顎関節の説明で正しいのはどれか。
1: 関節円板は存在しない。
2: 側頭筋は下顎骨を前方に引く。
3: 下顎骨が凹の関節面を形成する。
4: 開口に伴って下顎骨は前進する。
5: 咬筋は第一のてことして作用する。
呼吸器について正しいのはどれか。
1: 両肺の下葉先端を肺尖という。
2: 肺葉は左三葉、右二葉である。
3: 肺胞の全表面積は約85 m2である。
4: 左気管支は右気管支に比べて異物が侵入しやすい。
5: 肺の上縁は第一肋骨の直下にある。
嚥下で誤っているのはどれか。
1: 口腔期に食塊が舌によって咽頭に送られる。
2: 食塊が咽頭粘膜に触れると嚥下反射が起こる。
3: 嚥下反射のとき喉頭蓋は下方に倒れる。
4: 食塊が食道に入るとき輪状咽頭筋は弛緩する。
5: 下食道括約筋は随意筋である。
呼吸器について正しいのはどれか。
1: 咽頭はC7~C8の高さにある。
2: 輪状軟骨は弾性軟骨である。
3: 成人の喉頭から気管支までの距離は20~25 cmである。
4: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は右より左の方が大きい。
5: 終末細気管支は肺胞に開口する。
正しいのはどれか。
1: 肝の下面は横隔膜に接する。
2: 肝の上面に胆嚢が位置する。
3: 肝左葉は右葉よりも大きい。
4: 門脈は肝門を通る。
5: 肝静脈は上大静脈に流入する。
顔面の筋の作用で正しいのはどれか。
1: 頰筋は頰壁を歯列に押し付ける。
2: 大頰骨筋は下唇を下制する。
3: オトガイ筋は口裂を閉じる。
4: 口輪筋は口角を挙上する。
5: 鼻根筋は鼻孔を広げる。
頸椎で誤っているのはどれか。
1: 頸椎には生理的前弯がある。
2: 環椎横靭帯は軸椎歯突起に対し固定作用をもつ。
3: 椎骨動脈が横突孔に入るのは第6頸椎からである。
4: 第7頸椎棘突起は体表から容易に触知できる。
5: 頸部の脊柱管は頸部伸展で拡大する。
摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。
1: 液体の誤嚥は少ない。
2: 認知機能の影響は受けない。
3: むせなければ誤嚥なしと判断する。
4: 梨状窩は咽頭残留の好発部位である。
5: 頸部前屈位は嚥下反射を遅延させる。
摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか。
1: 吸気
2: 咀嚼
3: 喉頭蓋反転
4: 鼻咽腔開放
5: 輪状咽頭筋収縮
気管について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 気管は食道の背側にある。
2: 気管分岐角は約70°である。
3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。
4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。
5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。
気管支で誤っているのはどれか。
1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。
2: 食道の前方にある。
3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。
4: 前・側壁に気管軟骨がある。
5: 粘膜上皮には微絨毛がある。
正しいのはどれか。
1: 耳管は外耳と上咽頭とをつなぐ。
2: キヌタ骨は鼓膜に接する。
3: 蝸牛は内耳にある。
4: 音は半規管で感知される。
5: 第8脳神経核は中脳にある。
図に示す正常発達児について答えよ。この時期の口腔機能について適切でないのはどれか。
1: 柔らかいクッキーをかむようになる。
2: コップで飲むとき下唇で支えることができる。
3: 上唇はスプーン上の食物を内側に取り込むことができる。
4: 舌は食物を口腔前方に押し出す動きをする。
5: 子音と母音とを組み合わせた音を出せる。
正しいのはどれか。
1: 耳小骨は内耳にある。
2: コルチ器は三半規管にある。
3: 平衡斑は卵形嚢と球形嚢とにある。
4: 蝸牛は頭部の回転加速度を検出する。
5: 前庭神経核から動眼神経核への連絡はない。
胃で誤っているのはどれか。
1: 噴門には括約筋がある。
2: 胃底は横隔膜と接する。
3: 粘膜には胃粘膜ヒダがある。
4: 大網は前腹壁のすぐ後ろにある。
5: 最内層には斜走筋がある。
脳神経とその働きの組合せで正しいのはどれか。
1: 顔面神経――軟口蓋の挙上
2: 三叉神経――下顎の運動
3: 舌咽神経――舌の運動
4: 舌下神経――唾液分泌
5: 迷走神経――口唇閉鎖
呼吸器の解剖について正しいのはどれか。
1: 細気管支には軟骨がある。
2: 胸膜腔は吸気時に拡大する。
3: 肺の栄養血管は肺動脈である。
4: 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置する。
5: 右主気管支は左主気管支よりも短い。
正しいのはどれか。2つ選べ。
1: リンパ節には皮質と髄質とがある。
2: リンパ管には弁がほとんどない。
3: 胸管は乳び槽から起こる。
4: 胸管は右鎖骨下静脈に入る。
5: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。
頸椎で誤っているのはどれか。
1: 環椎と軸椎との間には椎間円板がある。
2: 環椎後頭関節は顆状関節である。
3: 回旋は正中環軸関節での運動が主体となる。
4: 頸椎は生理的に前弯している。
5: 頸部の椎間孔は伸展で狭小化する。
正しいのはどれか。
1: 動脈の血管壁は外膜と内膜の2層からなる。
2: 心臓上後部を心尖という。
3: 左房室弁を三尖弁という。
4: 左心房は左右の肺静脈を受ける。
5: 大動脈弁は左右の半月弁からなる。