レーザ手術装置の操作で誤っているのはどれか。
1: 患者、術者および周囲の補助者は保護眼鏡を着用する。
2: 照射部位以外の術野を適宜保護する。
3: ステンレス製の手術器具を用いる。
4: 照射方向は術者の眼の高さより下げる。
5: 術者の眼の位置を照射部位からなるべく離す。
石英ガラスファイバで導光できないレーザはどれか。
1: Arイオンレーザ
2: He-Neレーザ
3: Nd:YAGレーザ
4: Ho:YAGレーザ
5: CO2レーザ
レーザ手術装置の運用上、誤った操作はどれか。
1: 患者は保護眼鏡を着用する必要がない。
2: 術野での反射を極力さける。
3: 照射は一人の術者が行う。
4: 照射方向は打ち下げとする。
5: 照射部位を術者の目の位置よりなるべくはなす。
治療用レーザについて誤っているのはどれか。
1: Arレーザはヘモグロビンの吸収を受けない。
2: Nd:YAGレーザの止血効果はタンパク質の熱変性による。
3: CO2レーザは急激な組織の温度上昇で組織を蒸散する。
4: レーザ光は波長が短いほど光量子エネルギーが大きい。
5: スポット径が小さいほど、組織の単位体積当たりに供給されるエネルギーは大きい。
内視鏡下で用いられるレーザ手術装置で誤っているのはどれか。
1: Nd:YAGレーザは主として凝固・止血に用いられる。
2: Nd:YAGレーザビームは石英ガラスファイバで伝送する。
3: 内視鏡の鉗子孔を利用して光ファイバを挿入する。
4: エキシマ・色素レーザは腫瘍の治療に用いられる。
5: クラス1(IEC:国際電気標準会議)に分類される。
CO2レーザ手術装置について正しいのはどれか。
1: 色素レーザである。
2: 波長が紫外領域にある。
3: 組織凝固能力が高い。
4: 術野周辺を水で湿らせたガーゼで覆い保護する。
5: 鋼刃メスより出血が多い。
Nd:YAGレーザ手術装置について正しいのはどれか。
a: 非接触照射で鋭利な切開ができる。
b: 半導体レーザを使用している。
c: 発振波長は近赤外領域にある。
d: 石英ガラス光ファイバで伝送できる。
e: 生体組織へ照射した場合の発熱深さは0.1mm以内である。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
レーザ手術装置について正しいのはどれか。
a: ハンドピースはオートクレーブで滅菌する。
b: ファイバ先端の汚れはアルコールガーゼで拭きとる。
c: 術者は使用レーザに適応した保護メガネを着用する。
d: 照射野からの拡散反射光も危険である。
e: 手術野からの煙霧の排除は医療ガス設備の吸引を用いる。
尿路結石のレーザ砕石法について誤っているのはどれか。
1: レーザ光は光ファイバで伝送する。
2: パルス波レーザを用いる。
3: CO2レーザを使用する。
4: 内視鏡観察下で使用する。
5: レーザ光の照射によって衝撃波が発生する。
a: 固体レーザを用いている。
b: レーザ波長は10.6μmである。
c: レーザ光は水分に吸収される。
d: 金鏡を使用したマニピュレータで伝送する。
e: 内径2mmの動脈からの出血を止められる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
Nd:YAGレーザ手術装置について誤っているのはどれか。
1: 可視光である。
2: 止血・凝固作用に優れている。
3: 組織内での光散乱が大きい。
4: 石英光ファイバを通して体腔内に導入できる。
5: 保護メガネを着用する。
CO2レーザ手術装置の運用について誤っているのはどれか。
1: 可視光レーザが照射部位を示す。
2: 光沢のある金属製手術器械を用いる。
3: 照射野で発生した煙は排除する。
4: 術者は保護眼鏡をかける。
5: 誤照射傷害を防止するため生理食塩液を含ませたガーゼを用いる。
誤っている組合せはどれか。
1: CO2レーザ ――――――――-- 組織切開
2: Nd:YAGレーザ ―――――--- 凝固止血
3: アルゴンレーザ ――――――― 綱膜光凝固
4: エキシマレーザ ――――――― 角膜形成術
5: He‐Neレーザ ――――――--- 結石破砕
CO2レーザ手術装置について適切でないのはどれか。
a: 乾燥したガーゼによる防護
b: 多関節金属パイプ(マニピュレータ)
c: 波長10.6μm
d: He-Neレーザガイド光
e: 動脈性出血の止血
レーザ手術装置について誤っているのはどれか。
a: CO2レーザ光が眼に入ると角膜が損傷する。
b: Arレーザ光が眼に入ると網膜が損傷する。
c: Nd:YAGレーザ光は石英ファイバで伝送する。
d: レーザ光では70°Cで組織が切開される。
e: CO2レーザ光はNd:YAGレーザ光より生体組織の深部に効果を及ぼす。
CO2レーザについて正しいのはどれか。
a: 生体組織の切開能が高い。
b: 眼球誤照射により最初に網膜の損傷を生じる。
c: 生体組織に含まれる蛋白質に吸収される。
d: Nd:YAGレーザより組織透過性が低い。
e: 誤照射から患者皮膚を守るため、水で湿らせたガーゼが有効である。
Nd:YAGレーザについて誤っているのはどれか。
a: 眼に直接入射しても安全な波長である。
b: 組織内部での光散乱が小さい。
c: 凝固・止血能に優れている。
d: 石英光ファイバーで伝送できる。
e: 気体レーザである。
レーザー手術の準備として適切なのはどれか。
a: 炭酸ガスレーザー導光用に石英ファイバーを準備する。
b: 切開用にNd‐YAGレーザーを準備する。
c: 本体冷却装置の作動を確認する。
d: 炭酸ガスレーザーでは通常のガラス眼鏡を防護眼鏡として用いてよい。
e: メス先の消毒は不要である。
レーザメスについて正しいのはどれか。
a: レーザの高い収束性を利用している。
b: 使用中は防護眼鏡が必要である。
c: 皮膚は切開できない。
d: 炭酸ガスレーザは凝固に適している。
e: YAGレーザは内視鏡手術に用いられる。
レーザ光について正しいのはどれか。
a: 誘導放出を利用している。
b: 白色光である。
c: 一般に輝度が低い。
d: 容易に集光できる。
e: 取扱い上、最も注意を要するのは眼の障害である。
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