第15回国試午前50問の類似問題

国試第2回午後:第8問

信号処理について正しいのはどれか。

a: 最高200Hzの周波数成分を含むアナログ信号をA/D変換するときのサンプリング(標本化)周波数は400Hz以上でなければならない。

b: 加算平均法は信号の周波数成分(スペクトル)を求めるのに有効である。

c: 高速フーリエ変換(FFT)は雑音中の信号の波形を再現するのに有効である。

d: 繰り返しのある信号をN回加算平均すると信号対雑音比(S/N)は1/√N倍に低下する。

e: 計算機内のデータベースをペンレコーダに連続量として描かせるにはD/A変換が必要である。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第3回午前:第56問

誤っているのはどれか。

1: 空気中の音速は気温によって変わる。

2: 音の振動数を表す単位としてデシベルが使われる。

3: 観測者が音源に近づくとき周波数が高く聞こえる。

4: 超音波は可聴周波数より高い振動数の音波である。

5: 音波の振動数が高いほど鋭い指向性を示す。

国試第1回午後:第7問

信号対雑音比(S/N)を向上させるために、不規則雑音を含む繰り返し信号を100回加算平均した。結果に含まれる雑音の振幅はもとの何倍になるか。

1: 0.01

2: 0.02

3: 0.1

4: 1

5: 10

国試第8回午後:第24問

不規則雑音を含む繰り返し信号を100回加算平均した。正しいのはどれか。

1: 信号成分は10倍になる。

2: 信号成分は$\frac{1}{10}$になる。

3: 雑音成分は$\frac{1}{100}$になる。

4: 雑音成分は$\frac{1}{10}$になる。

5: S/Nは100倍になる。

国試第14回午後:第23問

正しいのはどれか。

a: アナログ変調方式には搬送波を必要とする。

b: ディジタル変調方式にはクロックを必要とする。

c: ディジタル変調方式のみで無線伝送が可能である。

d: AMは雑音の影響をほとんど受けない。

e: 雑音レベルが閾値を超えるとFMの受信品質は急激に劣化する。

1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e

国試第3回午後:第26問

信号を伝送するときの変調方式について誤っているのはどれか。

1: 宇宙通信のように耐雑音特性が強く要求されるときには、回路が複雑になってもPCM(パルス符号変調)が使われる。

2: FMはAMより耐雑音特性は悪いが周波数帯域を広く使わなくて済む利点がある。

3: PWMは振幅の変化を生じさせる雑音に強い性質がある。

4: 信号を変調する際には、信号のサンプリングに関する標本化定理を満足しなければならない。

5: 伝送方式によっては、FM-FMあるいはPWM-FMなどの多重変調方式をとることもある。

国試第12回午後:第26問

正しいのはどれか。

a: ノッチフィルタは特定の周波数の信号を通過させる。

b: 差動入力回路は同相雑音を除去できない。

c: 加算平均処理はS/N比を改善する。

d: ディジタルフィルタはソフトウェアで構成できる。

e: 受動フィルタでは信号の電力損失がない。

1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e

国試第25回午前:第27問

雑音対策について誤っているのはどれか。

1: 商用交流雑音の除去にはCMRRの高い差動増幅器を使用する。

2: 高周波雑音を除去するためにハムフィルタが使われる。

3: 加算平均は不規則雑音を低減するのに使われる。

4: 信号の入力導線にはシールドが施されたものを用いる。

5: ディジタルフィルタは離散値の演算によって雑音を除去する。