第39回午後第16問の類似問題

第48回午後:第51問

顎関節の説明で正しいのはどれか。  

1: 関節円板は存在しない。

2: 側頭筋は下顎骨を前方に引く。

3: 下顎骨が凹の関節面を形成する。

4: 開口に伴って下顎骨は前進する。

5: 咬筋は第一のてことして作用する。

第35回午後:第3問

呼吸器について正しいのはどれか。  

1: 両肺の下葉先端を肺尖という。

2: 肺葉は左三葉、右二葉である。

3: 肺胞の全表面積は約85 m2である。

4: 左気管支は右気管支に比べて異物が侵入しやすい。

5: 肺の上縁は第一肋骨の直下にある。

第37回午後:第31問

嚥下で誤っているのはどれか。  

1: 口腔期に食塊が舌によって咽頭に送られる。

2: 食塊が咽頭粘膜に触れると嚥下反射が起こる。

3: 嚥下反射のとき喉頭蓋は下方に倒れる。

4: 食塊が食道に入るとき輪状咽頭筋は弛緩する。

5: 下食道括約筋は随意筋である。

第48回午前:第59問

呼吸器について正しいのはどれか。  

1: 咽頭はC7~C8の高さにある。

2: 輪状軟骨は弾性軟骨である。

3: 成人の喉頭から気管支までの距離は20~25 cmである。

4: 気管の延長線に対する気管支の分岐角度は右より左の方が大きい。

5: 終末細気管支は肺胞に開口する。

第38回午後:第8問

正しいのはどれか。  

1: 肝の下面は横隔膜に接する。

2: 肝の上面に胆嚢が位置する。

3: 肝左葉は右葉よりも大きい。

4: 門脈は肝門を通る。

5: 肝静脈は上大静脈に流入する。

第51回午前:第73問

顔面の筋の作用で正しいのはどれか。  

1: 頰筋は頰壁を歯列に押し付ける。

2: 大頰骨筋は下唇を下制する。

3: オトガイ筋は口裂を閉じる。

4: 口輪筋は口角を挙上する。

5: 鼻根筋は鼻孔を広げる。

第37回午後:第3問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 頸椎には生理的前弯がある。

2: 環椎横靭帯は軸椎歯突起に対し固定作用をもつ。

3: 椎骨動脈が横突孔に入るのは第6頸椎からである。

4: 第7頸椎棘突起は体表から容易に触知できる。

5: 頸部の脊柱管は頸部伸展で拡大する。

第45回午前:第37問

摂食・嚥下障害で正しいのはどれか。  

1: 液体の誤嚥は少ない。

2: 認知機能の影響は受けない。

3: むせなければ誤嚥なしと判断する。

4: 梨状窩は咽頭残留の好発部位である。

5: 頸部前屈位は嚥下反射を遅延させる。

第54回午前:第67問

摂食嚥下の咽頭期に生じる現象で正しいのはどれか。  

1: 吸気

2: 咀嚼

3: 喉頭蓋反転

4: 鼻咽腔開放

5: 輪状咽頭筋収縮

  • 答え:3
  • 解説:摂食嚥下の過程は先行期、準備期(咀嚼)、口腔期、咽頭期、食道期に分けられます。咽頭期では、嚥下反射が生じるために、上咽頭の遮断、咽頭収縮、喉頭腔閉鎖、食道入口部開大などのメカニズムが働きます。
  • 選択肢1の吸気は、咽頭期には起こりません。嚥下性無呼吸が生じるため、呼吸は一時停止し、嚥下終了後に呼気から再開します。
  • 選択肢2の咀嚼は、準備期に行われる現象であり、咽頭期には起こりません。
  • 選択肢3の喉頭蓋反転は正しいです。咽頭期には、喉頭の前上方への挙上と、喉頭蓋の翻転(反転)による喉頭腔閉鎖が生じます。
  • 選択肢4の鼻咽腔開放は、咽頭期には起こりません。咽頭期には、鼻咽腔が閉鎖されます。
  • 選択肢5の輪状咽頭筋収縮は、咽頭期には起こりません。咽頭期には、輪状咽頭筋が弛緩し、食道入口部が開大します。
  • 科目:生理学(消化・吸収・排泄系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第58問

気管について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 気管は食道の背側にある。

2: 気管分岐角は約70°である。

3: 右主気管支は左主気管支よりも太い。

4: 気管は第2胸椎の高さで左右に分岐する。

5: 左主気管支は胸大動脈の背側から肺に入る。

第34回午後:第18問

気管支で誤っているのはどれか。  

1: 第5~6胸椎の高さで左右に分かれる。

2: 食道の前方にある。

3: 右気管支と気管軸のなす角は左より大きい。

4: 前・側壁に気管軟骨がある。

5: 粘膜上皮には微絨毛がある。

第41回午後:第28問

正しいのはどれか。  

1: 耳管は外耳と上咽頭とをつなぐ。

2: キヌタ骨は鼓膜に接する。

3: 蝸牛は内耳にある。

4: 音は半規管で感知される。

5: 第8脳神経核は中脳にある。

第34回午前:第6問

図に示す正常発達児について答えよ。この時期の口腔機能について適切でないのはどれか。 

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1: 柔らかいクッキーをかむようになる。

2: コップで飲むとき下唇で支えることができる。

3: 上唇はスプーン上の食物を内側に取り込むことができる。

4: 舌は食物を口腔前方に押し出す動きをする。

5: 子音と母音とを組み合わせた音を出せる。

第44回午後:第27問

正しいのはどれか。  

1: 耳小骨は内耳にある。

2: コルチ器は三半規管にある。

3: 平衡斑は卵形嚢と球形嚢とにある。

4: 蝸牛は頭部の回転加速度を検出する。

5: 前庭神経核から動眼神経核への連絡はない。

第41回午後:第17問

胃で誤っているのはどれか。  

1: 噴門には括約筋がある。

2: 胃底は横隔膜と接する。

3: 粘膜には胃粘膜ヒダがある。

4: 大網は前腹壁のすぐ後ろにある。

5: 最内層には斜走筋がある。

第55回午後:第66問

脳神経とその働きの組合せで正しいのはどれか。  

1: 顔面神経――軟口蓋の挙上

2: 三叉神経――下顎の運動

3: 舌咽神経――舌の運動

4: 舌下神経――唾液分泌

5: 迷走神経――口唇閉鎖

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、脳神経とその働きの正しい組み合わせを選ぶ必要があります。脳神経は、脳から出ている神経のことで、それぞれ異なる機能を持っています。
  • 顔面神経は、顔面の表情筋を支配する運動神経、舌前2/3の味覚を伝える感覚神経、舌下腺を支配する副交感神経からなります。軟口蓋の挙上には、三叉神経、舌咽神経、迷走神経などが関与するため、この選択肢は間違いです。
  • 三叉神経は、顔面の体性感覚を伝える感覚神経、咀嚼筋を支配する運動神経からなります。下顎の運動は、三叉神経の第3枝である下顎神経によって行われるため、この選択肢は正しいです。
  • 舌咽神経は、舌後1/3の味覚と咽頭の感覚を伝える感覚神経、咽頭の嚥下運動を起こす運動神経、耳下腺を支配する副交感神経からなります。舌の運動は舌下神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 舌下神経は、舌筋を支配する運動神経からなります。唾液分泌は、顔面神経、舌咽神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 迷走神経は、咽頭・喉頭を支配する感覚神経と運動神経、胸腹部内臓を支配する副交感神経からなります。口唇閉鎖は顔面神経によって行われるため、この選択肢は間違いです。
  • 科目:生理学(筋・感覚・神経系)
  • 重要度:プレミアム特典
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第53回午前:第58問

呼吸器の解剖について正しいのはどれか。  

1: 細気管支には軟骨がある。

2: 胸膜腔は吸気時に拡大する。

3: 肺の栄養血管は肺動脈である。

4: 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置する。

5: 右主気管支は左主気管支よりも短い。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、呼吸器の解剖に関する知識を問うています。選択肢の中で正しいものを選ぶことが求められています。
  • 細気管支には軟骨がありません。細気管支の上皮下には軟骨は見られず、平滑筋と弾性線維からなります。気管の前壁から側壁にかけては馬蹄形の気管軟骨が存在します。
  • 胸膜腔は吸気時に拡大するのではなく、縮小します。胸膜腔は肺と胸郭の間に見られる空間で、吸気時には肺の拡大により胸膜腔は縮小し、呼気の際にはその逆で、肺の縮小により胸膜腔は拡大します。
  • 肺の栄養血管は肺動脈ではなく、気管支動脈です。肺動脈と肺静脈は肺の機能血管であり、肺のガス交換を担当しています。
  • 肺尖は鎖骨と同じ高さに位置するのではなく、鎖骨よりも2~3 cm上方に位置します。肺尖は肺の上端で鈍円をなす部分です。
  • 正しい選択肢です。右主気管支は短くて太く、左主気管支はこれに比べて長く細い。また、正中線となす角は右主気管支が25°、左主気管支が45°である。
  • 科目:解剖学(その他)
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第15問

正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: リンパ節には皮質と髄質とがある。

2: リンパ管には弁がほとんどない。

3: 胸管は乳び槽から起こる。

4: 胸管は右鎖骨下静脈に入る。

5: 右腰リンパ本幹は右リンパ本幹に入る。

第41回午後:第43問

頸椎で誤っているのはどれか。  

1: 環椎と軸椎との間には椎間円板がある。

2: 環椎後頭関節は顆状関節である。

3: 回旋は正中環軸関節での運動が主体となる。

4: 頸椎は生理的に前弯している。

5: 頸部の椎間孔は伸展で狭小化する。

第38回午後:第6問

正しいのはどれか。  

1: 動脈の血管壁は外膜と内膜の2層からなる。

2: 心臓上後部を心尖という。

3: 左房室弁を三尖弁という。

4: 左心房は左右の肺静脈を受ける。

5: 大動脈弁は左右の半月弁からなる。