正常歩行について正しいのはどれか。2つ選べ。 ア.踵接地時の膝関節は15゚程度屈曲位である。イ.立脚中期に膝関節は完全伸展位となる。ウ.重心の上下移動は4~5 cmである。エ.骨盤の傾斜は左右5゚程度である。オ.遊脚相の膝関節屈曲は最大135゚に達する。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
下腿義足歩行中の踵接地後に膝屈曲動作が遅れる原因でないのはどれか。
1: 断端前面末梢部に疼痛がある。
2: ソケットが踵に対し前方にある。
3: 足部が底屈位にセットされている。
4: 大腿四頭筋の筋力が低下している。
5: ソケットの初期屈曲角が不足している
筋と股関節の運動の組合せで正しいのはどれか。
1: 縫工筋 ― 外旋
2: 小殿筋 ― 内転
3: 梨状筋 ― 内旋
4: 大殿筋 ― 屈曲
5: 大腿方形筋 ― 屈曲
二関節筋はどれか。2つ選べ。
1: 半膜様筋
2: 大内転筋
3: 大腿四頭筋の中間広筋
4: ヒラメ筋
5: 腓腹筋
Danielsらの徒手筋力テスト(股関節伸展の検査)を図に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 図1の肢位で段階2を検査できる。
2: 図1は大殿筋のみを分離して伸展力を検査している。
3: 図1は股関節屈曲拘縮がある場合のための変法である。
4: 図2の方法では両側同時に検査する。
5: 図2の方法では段階5~段階2まで検査できる。
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における運動と前腕肢位の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩関節屈曲・伸展 - 回内位
2: 肩関節外旋・内旋 - 中間位
3: 肘関節屈曲・伸展 - 回外位
4: 手関節屈曲・伸展 - 回外位
5: 手関節橈屈・尺屈 - 中間位
大腿義足ソケットの初期屈曲角で正しいのはどれか。
1: 腸腰筋が最も効率的に働くように設定する。
2: 短断端例では標準断端よりも角度を小さくする。
3: 切断側股関節の最大伸展角度に5°加えた角度に設定する。
4: 角度の不足によって過度の腰椎後弯が生じる。
5: 角度の過大によって過度の膝継手不安定が生じる。
変形性膝関節症で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 中年期以降の肥満女性に好発する。
2: 頻度は変形性股関節症より低い。
3: 起立動作時よりも歩行時に痛みが強い。
4: 進行すると膝外反変形を生じやすい。
5: エックス線写真で関節裂隙の狭小化がみられる。
代償運動を行っていないのはどれか。
1: 肩関節90゜屈曲(三角筋前部線維)
2: 肘関節屈曲(上腕二頭筋)
3: 肘関節伸展(上腕三頭筋)
4: 膝関節屈曲(ハムストリングス)
5: 膝関節伸展(大腿四頭筋)
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)における運動方向と代償運動の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩外旋————体幹側屈
2: 肩外転————体幹回旋
3: 肩屈曲————体幹伸展
4: 股屈曲————骨盤後傾
5: 股伸展————骨盤側方傾斜
右下腿の外側面を図に示す。矢印の筋の作用で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 足の底屈
2: 足の背屈
3: 足の内がえし
4: 足の外がえし
5: 第2~5指の伸展
上肢帯の運動で誤っているのはどれか。
1: 肩甲骨は胸鎖関節を支点に動く。
2: 肩甲骨の回旋運動は烏口上腕靭帯で制限される。
3: 肩屈曲運動に伴い肩甲骨は上方回旋する。
4: 肩伸展運動に伴い肩甲骨は前傾する。
5: 肩30°以上の外転運動で肩甲骨は上方回旋する。
スポーツ外傷と筋力訓練の目標とすべき筋との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 肩鎖関節脱臼 — 上腕二頭筋
2: 肩関節前方脱臼 — 肩甲下筋
3: 肘関節尺側側副靱帯損傷 — 尺側手根伸筋
4: 膝関節内側膝蓋大腿靱帯損傷 — 大腿四頭筋
5: 足関節前距腓靱帯損傷 — 後脛骨筋
正常平地歩行で正しいのはどれか。
1: 股関節は立脚中期に最も伸展する。
2: 膝関節は立脚中期に最も伸展する。
3: 膝関節は遊脚中期に最も屈曲する。
4: 足関節は踵接地時に最も底屈する。
5: 足関節は遊脚中期に最も背屈する。
背臥位での両下肢挙上運動において、次のような姿勢変化が観察された。筋力が低下していると判断される筋はどれか。
1: 腸腰筋
2: 腹直筋
3: 大腿直筋
4: 大腿二頭筋
5: 腸肋筋
腰椎変性すべり症で歩行中に殿部から下肢にかけて疼痛が出現したときの対応で正しいのはどれか。
1: しゃがみこむ。
2: 速度を速めて歩き続ける。
3: 速度を遅くして歩き続ける。
4: 立ち止まって体幹を伸展する。
5: 立ち止まって体幹を左右に回旋する。
開放性運動連鎖による運動はどれか。2つ選べ。
1: 端座位で膝を伸展する運動
2: 不安定板による立位保持運動
3: 背臥位でSLR〈下肢伸展挙上〉運動
4: 背臥位で足底を壁に接触させて押す運動
5: 立位でチューブの抵抗に対して膝を伸展する運動
大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しいのはどれか。
1: 立脚相での膝折れの防止
2: 立脚相での膝過伸展の防止
3: 遊脚相での膝伸展の補助
4: 遊脚相での膝屈曲の補助
5: 遊脚相での膝過屈曲の防止
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 手伸展
2: 手橈屈
3: 母指掌側外転
4: 股伸展
5: 肩外旋
脊髄損傷の機能残存レベルと可能な運動との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 第1腰髄節 - 股関節外転
2: 第2腰髄節 - 股関節伸展
3: 第3腰髄節 - 膝関節伸展
4: 第4腰髄節 - 足関節背屈
5: 第5腰髄節 - 足関節底屈