変形性膝関節症について適切でないのはどれか。
1: 慢性の退行性変化に起因する。
2: 増殖性変化を合併する。
3: 運動開始時に痛みを生じる。
4: 軟骨下骨質に変化を生じる。
5: 膝外反変形を生じる。
骨折について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 回旋変形は自然矯正されやすい。
2: 小児ではColles骨折の頻度が高い。
3: 上腕骨近位端骨折は高齢者に多い。
4: 癌の骨転移では疲労骨折が生じやすい。
5: 脂肪塞栓は大腿骨骨折後に起こりやすい。
上肢の関節について誤っているのはどれか。
1: 腕橈関節は球関節である。
2: 上橈尺関節は車軸関節である。
3: 肘の生理的内反の角度を運搬角という。
4: 肘頭は肘屈曲位でHüter三角を構成する。
5: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。
肘関節で正しいのはどれか。
1: 腕橈関節は球関節である。
2: 腕尺関節には関節円板がある。
3: 肘角は小児よりも成人で大きい。
4: 腕尺関節は回内・回外運動を行う。
5: 橈骨輪状靱帯は橈骨に付着している。
先天性股関節脱臼について誤っているのはどれか。
1: 女児に多い。
2: 股関節伸展制限が著しい。
3: 下肢の短縮がみられる。
4: 歩行開始は遅延する。
5: トレンデレンブルグ徴候がみられる。
骨関節疾患と治療との組合せで誤っているのはどれか。
1: 頸椎症-頸部筋の等尺性運動
2: 化膿性脊椎炎-超音波療法
3: 肩関節周囲炎-コッドマン体操
4: 変形性股関節症-部分免荷歩行
5: 先天性股関節脱臼-牽引療法
手指の変形性関節症について正しいのはどれか。
1: 安静時痛は少ない。
2: 女性よりも男性に多い。
3: 母指CM関節症が最も多い。
4: Heberden結節はPIP関節に起こる。
5: Bouchard結節はDIP関節に起こる。
上腕骨顆上骨折で正しいのはどれか。
1: 老年期に多い。
2: 原則として手術を行う。
3: 外反肘を生じることが多い。
4: 前腕の循環不全を生じやすい。
5: 肘関節屈曲位での受傷が多い。
正しいのはどれか。
1: 大腿骨頭靭帯は股関節内転時に緊張する。
2: 膝関節面は大腿骨、膝蓋骨、脛骨および腓骨で構成される。
3: 後十字靭帯は脛骨の前方への滑りを防ぐ作用がある。
4: 足関節の底背屈運動は主に距踵関節で行われる。
5: 長腓骨筋および短腓骨筋は足関節を背屈する。
大腿骨頭すべり症について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 女児より男児に多い。
2: 肥満の児童より痩せた児童に多い。
3: 片側より両側発症が多い。
4: Duchenne歩行が特徴である。
5: 股関節は外旋位拘縮を生じやすい。
関節リウマチについて正しいのはどれか。
1: 内反尖足が合併しやすい。
2: DIP関節に病変を生じやすい。
3: 肘関節にはムチランス変形が生じやすい。
4: 環軸椎亜脱臼を認めるときには頸部を屈曲させる。
5: 炎症が強い時期の運動療法は自動運動を中心に行う。
誤っているのはどれか。
1: 腕尺関節はらせん関節である。
2: 上橈尺関節は車軸関節である。
3: 腕尺関節は上橈尺関節と同一の関節包内にある。
4: 約10°の生理的内反肘を運搬角という。
5: 肘頭は肘屈曲位でヒューター三角を構成する。
腰部脊柱管狭窄症で正しいのはどれか。
1: 先天発症が多い。
2: 内反尖足を生じる。
3: 間欠性跛行を生じる。
4: 腰椎前屈で症状が増強する。
5: 下肢の深部腱反射は亢進する。
変形性股関節症患者の異常歩行と原因との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
1: アヒル様歩行 - 両側股関節外転拘縮
2: 腰椎前弯の増強 - 患側股関節屈曲拘縮
3: トレンデレンブルグ歩行 - 患側股関節外旋拘縮
4: 大殿筋歩行 - 患側股関節内転拘縮
5: 墜落性跛行 - 患側脚短縮
腰椎変性すべり症で歩行中に殿部から下肢にかけて疼痛が出現したときの対応で正しいのはどれか。
1: しゃがみこむ。
2: 速度を速めて歩き続ける。
3: 速度を遅くして歩き続ける。
4: 立ち止まって体幹を伸展する。
5: 立ち止まって体幹を左右に回旋する。
Trendelenburg徴候が生じやすいのはどれか。
1: 変形性股関節症
2: 変形性足関節症
3: 変形性膝関節症
4: 腰椎分離症
5: 腰部脊柱管狭窄症
膝関節で正しいのはどれか。
1: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
2: 最終伸展時に脛骨の外旋が起こる。
3: 外側半月は外側側副靱帯と結合する。
4: 大腿骨軸と脛骨軸とは軽度内反している。
5: 後十字靱帯は大腿骨の顆間窩後方に付着する。
股関節で正しいのはどれか。
1: 顆状関節である。
2: 大腿骨頸部は関節包外にある。
3: 寛骨臼は前外側を向いている。
4: 寛骨臼は腸骨のみで構成される。
5: 腸骨大腿靭帯が関節包後面から補強している。
膝関節で誤っているのはどれか。
1: 半月板は関節の適合性をよくしている。
2: 大腿骨軸と脛骨軸は軽度外反している。
3: 後十字靱帯は脛骨の後方移動を防ぐ。
4: 外側側副靱帯は屈曲位で緊張する。
5: 屈曲位から完全伸展すると脛骨の外旋が起こる。
手の関節で誤っているのはどれか。
1: 橈骨茎状突起と舟状骨が衝突することで橈屈が制限される。
2: 回外位よりも回内位の方が橈屈の可動域が大きい。
3: 尺屈は手根中央関節よりも橈骨手根関節の可動性が大きい。
4: 背屈では橈骨手根関節よりも手根中央関節の可動性が大きい。
5: 手根中手関節の可動性は第3中手骨よりも第4中手骨の方が大きい。