生体発生情報に混入する雑音の原因とその種類との組合せで正しいのはどれか。
a: 静電気・・・・・・・・・・・・・・・・高周波
b: ハ ム・・・・・・・・・・・・・・・・低周波
c: 電気メス・・・・・・・・・・・・・・高周波
d: 温度変化・・・・・・・・・・・・・パルス
e: 電源線伝導雑音・・・・・・・超低周波
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
生体電気計測について正しいのはどれか。
a: 電極静止電位は小さい方がよい。
b: Ag-AgC1電極は不分極電極である。
c: 差動増幅器の入力インピーダンスは小さい方がよい。
d: 皮膚インピーダンスは抵抗と静電容量の直列接続で表される。
e: 分極電圧は皮膚と電極との間に生じる直流電圧である。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
入力換算雑音5μV、利得40dBの増幅器で信号を増幅したところ、約0.7mVの雑音電圧を得た。信号に含まれる雑音電圧はおよそいくらか。
1: 1μV
2: 5μV
3: 10μV
4: 5mV
5: 10mV
差動増幅器について正しいのはどれか。
a: オフセットを調整する必要がない。
b: 電源電圧の変動の影響を受けにくい。
c: 直流信号を増幅できる。
d: CMRR(同相除去比)を大きくすることができる。
e: 内部雑音を相殺することができる。
電気メスに高周波電流を用いる主たる理由はどれか。
1: 患者の神経・筋への刺激防止
2: 皮膚接触インピーダンス低下の防止
3: 心電図へのノイズ混入防止
4: 術者・介助者の感電防止
5: 分流熱傷の防止
CF形機器の入力回路をフローティングにする理由はどれか。
1: 基線の動揺(ドリフト)を防ぐ。
2: 交流雑音を除く。
3: 入力インピーダンスを高くする。
4: ミクロショックを防ぐ。
5: 消費電力意を節約する。
漏れ電流を測定するのに必要なのはどれか。
a: フルスケール100~200mVの交流電圧計
b: 人体の電撃に対する電気特性を模擬した回路
c: 10Hz~100kHzのインピーダンス測定器
d: 方形波を出力することができる発振器
e: 電源極性切り替えスイッチを内蔵した電源ボックス
生体計測用電極について誤っているのはどれか。
1: 電極面積が大きいほど電極インピーダンスは小さい。
2: 電極面積を小さくしても電極電位は変わらない。
3: 異種の金属電極の使用は電極電位の影響を増大させる。
4: 電極インピーダンスは周波数の増加とともに大きくなる。
5: 新品の再使用型金属電極はエージングを行う。
医用差動増幅器の性能を評価するための事項として適切でないのはどれか。
1: CMRR(同相除去比)
2: 周波数特性
3: 入力インピーダンス
4: 入力換算雑音
5: サンプリング周波数
心電計の時定数について正しいのはどれか。(生体計測装置学)
a: 心電図の波形取り込み速度を表している。
b: 入力インピーダンスに比例する。
c: 入力電圧に対する過渡応答の特性を表している。
d: 増幅器の低域遮断周波数に反比例する。
e: 大きくすると高い周波数成分は減衰する。
正しいのはどれか。
a: 生体の電気特性の測定によって循環や呼吸に関する情報が得られる。
b: 生体インピーダンス測定は無侵襲的患者監視に適する。
c: 電気による測定から、逆推定によって容易に生体電気特性の絶対値が得られる。
d: 脂肪層の導電率は筋肉層の導電率より大きい。
e: 生体内の電磁波の波長は自由空間での波長と異なる。
生体電気計測を行う場合、同一種類の金属の電極を使用する主な理由はどれか。
1: 電極電位の差を軽減するため
2: 電極インピーダンスを小さくするため
3: 金属イオンが溶け出さないようにするため
4: 計測器からの漏れ電流を避けるため
5: ペーストの使用が不要になるため
脳波計について誤っているのはどれか。
1: 周波数特性は0.5~70Hzである。
2: 同相弁別比は60dB以上必要である。
3: 増幅度は100dB以上必要である。
4: 入力インピーダンスは50kΩである。
5: 標準紙送り速度は毎秒3cmである
生体電気計測に使用するフィルタについて正しいのはどれか。
a: 帯域除去フィルタの代表的なものはハム除去フィルタである。
b: 低域遮断フィルタを備えた増幅器をAC増幅器という。
c: 集積回路を利用したフィルタを受動フィルタという。
d: 静止電位の測定にはAC増幅器を用いなければならない。
e: 分極などによる不要な直流成分やドリフトを除去するにはDC増幅器を用いるとよい。
簡便に漏れ電流を測定するのに必要なのはどれか。
a: 交流100~200mVの測定範囲を持った交流電圧計
c: 電源極性切り換えスイッチ等を内蔵した電源ボックス
d: 矩形波を出力することができる発振器
e: 10Hz~100kHzのインピーダンス測定器
負帰還増幅器の利点はどれか。
1: 大振幅出力が得られる。
2: 利得が大きい。
3: 消費電力が少ない。
4: 周波数特性が良い。
5: 発振しやすい。
図の漏れ電流測定器具について誤っているのはどれか。
1: 電圧計の入力インピーダンスは1MΩ以上必要である。
2: C1は0.15μFである。
3: R2は1kΩの無誘導抵抗を用いる。
4: C1とR1で構成される低域フィルタの遮断周波数は約1kHzである。
5: 人体の電撃に対する周波数特性を模擬している。
演算増幅器について正しいのはどれか。
a: 通常は正帰還をかけることにより必要な増幅度を実現する。
b: 差動入力端子を有している。
c: コンデンサ、抵抗と組み合わせて積分回路、微分回路などが簡単につくれる。
d: 直流信号は増幅できない。
e: 本質的に増幅器であるから、インピーダンス変換回路はつくれない。
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