造との隔たり具合が大きいことが特徴です。
  • 選択肢3は間違いです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも染色体異常が多く、欠損や転座などが見られることが特徴です。
  • 選択肢4は間違いです。悪性腫瘍細胞は正常細胞よりも増殖速度が速いため、核分裂の頻度も高くなることが特徴です。
  • 選択肢5は間違いです。悪性腫瘍では核腫大が見られることから、正常細胞よりも核/細胞質比が大きくなることが特徴です。
  • 科目:臨床医学総論(病理学)
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第56回午前:第85問

悪性リンパ腫について正しいのはどれか。  

1: 腫瘤形成は稀である。

2: 多発性骨髄腫はT細胞に由来する。

3: B細胞性リンパ腫が15%を占める。

4: 非ホジキンリンパ腫が5%を占める。

5: リンパ球を発生母体とする腫瘍である。

  • 答え:5
  • 解説:悪性リンパ腫はリンパ球を発生母体とする腫瘍で、リンパ球の分化段階に従って亜型に分類される。悪性リンパ腫には非ホジキンリンパ腫(B細胞性、T細胞性、ナチュラルキラー細胞性)とホジキンリンパ腫があり、非ホジキンリンパ腫が悪性リンパ腫の90%以上を占める。
  • 選択肢1は間違いです。悪性リンパ腫では、頸部や腋窩に腫瘤が形成されやすいため、腫瘤形成は稀ではありません。
  • 選択肢2は間違いです。多発性骨髄腫はB細胞に由来する疾患であり、T細胞に由来するものではありません。
  • 選択肢3は間違いです。B細胞性リンパ腫は悪性リンパ腫の中で70%を占めるため、15%ではありません。
  • 選択肢4は間違いです。非ホジキンリンパ腫は悪性リンパ腫の90%以上を占めるため、5%ではありません。
  • 選択肢5は正しいです。悪性リンパ腫はリンパ球を発生母体とする腫瘍であり、リンパ球の分化段階に従って亜型に分類されます。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第41回午後:第75問

正しいのはどれか。  

1: A型肝炎の主要感染経路は輸血である。

2: 慢性肝炎の半数以上はB型肝炎を原因とする。

3: C型肝炎は自然治癒する。

4: 肝硬変の原因はアルコールが最も多い。

5: 肝癌の半数以上は肝硬変から進展する。

第48回午前:第91問

慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 片肺に発症することが多い。

3: 静肺コンプライアンスが低下する。

4: 肺気腫は肺胞壁の破壊を特徴とする。

5: 肺の換気時の気道抵抗が低下している。

第57回午前:第75問

前癌病変になる進行性病変はどれか。  

1: 萎 縮

2: 肥 大

3: 変 性

4: 異形成

5: アポトーシス

  • 答え:4
  • 解説:前癌病変は、癌に進行する可能性がある病変であり、異形成がその例です。異形成は、正常では見られない細胞の形態変化で腫瘍ほどではないが細胞質や核に異型を伴った細胞の状態で前癌病変になる進行性病変です。
  • 萎縮は、正常に発達していた臓器の容積が減少した状態で退行性病変であり、前癌病変ではありません。
  • 肥大は、細胞や組織の機能が亢進して臓器や組織の容積が増大した状態で進行性病変であるが前癌病変ではありません。
  • 変性は、病因の作用により新陳代謝が障害され細胞や組織の形態や機能が変化する状態で退行性病変であり、前癌病変ではありません。
  • 異形成は、正常では見られない細胞の形態変化で腫瘍ほどではないが細胞質や核に異型を伴った細胞の状態で前癌病変になる進行性病変であり、正解です。
  • アポトーシスは細胞死の一種であり退行性病変である。癌化した細胞や異常な細胞はアポトーシスにより取り除かれるが、前癌病変ではありません。
  • 科目:がん関連障害と臨床医学
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第45回午前:第78問

良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。2つ選べ。  

1: 出血壊死が少ない。

2: 増殖の速度が遅い。

3: 細胞の分化度が低い。

4: 細胞の核分裂が少ない。

5: 周囲との境界が不明瞭である。

第45回午後:第77問

慢性閉塞性肺疾患で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 喫煙は危険因子である。

2: 片肺に発症することが多い。

3: 肺気腫では肺胞の破壊を特徴とする。

4: 肺の換気時の気道抵抗が低下している。

5: 酸素取り込みよりも二酸化炭素排出が阻害されやすい。

第51回午前:第76問

良性腫瘍と比較した悪性腫瘍の特徴はどれか。  

1: 出血壊死が少ない。

2: 細胞の分化度が高い。

3: クロマチンが増加する。

4: 膨脹性発育がみられる。

5: 細胞質に対して核の占める割合が小さい。