図のように、テレメータ心電図モニタで心電図をモニタしていた。このテレメータの入力回路の入力インピーダンスは10MΩで、両電極の生体接触インピーダンスはそれぞれ50kΩであった。このテレメータの電極リード差込口に生理食塩液が垂れて、差込口間の抵抗が20kΩになった。この場合、受診モニタで観測されるR波の大きさは本来の大きさのおよそ何%になるか。
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ペースメーカアナライザ(負荷抵抗:500Ω)を用いて、定電流型体外式ペースメーカを出力電流4mA、ペーシングレート60ppm、デマンド感度最高に設定して定期点検を行った。異常なのはどれか。
1: 出力電圧のピーク値が2.0Vであった。
2: 出力パルス幅が10msであった。
3: 出力パルス間隔が1000msであった。
4: デマンド感度が1mVであった。
5: 心室不応期が250msであった。
心電計について誤っているのはどれか。
1: 差動増幅器が使われている。
2: 時定数は3.2秒以上である。
3: 通常、12誘導を記録する。
4: 標準紙送り速度は毎秒25cmである。
5: 記録器は通常、熱ペン書き方式が使われている。
心臓ペースメーカについて正しいのはどれか。
a: VVIペースメーカはディマンド型である。
b: 除細動通電に対する保護機構がある。
c: 整備点検には500Ωの負荷抵抗を用いる。
d: 同期および抑制の感度は50mVである。
e: 装着患者にMRI検査を行うことができる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
心電計について正しいのはどれか。
a: 電極インピーダンスは周波数に依存しない。
b: 電極ぺーストは皮膚-電極間のインピーダンスを下げる。
c: 時定数回路は不必要な周波数成分を減少させる。
d: 標準肢誘導にはゴールドバーガーの法則が適用される。
e: ミネソタコードは不整脈の検出のパラメータである。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
a: 刺激閾値は経年的に低くなる。
b: 植込み式の多くはリチウム電池を内蔵している。
c: 刺激電極は白金系の合金電極をつけたカテーテル電極が一般的である。
d: 出力はパルス振幅0.5Vでパルス幅約10msである。
e: ICHDコードの第1文字は検出部位を表す。
図の漏れ電流測定器具について誤っているのはどれか。
1: 電圧計の入力インピーダンスは1MΩ以上必要である。
2: C1は0.15μFである。
3: R2は1kΩの無誘導抵抗を用いる。
4: C1とR1で構成される低域フィルタの遮断周波数は約1kHzである。
5: 人体の電撃に対する周波数特性を模擬している。
5: 通常、熱ペン書き方式が使われている。
点検項目として適切でないのはどれか。
a: 電気メス :同期感度
b: 除細動器 :高周波漏れ電流
c: ペースメーカ :デマンド感度
d: 心電図モニター :同相除去比
e: 観血式血圧モニター :ステップ応答
電気メスで正しいのはどれか。(医用治療機器学)
a: 数10~数100MHzの高周波電流が用いられる。
b: 標準的な負荷抵抗は5~50kΩである。
c: 切開にはバースト波が用いられる。
d: 対極板は高周波インピーダンスの低いものが望ましい。
e: 高周波漏れ電流は150 mA 以内である。
JIS T 0601-1による漏れ電流測定用電圧計について誤っているのはどれか。
1: 測定用インピーダンス回路が内蔵されている。
2: 入力インピーダンスは1MΩ以上である。
3: 周波数特性は直流から1MHzまで必要である。
4: 合成波形に対して真の実効値指示が必要である。
5: 指示誤差は±5%以内である。
脳波計について正しいのはどれか。
a: 増幅器のCMRR(同相除去比)は60dB以上である。
b: CR結合の標準時定数は0.01秒である。
c: 記録紙上では標準感度は50mV/mmである。
d: 入カインビーダンスは5MΩ以上である。
e: 電極接触インピーダンスは50kΩ以下が望ましい。
図は漏れ電流測定用回路を示す。正しいのはどれか。
a: 点線内の回路は人体の電撃に対する反応の周波数特性を模擬している。
b: 点線内の回路の低域遮断周波数は約15Hzである。
c: 精度10%以内の電圧計を使用する。
d: 測定値は電圧計の読みをR2で除した値をとる。
e: 電圧計の入力インピーダンスは1MΩ以上必要である。
漏れ電流を測定するのに必要なのはどれか。
a: フルスケール100~200mVの交流電圧計
b: 人体の電撃に対する電気特性を模擬した回路
c: 10Hz~100kHzのインピーダンス測定器
d: 方形波を出力することができる発振器
e: 電源極性切り替えスイッチを内蔵した電源ボックス
a: 点線内の回路は人体の電撃に対する反応の周波数特性を模擬したものである。
正しいのはどれか。
a: 心音、心雑音の周波数は20Hz~1kHz程度である。
b: 心音計では、低域、高域、中域、聴覚疑似の心音フィルタが用いられる。
c: 脈波伝搬速度は動脈硬化などの影響を受ける。
d: 指尖容積脈波計は少なくとも心音計の周波数特性以上のものが必要である。
e: 頸動脈波は心拍出量を計測するために用いられる。
簡便に漏れ電流を測定するのに必要なのはどれか。
a: 交流100~200mVの測定範囲を持った交流電圧計
c: 電源極性切り換えスイッチ等を内蔵した電源ボックス
d: 矩形波を出力することができる発振器
e: 10Hz~100kHzのインピーダンス測定器
心電計の保守点検で適切でないのはどれか。
1: 3P電源コードと機器本体との接触状態の確認
2: 誘導コードと電極の接触状態の確認
3: 電極使用後の表面研磨
4: 感度毎の波形の確認
5: 疑似波形の記録
定電流出力型の体外式ペースメーカの出力端子に500Ωの抵抗を接続し、出力電流10mA、パルスレート60回/分およびデマンド感度最高の設定で点検を行った。動作不良を示す項目はどれか。
1: 出力電圧は5Vであった。
2: パルス幅は1msであった。
3: パルス周期は1sであった。
4: デマンド感度は10mVであった。
5: アルカリ乾電池の電圧が9Vであった。
心電計の入力に、心電図信号に比べて1000倍の電圧振幅を持つ同相のハムノイズが混入した。機器の同相弁別比が60dBである場合、ノイズの出力は心電図出力に比べて何倍になるか。
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