心電計の商用交流雑音(ハム)を除くためのフィルタの周波数特性として適切なのはどれか。(ただしfcは商用周波数である。)
心電図の計測で商用交流雑音対策に用いられるのはどれか。
a: 移動平均処理
b: 加算平均処理
c: 差動増幅器
d: ハムフィルタ
e: ACラインフィルタ
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
心電計の紙送り速さの確認で適切でないのはどれか。
1: 商用交流雑音(ハム)を入力した。
2: 1周期400msの矩形波を入力した。
3: 120ppmに設定した体外式ペースメーカの信号を入力した。
4: 点検者自身の心電図を入力した。
5: 低周波発振器から10Hzの正弦波を入力した。
雑音対策について誤っているのはどれか。
1: 電源線から混入する雑音の除去にラインフィルタが使われる。
2: 商用交流雑音を除去するためにハムフィルタが使われる。
3: 周波数の低い雑音の除去には移動平均が使われる。
4: 信号の入力導線にはシールド線が使われる。
5: 不規則雑音の除去には加算平均が使われる。
心電図信号に数kHzの雑音が重畳した。この雑音を低減するための適当な処理はどれか。(生体計測装置学)
a: ハムフィルタをONにした。
b: 低域(通過)フィルタを調整した。
c: 移動平均演算を行った。
d: データ圧縮を行った。
e: 微分演算を行った。
信号処理について正しいのはどれか。
a: 50Hzの雑音を除去するには遮断周波数25Hzの高域(通過)フィルタを用いる。
b: 角周波数ωと周波数fとの間の関係はf=2πωで表される。
c: 不規則雑音に埋もれた信号を1000回加算平均すると雑音成分はもとの1/√1000になる。
d: 時系列信号の周波数成分を知るにはフーリエ変換が有効である。
e: 時系列信号のAD変換では標本化の前に量子化を行う。
商用交流雑音を除去するのに有効でないのはどれか。(生体計測装置学)
1: 接 地
2: 差動増幅器
3: ハムフィルタ
4: 恒温室
5: シールドルーム
心電計について正しいのはどれか。
a: 正常心電図の周波数成分は0.5~60Hzである。
b: 高域の周波数特性は電極の性能に影響される。
c: 低域の周波数特性は時定数によって規定される。
d: 周波数特性はサーマルアレイ式が熱ペン式より優れている。
e: ハムフィルタを入れると心電図波形のQRSがひずむ。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
1: 商用交流雑音の除去にはCMRRの高い差動増幅器を使用する。
2: 高周波雑音を除去するためにハムフィルタが使われる。
3: 加算平均は不規則雑音を低減するのに使われる。
4: 信号の入力導線にはシールドが施されたものを用いる。
5: ディジタルフィルタは離散値の演算によって雑音を除去する。
c: 低域の周波数特性は時定数により規定される。
d: 周波数特性はサーマルアレイ方式が熱ペン式よりも優れている。
1: 信号の入力導線にシールド線を使用する。
2: 入力導線をまとめると電磁誘導による交流雑音が軽減できる。
3: ディジタルフィルタは演算によって雑音を除去する。
4: 不規則雑音の低減化には加算平均を使用する。
5: 高周波雑音はハムフィルタで除去する。
心電計を点検した。不適切なのはどれか。
1: 時定数:0.3秒
2: 周波数特性:0.05~100Hz(-3dB)
3: 標準紙送り速度:25mm/秒
4: 最小検知電圧:20μVpp
5: 入力換算雑音:20μVpp
0.1Hz以上120Hz未満の周波数成分を含む生体信号を正しくA/D変換するために、理論上最低限必要なサンプリング周波数はどれか。
1: 0.1Hz
2: 60Hz
3: 120Hz
4: 240Hz
5: 480Hz