第41回午前第61問の類似問題

第55回午前:第45問

脳卒中後の左片麻痺患者に対するADL練習として正しいのはどれか。  

1: 上衣を右上肢から着衣する。

2: 浴槽に右下肢からまたいで入る。

3: 階段を上るときに左下肢を先に出す。

4: 階段を下りるときに右下肢を先に出す。

5: 車椅子からベッドに移乗するときに左半身をベッドに寄せる。

第44回午前:第60問

脳卒中片麻痺患者の麻痺側の肩の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 肩関節伸展運動は避ける。

2: 亜脱臼があるときは整復位で行う。

3: 関節可動域訓練では肩甲骨を固定して行う。

4: 麻痺側への寝返りでは麻痺側肩甲骨を内転位にする。

5: 自己介助による上肢挙上運動では反動を用いた方法を指導する。

第36回午前:第71問

パーキンソン病患者(ヤールの重症度分類ステージIII)の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 寝返り動作では体幹を丸太状にして身体を回旋させる。

2: 椅子からの立ち上がりでは身体重心を後方に移動させる。

3: 立位保持では脊柱を前屈して重心を前方に移動させる。

4: 平地歩行では歩行路に設置した横線をまたぎ歩かせる。

5: 階段昇降では下肢のリズムに合わせて両腕を大きく振らせる。

第42回午前:第56問

脳卒中片麻痺急性期のポジショニングで正しい組合せはどれか。  

1: 手関節 - 掌屈位

2: 肘関節 - 伸展位

3: 肩関節 - 内旋位

4: 股関節 - 外旋位

5: 足関節 - 底屈位

第46回午後:第6問

健常者が図に示す姿勢からゆっくりと立ち上がる過程で正しいのはどれか。 

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1: 初期の股関節屈曲運動に伴い、体重心は前上方へ移動する。

2: 殿部離床直後、股関節は最大屈曲位となる。

3: 殿部離床直後、体重心の床への投影点は支持基底面の外にある。

4: 殿部離床後、膝関節はいったん屈曲する。

5: 殿部離床後、足関節は単調に背屈する。

第37回午後:第39問

筋の反作用(リバースアクション)で誤っているのはどれか。  

1: 上腕二頭筋による鉄棒の懸垂

2: 腸腰筋による骨盤の前傾

3: 中殿筋による遊脚側下肢の外転

4: 大腿四頭筋による椅子からの立ち上がり

5: 下腿三頭筋によるつま先立ち

第50回午後:第31問

車椅子からの立ち上がり時に、後方重心となり介助を要する脳卒中片麻痺患者への対応で正しいのはどれか。  

1: 立ち上がる前に車椅子に深く座らせる。

2: 両足の内側を密着させる。

3: 足部は膝の位置より後方に引かせる。

4: 天井を見るように指示する。

5: 介助者がズボンを持って上に引き上げる。

第47回午前:第44問

Parkinson病患者では、すくみ足の症状があっても、床の上の横棒をまたぐことは円滑にできる。この現象と同じ機序を利用した訓練法はどれか。  

1: 水中での歩行訓練

2: 重りを用いた筋力増強訓練

3: リズム音に合わせた歩行訓練

4: バランスボードを用いた立位訓練

5: 自転車エルゴメーターによる有酸素運動

第38回午前:第47問

脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。  

1: 寝返り動作では健側の方に行う。

2: 車椅子は片手駆動型が一般的である。

3: 階段の昇りは健側から、降りは患側から行う。

4: シャツの着衣は患側手から、脱衣は健側手から行う。

5: ベッドからの起立動作では健側足部を引き寄せてから行う。

第51回午前:第25問

脳卒中片麻痺に対する斜面台を用いた運動療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 内反尖足の予防

2: 立位感覚の向上

3: 覚醒レベルの向上

4: 体幹筋筋力の維持

5: 膝関節伸展筋の痙縮抑制

第36回午前:第5問

脳卒中による左片麻痺患者で、麻痺側立脚相に図のような異常歩行がみられた。理学療法で誤っているのはどれか。 

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1: 麻痺側に荷重してのブリッジ

2: 腹筋群の促通

3: 下腿三頭筋の持続的伸張

4: 背屈制限付き短下肢装具の使用

5: 足背屈筋群の機能的電気刺激

第57回午後:第42問

脳卒中片麻痺の理学療法で正しいのはどれか。  

1: 装具は機能回復を阻害する。

2: CPMは下肢の分離運動を促通する。

3: 立位練習は装具が完成してから開始する。

4: トレッドミル歩行練習で歩行速度が向上する。

5: 歩行練習は座位保持が可能になってから開始する。

第45回午後:第3問

脳卒中による右片麻痺患者が左下肢を挙上してバランスを保持している状態を図に示す。体重が60 kgのとき、麻痺側下肢への床反力で正しいのはどれか。 

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1: 6 kgw

2: 12 kgw

3: 24 kgw

4: 30 kgw

5: 48 kgw

第43回午前:第38問

6歳の痙直型両麻痺児。平行棒内での歩行を練習中。注意すれば踵を接地して歩けるが、足部外反扁平位と膝関節屈曲位とになりやすい。短下肢装具の処方で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 外側ストラップを付ける。

2: アーチサポートを付ける。

3: 半長靴にする。

4: 外側フレアヒールを用いる。

5: 踵を補高する。

第57回午後:第4問

40歳の男性。脳梗塞による左片麻痺。「手を腰の後ろに回してください」、「肘を曲げずに腕を前から水平位まで上げてください」の指示に左上肢はそれぞれ図のようになった。左上肢の状態として適切なのはどれか。 

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1: 基本的共同運動の最初の要素が出現している。

2: 痙縮の発現期である。

3: 痙縮が最も強い時期である。

4: 基本的共同運動から逸脱した運動が出現している。

5: 分離運動が自由に可能である。

第46回午後:第31問

脳卒中片麻痺患者のADL訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 更衣動作の前開きシャツは、非麻痺側上肢から着る。

2: 移動動作では、車椅子を麻痺側上下肢で操作する。

3: 更衣動作訓練の導入時には、丸首シャツを用いる。

4: 洗体動作では、長めのループ付きタオルで背中を洗う。

5: トイレ動作では、壁のL字型手すりを使って移乗する。

第35回午前:第54問

普通型車椅子の使用について誤っているのはどれか。  

1: 上腕三頭筋の筋力低下では手をハンドリムに押しつける力が弱くなる。

2: 対麻痺患者は上腕二頭筋と長橈側手根伸筋を主動筋として駆動する。

3: 緩いスロープをバックで降りながらキャスター上げの訓練をする。

4: 段差の降りを介助する場合は後進が安全である。

5: 頸髄損傷(第7頸髄節まで機能残存)患者は屋外移動が自立できる。

第43回午前:第11問

頸髄損傷者(第6頸髄節まで機能残存)が肘での体重支持を練習している姿勢の写真(別冊No. 5)を別に示す。この練習の目的動作はどれか。2つ選べ。ア.寝返りイ.上着の着脱ウ.足上げ動作エ.ズボンの着脱オ.ベッド上での移動  

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1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第36回午前:第90問

片麻痺患者のADLで誤っているのはどれか。  

1: 車椅子からベッドへの移乗は患側から近づく。

2: 椅子から立ち上がるときは健側下肢を後方に引く。

3: 階段は患側から降りる。

4: ズボンは患側からはく。

5: シャツは健側から脱ぐ。

第53回午後:第40問

脳卒中後の左片麻痺の患者が車椅子からベッドへの移乗動作を行う際の介助方法として適切なのはどれか。  

1: 装具は外して行う。

2: 車椅子の後方から介助する。

3: 車椅子上で殿部を前方に移動させておく。

4: ベッドに対して車椅子を平行に設置する。

5: ベッドの高さは車椅子の座面より高くしておく。