70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIV。椅子からの立ち上がり動作が図のようになり、上手にできないことが多い。立ち上がり動作の訓練として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 足関節を底屈させて床を蹴るようにする。
2: 体幹を前屈させてお辞儀をするようにする。
3: 両上肢を前方へ出すようにする。
4: 殿部が座面を離れると同時に膝関節を伸展する。
5: 座面を膝の位置より低いものにする。
70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。理学療法で誤っているのはどれか。
1: 関節可動域運動を行う。
2: 呼吸訓練を行う。
3: 背中を押して歩行を介助する。
4: メトロノームを利用して歩行練習を行う。
5: マット上で起き上がり練習を行う。
パーキンソン病のヤールの重症度分類で正しい組合せはどれか。
1: ステージI-立ち直り反応がみられない。
2: ステージII-日常生活に多少の障害がある。
3: ステージIII-上肢に一側性の動作障害がある。
4: ステージIV-どうにか自力で生活できる。
5: ステージV-どうにか歩ける。
70歳の女性。7年前にパーキンソン病の診断を受けた。現在、ヤールの重症度分類はステージIII。夫、息子夫婦と同居。発症前は夫とシルバーダンスクラブに所属し活躍していた。作業療法の指導として適切でないのはどれか。
1: 着座するときは椅子に下肢が触れてから腰をおろす。
2: 歩き出すときは「イチ、ニ、イチ、ニ」と掛け声をかける。
3: 歩行中に方向転換するときは一旦立ち止まる。
4: 趣味活動は同一姿勢で行うものにする。
5: 物を取るときは目で位置を確認して手を伸ばす。
72歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。すくみ足と突進現象が目立つ。歩行練習で誤っているのはどれか。
1: 歩行開始時に姿勢を矯正する。
2: 足踏みをしてから歩く。
3: 手拍子に合わせて歩く。
4: 歩幅に合わせた横線を床上に引く。
5: 足首に重錘バンドを装着して歩く。
65歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージIII。運動療法で適切でないのはどれか。
1: 重錘負荷
2: 胸郭可動性の増大
3: 体幹の回旋
4: 下肢交互運動
5: バランス訓練
パーキンソン病患者の作業種目で適切でないのはどれか。
1: 体幹の回旋を含んだ棒体操
2: 立位でのシャッフルボード
3: 机上での織物
4: 机上での木彫
5: 壁面を利用したはり絵
パーキンソン病患者のすくみ足に対する家族への指導で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.向かい合って両手を引いて歩く。イ.後方から骨盤を押して歩く。ウ.リズムに合わせて1歩を踏み出す。エ.床に踏み越える目印のテープを貼る。オ.両腕を大きく振って階段を昇る。
1: ア
2: イ
3: ウ
4: エ
5: オ
パーキンソン病のヤール重症度分類ステージVの訓練内容で適切でないのはどれか。
1: 膝立ち
2: 座 位
3: 寝返り
4: 呼 吸
5: 嚥 下
67歳の男性。パーキンソン病、ヤールの重症度分類ステージIII。室内は伝い歩き、屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向が見られ、時々つまずいて転倒する。この患者の作業療法場面について適切でないのはどれか。
ヤールの重症度分類ステージIのパーキンソン病患者に対する日常生活指導で適切でないのはどれか。
1: 段差の少ない歩道での散歩を日課にする。
2: トイレでは、立位でズボンの上げ下ろしをする。
3: 食堂や居間で家族と過ごす座位時間を長くする。
4: 浴槽内には滑り止めマットを敷くように指導する。
5: 敷き布団やマットレスは柔らかいものを使用する。
Yahrの重症度分類ステージⅢのParkinson病に対する作業療法で正しいのはどれか。
1: 日中もポータブルトイレを使わせる。
2: 道具使用の手順に関する記憶は良好である。
3: 構音では流涎が問題となることはまれである。
4: 歩行訓練では歩幅を制限して姿勢の動揺を減らす。
5: 起き上がりは視覚的手がかりによって体幹回旋を導く。
70歳の男性。パーキンソン病。ヤールの重症度分類ステージV。この時期のリハビリテーションで誤っているのはどれか。
1: 関節可動域訓練
2: 発声訓練
3: 呼吸訓練
4: 歩行訓練
5: 電動ベッドの導入
パーキンソン病のヤール重症度分類で誤っている組合せはどれか。
1: ステージI- 一側症状
2: ステージII- 両側症状
3: ステージIII- ADL自立
4: ステージIV- 歩行不能
5: ステージV- 寝たきり
67歳の男性。パーキンソン病、ヤールの重症度分類ステージIII。室内は伝い歩き、屋外は歩行車を用いているが、最近、体幹の前屈傾向が見られ、時々つまずいて転倒する。この患者の住環境整備で適切でないのはどれか。
1: 厚手の絨毯に変更
2: 手すりの設置
3: ベッドの導入
4: 段差の解消
5: 開き戸を引き戸に変更
ヤールの重症度分類ステージIIIのパーキンソン病患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。
パーキンソン病の理学療法について適切でないのはどれか。
1: 肘這い位での頸部・体幹伸展訓練
2: 体幹の回旋訓練
3: ロフストランド杖を用いた歩行訓練
4: 目印をまたぐ歩行訓練
5: かけ声を利用した歩行訓練
Parkinson病患者の理学療法で正しいのはどれか。
1: 安静時振戦にはPNFが適応となる。
2: すくみ足には外的リズム刺激が有効である。
3: 無動が強い時期には立位でのバランス練習を行う。
4: 幻覚が出現している時期には理学療法は行わない。
5: 症候性の夜間頻回覚醒は日中の活動を促すことで改善がみられる。
58歳の男性。パーキンソン病でヤールの重症度分類はステージIII。運動に対する意欲は強い。運動療法で適切でないのはどれか。
1: 棒体操
2: メトロノームで足踏み練習
3: 歩行率を高めた歩行練習
4: マット上での寝返り練習
5: 目印に沿った歩行練習
60歳の男性。6年前にパーキンソン病と診断され、ヤールの重症度分類ステージIIIである。歩行訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。