病院電気設備の安全基準について誤っているのはどれか。
1: 接地極の接地抵抗は1Ω以下である。
2: 一般病室には医用接地方式が用いられる。
3: 一般非常電源の電圧確立時間は40秒以内である。
4: 瞬時特別非常電源には蓄電池設備が含まれる。
5: EPRシステムでは、患者環境内のすべての金属表面間の電位差は10mV以下である。
JIS T 0601-1における医用機器の安全手段について誤っているのはどれか。
1: クラスⅠ機器の電源コード内の保護接地線の抵抗は0.5Ω以下である。
2: クラスⅠ機器には接地極付2極プラグが必要である。
3: クラスⅡ機器の追加保護手段は補強絶縁である。
4: クラスⅡ機器には使用上の設備による制限はない。
5: 内部電源機器を交流電源に接続したときはクラスⅠ機器として働く。
定格電流 10 A の ME 機器の保護接地回路抵抗を JIS T 0601?1 に基づいて 測定したところ、電圧計の表示値が 1.5 V であった。この ME 機器の接地線抵抗 [mX]はどれか。
1: 60
2: 75
3: 100
4: 120
5: 150
定格電圧100V消費電力500WのME機器の保護接地線抵抗を測定するときにJIST0601-1で規定されている測定電流値[A]はどれか。
1: 10
2: 15
3: 20
4: 25
5: 30
定格10Aの医療機器の着脱可能な保護接地線のインピーダンスを JIST0601-1に基づいた電圧降下法で測定した。インピーダンスが許容値内であるときの電圧降下[V]の上限はどれか。
1: 0
2: 1.5
3: 2
4: 2.5
5: 3
漏れ電流の単一故障状態として規定されていないのはどれか。
1: CF形装着部を持つ心電計の誘導コードに電源電圧が乗った状態
2: 心電図モニタの電極コードの1本が断線している状態
3: B形装着部を持つ機器の信号出力部に電源電圧が乗った状態
4: 3Pプラグのアースピンが折れている状態
5: 電源ヒューズの1本が断線している状態
CF形装着部を有する機器の許容患者洩れ電流値(μA)はどれか。(4P78)
1: 0.1
2: 1
3: 5
4: 10
5: 100
病院の電気設備について正しいのはどれか。
1: 等電位接地を施した導電性部分と医用接地センタ間の電気抵抗は0.1Ω以下である。
2: 非接地配線方式下で使用するME機器はアースをとる必要がない。
3: 非接地配線方式では機器故障時に洩れ電流が高くなるという欠点がある。
4: 医用接地方式では接地センタに接地抵抗100Ω以下の医用接地極をもうける。
5: 等電位接地での患者環境は患者が占める場所から水平方向5m、床上高さ3mである。
病院電気設備について適切でないのはどれか。
1: 医用接地極の接地抵抗は10Ω以下である。
2: 等電位接地設備における金属間電圧は100mV以下である。
3: 非接地配線方式は一線地絡時にも電源供給を確保する。
4: 非常電源コンセントの外郭の色は赤色である。
5: 瞬時特別非常電源の立ち上がり時間は0.5秒以下である。
医用電気機器の漏れ電流測定回路は図に示すようにJISで指定されているが、その抵抗RとコンデンサCの役割はどれか。
1: 漏れ電流波形の平滑化する。
2: 人体の血液インピーダンスを等価的に模擬する。
3: 衝撃的漏れ電流から高感度電圧計を保護する。
4: 人体の電撃に対する反応閾値の周波数特性を模擬する。
5: 医用電気機器からの不要高周波成分を除去する。
漏れ電流測定用の電圧計の特性として、JISで要求されているのはどれか。
a: 入力インピーダンス :1kΩ以下
b: 周波数特性 :直流から10MHzまで平坦
c: 測定精度 :真の値に対して±5%以内
d: 指示方法 :実効値
e: 表示桁数 :8桁以上
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
JIS T 0601-1 の規定で正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
1: 永久設置形機器には商用電源に接続されない機器も含まれる。
2: 補強絶縁は絶縁の機能を強化して単独で用いる。
3: 接触可能金属部は工具を使わずに接触できる金属部分である。
4: 高電圧は交流では500Vを超える電圧をいう。
5: 安全特別低電圧は商用電源を変圧した60Vを越えない電圧をいう。
JIS T 0601-1:2012で規定されている単一故障状態はどれか。
1: 保護接地線の開路
2: 電源導線の2本の断線
3: F形装着部への外部電圧印加
4: 信号入出力部への外部電圧印加
5: 保護接地していない金属の接触可能部分への電圧印加
正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
a: 外装漏れ電流は機器の外装から保接接地線へ流れる電流である。
b: インピーダンス式呼吸モニタで患者に流す電流は患者測定電流である。
c: 外部から装着部への電流の流入に対する保護にはF形絶縁装着部が有効である。
d: 取り外すのに工具を必要とするカバーに覆われた金属部分は接触可能金属部分である。
e: 強化絶縁は基礎絶縁と補強絶縁の二重の絶縁からなる。
非接地配線方式について正しいのはどれが。
a: 絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流は10μA以下である。
b: 絶縁監視装置の表示値が1mAを超えると警報が発生する。
c: 地絡発生時における電源供給の確保が主目的である。
d: 多数のME機器を使用すると絶縁監視装置の警報が発生する可能性がある。
e: 保護接地設備は必要ない。
非接地配線方式について誤っているのはどれか。
1: 絶縁変圧器の2次側電路は接地してはいけない。
2: 2次側電路の定格電圧は単相2線式100Vでなければならない。
3: 絶縁変圧器の2次巻線から1次巻線への漏れ電流の許容値は0.1mA以下である。
4: 絶縁変圧器を用いることによってミクロショックを防止できる。
5: 電源線の1線地絡事故に際しても他の医用電気機器に電力を供給することができる。
JIS T 0601-1:2012 で規定されている単一故障状態はどれか。
a: 保護接地線の開路
b: 絶縁のいずれかひとつの短絡
c: 電源導線のいずれか1 本の断線
d: F 形装着部への外部電圧印加
e: 信号入出力部への外部電圧印加
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
図の漏れ電流測定で正常状態の許容値[nA]はどれか。
2: 50
4: 200
5: 500
2: 一般病室には、医用接地方式が用いられる。
5: 手術室にはEPRシステムを必要とする。
JIS T 0601-1:2012 で規定する保護接地線インピーダンス測定方法について誤っているのはどれか。
1: 無負荷時の試験用電圧は6V以下を用いる。
2: 試験用電源の周波数は50Hzまたは60Hzを用いる。
3: 試験用電流は15Aを用いる。
4: 保護接地線に最大電流を5?10秒間流す。
5: 電圧降下法によりインピーダンスを算出する。
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