第26回国試午前71問の類似問題

国試第4回午後:第33問

人工心肺による体外循環の血液に及ぼす影響について正しいのはどれか。

a: 赤血球の損傷

b: 血漿蛋白の変性

c: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の増加

d: 血液粘度の低下

e: ヘマトクリット値の増加

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第7回午後:第44問

人工心肺による低体温での体外循環について誤っているのはどれか。

a: 組織の酸素需要は減少する。

b: 組織での酸素授受がよくなる。

c: 血液の粘度が低下する。

d: 血液の凝固能が変化する。

e: 酸素解離曲線が左方に移動する。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第23回午前:第71問

人工心肺使用中の生体側に起こる変化はどれか。

a: 血漿遊離ヘモグロビン濃度の低下

b: 血小板数の増加

c: リンパ球数の増加

d: 補体の活性化

e: 血糖値の増加

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第31回午前:第70問

人工心肺を用いた体外循環中の血中電解質について正しいのはどれか。

a: インスリン使用時には低カリウムになりやすい。

b: 低体温時には高カリウムになりやすい。

c: アルカローシス時には高カリウムになりやすい。

d: 保存血を使用すると低カルシウムになりやすい。

e: 低ナトリウムになりやすい。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第72問

人工心肺による体外循環で潅流圧低下を引き起こすのはどれか。

a: 大動脈遮断解除

b: 血漿増量剤投与

c: 冷却開始

d: 血管収縮剤投与

e: 大動脈解離

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第13回午後:第54問

人工心肺について正しいのはどれか。

a: 希釈体外循環は腎不全防止に効果がある。

b: 希釈体外循環の希釈率は10~20%が妥当である。

c: 加温時には脱血温と熱交換器内血液温との差を20~25°Cに保つ。

d: 体外循環中はアシドーシスに傾く。

e: $ \mathrm{S}{\overline{v}}_{O_2} $(混合静脈血酸素飽和度)70%を目標に灌流量を設定する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第27回午後:第71問

人工心肺による体外循環中の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。

1: IABPの併用

2: 細動心の除細動

3: アドレナリンの投与

4: 左心腔内血液の吸引(ベンティンブ)

5: 部分体外循環から完全体外循環への移行

国試第7回午後:第43問

人工心肺による体外循環中、血液に現れる影響はどれか。

a: 赤血球の損傷

b: ヘマトクリット値の増加

c: 異常白血球の出現

d: 血漿たんぱくの変性

e: 血小板の減少

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第33回午前:第71問

人工心肺による体外循環時に血中カリウム値の上昇を来すのはどれか。

a: 溶 血

b: 代謝性アルカローシス

c: インスリン投与

d: 低体温

e: 心筋保護液注入

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第11回午後:第50問

人工心肺施行中の生理学的変化として誤っているのはどれか。

1: 代謝性アシドーシス

2: α波の消失

3: 尿量の減少

4: 血糖値の上昇

5: 血小板数の増加

国試第35回午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環中の血液凝固系管理について正しいのはどれか。 

1: ワルファリン内服患者ではカニュレーション開始前のヘパリン投与は不要である。 

2: 完全体外循環中にACTが600秒以上になった場合には少量のプロタミンを投与する。 

3: 人工心肺離脱後のプロタミン投与時には心機能は良好であっても血圧低下に注意する。 

4: 人工心肺離脱後の送血カニューレの抜去はプロタミン投与後に行う。 

5: 人工心肺離脱後はプロタミン投与後も吸引ポンプで出血を回収し使用血液量の節減に努める。 

国試第1回午後:第48問

人工心肺による体外循環中にみられる血液性状の変化について正しいのはどれか。

a: 血球の損傷が起こる。

b: 血液とガスなどとの接触によって血漿蛋白の変性が起こる。

c: 白血球数が増加する。

d: 血小板が増加する。

e: 血漿遊離ヘモグロビン濃度が増加する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第23回午後:第69問

人工心肺時の血液希釈について誤っているのはどれか。

1: 血液粘性が低下する。

2: 膠質浸透圧が低下する。

3: 酸素運搬能が増加する。

4: 溶血が軽減する。

5: 酸素解離曲線が左方移動する。

ME2第37回午後:第30問

人工心肺について誤っているのはどれか。

1: ローラポンプは圧閉度を調整する。

2: 体外循環開始前にプロタミンを投与する。

3: 送血カニューレは大動脈に挿入する。

4: 体外循環開始時に酸素の吹送を開始する。

5: 大動脈を遮断してから心筋保護液を注入する。

国試第35回午後:第72問

人工心肺を用いた体外循環中の事象と対処法について誤っているのはどれか。 

1: 溶血が顕著な場合にはポンプチューブの圧閉度を調整する。 

2: 代謝性アルカローシス時には炭酸水素ナトリウムを投与する。 

3: ヘマトクリット値の低下時には水分バランスをチェックする。 

4: ACTが延長しないときにはヘパリンを追加する。 

5: 脱血不良時には脱血カニューレの挿入部位をチェックする。 

国試第24回午後:第69問

人工心肺による体外循環で使用される薬剤について誤っている組合せはどれか。(生体機能代行装置学)

1: 乳酸加リンゲル 血液希釈

2: マニトール 浸透圧の調整

3: 重炭酸ナトリウム アルカローシスの補正

4: アルブミン 膠質浸透圧の保持

5: ヘパリン 血液凝固能の低下

国試第29回午前:第73問

人工心肺による体外循環において送血流量を上げるべきなのはどれか。

1: 脱血不良時

2: 大動脈遮断時

3: 大動脈遮断解除時

4: 復温時

5: 大動脈解離発生時

国試第10回午後:第48問

人工心肺による体外循環中に血液を希釈する目的として正しいのはどれか。

a: 空気塞栓症を予防する。

b: 血液の粘度を下げる。

c: 組織灌流を良好にする。

d: 使用血液量を節減する。

e: 生体の酸素需要を促進する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第36回午前:第73問

人工心肺を用いた体外循環について正しいのはどれか。

1: .ヘパリンは送血管および脱血管の挿入が完了した後に投与する。

2: .ACT(活性化凝固時間)は150~250秒に維持する。 

3: 目標とする至適灌流量が得られた状態を完全体外循環という。 

4: 血液希釈限界はヘモグロビン10g/dLである。 

5: 復温灌流中には送脱血温の温度較差を10℃以内とする。 

国試第14回午後:第59問

膜型人工肺での体外循環中に血液の酸素加能が低下した場合、考えられる原因はどれか。

a: 血漿漏出

b: 血液凝固時間短縮

c: 血圧上昇

d: 胸腔内出血

e: ポンプ流量増加

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e