精神遅滞(知的障害)の作業療法の目的で誤っているのはどれか。
1: 日常生活動作の獲得を目指す。
2: 作業体験の機会を提供する。
3: 対人交流の練習をする。
4: ストレス対処法を学ぶ。
5: 自己洞察を促す。
正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。
1: 作業回想法
2: ユマニチュード
3: ルーティン化療法
4: バリデーション療法
5: リアリティオリエンテーション
神経症性障害の作業療法場面でみられないのはどれか。
1: 注意転導
2: 過換気症候群
3: 解離症状
4: 演技的行動
5: 強迫行為
心理療法の基本的技法で適切でないのはどれか。
1: 支持する。
2: 説得する。
3: 表現させる。
4: 洞察させる。
5: 現実吟味をさせる。
誤っている組合せはどれか。
1: シュルツ-自己暗示
2: ユング-集合無意識
3: スキナー-学習理論
4: フロイト-精神分析
5: エリクソン-来談者中心療法
境界性パーソナリティー障害の作業療法の目的でないのはどれか。
1: 枠組みの提供
2: 行動化の促進
3: 依存欲求の充足
4: 探索行動の促進
5: 対象恒常性の改善
自己暗示により催眠状態を作り出し心身をリラックスさせる方法はどれか。
1: コラム法
2: 自律訓練法
3: 自由連想法
4: 漸進的筋弛緩法
5: マインドフルネス
認知症患者に対する作業療法の目標で適切でないのはどれか。
1: 場に慣れる。
2: 作業を継続する。
3: 作業工程を覚える。
4: 生活リズムをつくる。
5: 自己のペースを維持する。
疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
1: PTSD ── 電気けいれん療法
2: 心気障害 ── 持続エクスポージャー法
3: 解離性健忘 ── 自律訓練法
4: 強迫性障害 ── 暴露反応妨害法
5: 身体化障害 ── 系統的脱感作法
解離性障害の治療として正しいのはどれか。
1: 破壊的行動を許容する。
2: 空想の肥大化について指摘しない。
3: 有害な刺激を無理に取り除かない。
4: 速やかに心的外傷の直面化を図る。
5: 病気と治療について明確に説明する。
作業療法に関する歴史について正しいのはどれか。
1: 呉秀三は認知行動療法を実践した。
2: A. Meyerは感覚統合療法を提唱した。
3: 加藤普佐次郎は結核患者の作業療法に貢献した。
4: 高木憲次は肢体不自由児の療育を体系化させた。
5: W. Duntonは精神力動的作業療法理論を提唱した。
逆転移に相当するのはどれか。
1: 治療者が患者に夢の解釈を教える。
2: 治療者が患者に様々な感情を向ける。
3: 治療者が無意識の葛藤を患者に意識させる。
4: おとぎ話の内容が患者の精神症状に現れる。
5: 患者が過去の治療者に向けた感情を現在の治療者に向ける。
認知症患者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 集団内での交流を促す。
2: 参加メンバーを毎回入れ替える。
3: 休憩は患者のペースでとらせる。
4: 複数の作業療法士が交替で担当する。
5: 患者が慣れ親しんだ種目を設定する。
病態と治療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 半側空間無視 ── 遮断除去法
2: 遂行機能障害 ── 自己教示法
3: 注意障害 ── 間隔伸張法
4: 記憶障害 ── 視覚走査法
5: 失語症 ── PQRST法
誤っている組合せはどれか。
1: ウォルピ-系統的脱感作療法
2: ピアジェ-発達心理学
3: ロジャース-来談者中心療法
4: エリクソン-オペラント学習
5: シュルツ-自律訓練法
統合失調症の思考障害に対する作業療法上の留意点で正しいのはどれか。
1: 1. 工程数を増やす。
2: 2. 集団作業を中心に行う。
3: 3. 言語による指示を多くする。
4: 4. 枠組みの明確な作業を選ぶ。
5: 5. 結果が作品として残らない作業を選ぶ。
統合失調症で障害されない精神機能はどれか。
1: 知覚
2: 思考
3: 意識
4: 感情
5: 意欲
認知行動療法で対象となるうつ病の自動思考のうち「極端な一般化」にあたるのはどれか。
1: そのときの感情に基づいて現実を判断する。
2: 全てに対して白黒をつけて割り切ろうとする。
3: 着目していることだけから短絡的に結論付ける。
4: 「こうするべきだ」と行動を制限して自分を責める。
5: 少数の事実から全てが同じ結果になると結論付ける。
精神遅滞の患者に対して行う作業療法で適切でないのはどれか。
1: レクリエーション
2: 自律訓練法
3: 集団活動
4: 創作活動
5: SST
高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。
1: 記憶障害 - 自律訓練法
2: 失行症 - 回想法
3: 純粋失読 - 認知行動療法
4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法
5: 半側空間無視 - プリズム適応療法