IABPについて正しいのはどれか。
a: バルーンを下行大動脈内に留置する。
b: 冠状動脈血流量を増加させる。
c: 心臓の拡張期にバルーンを収縮させる。
d: 成人には容積300mlのバルーンを用いる。
e: バルーンの収縮・拡張は心電図のR波に同期させて行う。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
1: 駆動ガスは炭酸ガスを用いる。
2: 観血式血圧モニタは不要である。
3: 不整脈のある患者には使用できない。
4: 電気メスの使用中は血圧同期に切り替える。
5: 患者搬送中は使用できない。
大動脈バルーンパンピング(IABP)について正しいのはどれか。
a: 心臓の拡張期にバルーンを縮小させる。
b: 動脈圧波形をトリガーにしてバルーン作動はできない。
c: 心筋に対する後負荷が軽減される。
d: 心筋への酸素供袷が増加する。
e: 拡張期動脈圧の上昇がみられる。
1: バルーンサイズは体重により決定する。
2: 抗凝固剤を用いない。
3: PCPSとの併用は禁忌である。
4: 停電時は手動で駆動する。
5: 電気メス使用時は血圧トリガを用いる。
大動脈バルーンパンピング(IABP)の効果について誤っているのはどれか。
a: 心仕事量の減少
b: 心筋酸素消費量の軽減
c: 後負荷の増加
d: 大動脈基部拡張期圧の減少
e: 冠動脈血流量の増加
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
1: 左室仕事量の軽減
2: 肺動脈楔入圧の上昇
3: 冠血流量の増加
4: 心筋酸素消費量の減少
5: 心臓の後負荷の軽減
IABPの適応はどれか。
a: 急性心筋梗塞時の心原性ショック
b: 関心術後の低心拍出量症候群
c: 心停止後の補助循環
d: 気胸時の応急処置
e: 体外循環離脱困難例
IABPのタイミング調整として適切でないのはどれか。
1: R波を検出した時点でバルーンが収縮している。
2: ペースメーカ使用時にペースメーカトリガモードにしている。
3: 電気メスの使用時に血圧トリガとしている。
4: 心臓の収縮期にバルーンが拡張している。
5: 心房細動のときに不整脈モードにしている。
大動脈内バルーンパンピング法(IABP)の適応で誤っているのはどれか。
1: 急性心筋梗塞に続発した心原性ショック
2: 心室細動
3: 開心術後の人工心肺からの離脱不能
4: 開心術後の低心拍出量症候群
5: 切迫梗塞
補助循環について正しいのはどれか。
a: IABPではバルーンに圧縮空気を出入りさせて拡張・収縮を行う。
b: IABPでは正常心機能の50~60%の補助効果が得られる。
c: PCPSはPTCAの補助手段として用いられる。
d: 補助人工心臓では連続流型は拍動流型よりも小型のものが多 い。
e: 補助人工心臓では左室脱血よりも左房脱血の方が高流量を得 やすい。
IABPの操作で正しいのはどれか。
1: 電気メスを使用したら正しく同期できなくなったので、血圧同期とした。
2: 装置本体が故障したので、バルーンを拡張状態にして装置を交換した。
3: 駆動用ガス圧が低下したので、アルゴンガスボンベに交換した。
4: 心拍リズムが不整となったので、IABPの使用を中止した。
5: 心電図に交流ノイズが混入し同期しにくくなったので、内部同期とした。
IABPのバルーンの駆動タイミングとして誤っているのはどれか。
1: 収縮は血圧が上昇しはじめる直前に行う。
2: 収縮は心電図のQ波付近で行う。
3: 拡張は大動脈弁が開じてから行う。
4: 拡張は心電図のT波の頂点付近で行う。
5: 拡張は最低血圧に達した時点で行う。
1: PCPSとの併用は禁忌である。
2: ベッドサイドで施行できない。
3: ACTは400秒以上で管理する。
4: 大動脈弁閉鎖不全症では禁忌である。
5: 心電図トリガではP波を使用する。
IABPの適応症例として正しいのはどれか。(体外循環装置)
1: 血液凝固異常
2: 末梢動脈の閉塞性動脈硬化症
3: 高度な大動脈弁閉鎖不全
4: 急性大動脈解離
5: 心筋梗塞による心原性ショック
人工心肺による体外循環中の操作で心筋酸素消費量を増加させるのはどれか。
1: IABPの併用
2: 細動心の除細動
3: アドレナリンの投与
4: 左心腔内血液の吸引(ベンティンブ)
5: 部分体外循環から完全体外循環への移行
1: IABPではバルーンを弓部大動脈に留置する。
2: PCPSは全身麻酔を必要とする。
3: PCPSは左心系の後負荷を軽減する。
4: 補助人工心臓は右心補助に用いられることが多い。
5: 補助人工心臓は左房脱血よりも左室脱血タイプが多い。
a: 心電図トリガでは確実なR波を得るようにする。
b: 動脈圧トリガではノッチ付近でバルーンを膨張させる。
c: 使用するガスとして応答性の良いのは二酸化炭素である。
d: バルーンカテーテルを血管内に挿入することをラッピングという。
e: IABPにより動脈の拡張期圧は高くなる。
IABPの適応でないのはどれか。
a: 心源性ショック
b: 開心術後低心拍出量症候群
c: 大動脈弁閉鎖不全症
d: 大動脈瘤
e: 心筋梗塞
IABPの初期設定で正しいのはどれか。
1: 心電図同期ではT波でバルーンを収縮させる。
2: 血圧同期では動脈圧波形の立ち上がりでバルーンを収縮させる。
3: 血圧を上昇させるため心収縮期にバルーンを拡張させる。
4: バルーンカテーテルが折れ曲がっているときは駆動圧を高くする。
5: 駆動開始時にバルーン内部をヘリウムガスで置換する。
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