第2種高気圧酸素療法装置について誤っているのはどれか。
1: 医療従事者の衣服には静電気が発生しないものを使用する。
2: タンク内で点滴が可能である。
3: 減圧が速すぎると血管内に気泡が生じる危険がある。
4: あらかじめ患者に耳抜きの訓練をさせる。
5: タンク内では電気による保温器具を用いる。
麻酔器の保守点検をした。異常なのはどれか。
1: 酸素濃度計のセンサを空気にさらし、酸素濃度が21%であった。
2: 酸素ガスの供給を止めると、亜酸化窒素ガスが遮断された。
3: 補助酸素ボンベの内圧が10MPaであった。
4: 炭酸ガス吸収剤が紫色であった。
5: 酸素フラッシュ流量が40l/分で、あった。
麻酔器の点検で以下の結果を得た。対処しなければならないのはどれか。
1: 酸素の流量が5L/minであった。
2: 酸素の供給を遮断すると亜酸化窒素も遮断された。
3: 酸素供給圧が他のガスより30kPa高かった。
4: 二酸化炭素吸収剤が紫色であった。
5: 呼吸回路内圧を上昇させたところAPL弁が作動した。
高圧ガスボンベについて誤っているのはどれか。
1: 二酸化炭素ボンベは横にして使用する。
2: 亜酸化窒素の残量は重量でわかる。
3: 立てた状態で貯蔵する。
4: 完全に充填された酸素ボンベの内圧は約15MPaである。
5: ヨーク形ではピンインデックスで誤接続が防止される。
麻酔器の使用前点検を行った。酸素、亜酸化窒素(笑気)をそれぞれ3l/minで流した状態で酸素の供給を止めたところ、酸素の流量は0 l/minとなったが亜酸化窒素はそのまま流れ続けた。最も考えられるのはどれか。
1: 正常である。
2: 亜酸化窒素の圧力調整器が故障している。
3: 酸素の圧力調整器が故障している。
4: ガス遮断安全装置が故障している。
5: 低酸素防止装置付流量計が故障している。
医療ガスの安全供給を維持するのに使用しないのはどれか。
1: マニフォールドシステム
2: 遠隔警報表示盤
3: ピンインデックスシステム
4: 酸素濃度系
5: EPRシステム
医療ガスについて正しいのはどれか。
a: 酸素は可燃性気体である。
b: 麻酔用ガスには引火性のものが多い。
c: 笑気ガスには支燃性がある。
d: エチレンオキサイドガス(EOG)は燃焼爆発性を有している。
e: ハロタンは麻酔で使用される通常の濃度でも可燃性を有する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
麻酔器の始業点検について誤っているのはどれか。
1: 酸素の補助ボンベのバルブを開き圧力を確認した。
2: 亜酸化窒素の供給を止めると酸素の供給が止まることを確認した。
3: APL弁を閉じて呼吸回路のリークテストをした。
4: 気化器のダイアルがオフの状態で酸素を流し、臭いがないことを確認した。
5: 麻酔ガス排除装置の吸引流量を確認した。
高圧ガス容器の接続口でガス別特定として、おねじを用いなければならないのはどれか。
a: 酸 素
b: 窒 素
c: 治療用空気
d: 二酸化炭素
e: 亜酸化窒素
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。
1: 入室者の着衣には合成繊維製品を避ける。
2: 第1種装置は患者を一人だけ収容する装置である。
3: 第1種装置において認められる生体情報は心電図と脳波である。
4: 第2種装置は酸素で加圧する。
5: 第2種装置は複数の患者と医療職員を収容できる。
V 3.4と刻印されている酸素ボンベ内圧が10MPaある。流量6 L/分で酸素投与されている患者を搬送する場合、およその搬送可能時間[分]はどれか。
1: 10
2: 50
3: 100
4: 150
5: 200
高気圧酸素治療で2気圧に加圧した場合の装置内の分圧について、正しいのはどれか。
a: 空気加圧の第1種治療装置では、酸素分圧は520mmHg
b: 酸素加圧の第1種治療装置では、酸素分圧は1,520mmHg
c: 空気加圧の第2種治療装置では、酸素分圧は319mmHg
d: 酸素加圧の第1種治療装置では、窒素分圧は0mmHg
e: 空気加圧の第2種治療装置では、窒素分圧は912mmHg
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
静止状態で測定した酸素配管端末器の供給圧[kPa]で正常範囲にあるのはどれか。
1: 100
2: 150
3: 300
4: 420
5: 560
1: 血液の溶解酸素を増加する治療である。
2: 第1種装置は酸素で加圧することができる。
3: 加圧は毎分0.16~0.24MPa(約1.6~2.4kgf/cm2の速度で行う。
4: 耳抜きは外耳道と中耳との圧力差をなくすために行う。
5: 第2種装置とは大型(多人数用)のものをいう。
酸素濃縮器について正しいのはどれか。
1: 吸着型は最高で濃度50%の酸素ガスを供給できる。
2: 膜型は加湿器が必要である。
3: 慢性呼吸器疾患に用いられる。
4: 呼吸同調器は酸素を絶え間なく流すために用いる。
5: 配管端末器との接続が必要である。
3: 減圧は毎分1.0kg / cm2以上の速度で行う。
4: 耳抜きは外耳道と中耳との圧力差をなくするために行う。
血液ガス・酸塩基平衡について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)
a: 血液の酸素分圧とヘモグロビンの酸素飽和度は比例する。
b: 健常人の室内気吸入時の肺胞気酸素分圧は約100mmHgである。
c: 二酸化炭素は主に炭酸水素イオンとして運搬される。
d: 安静時の動脈血二酸化炭素分圧は約40mmHgである。
e: pHは水素イオン濃度に比例する。
安全管理技術について正しいのはどれか。(医用機器安全管理学)
1: 液化酸素ボンベが倒れると危険なのであらかじめ倒しで使用する。
2: 使用中点検として漏れ電流を測定する。
3: 始業点検は外観点検や作動点検より機能点検が主になる。
4: 定期点検における点検周期は機器の使用頻度で異なる。
5: 医療ガス配管端末器の始業点検ではガス流量を測定する。
高気圧酸素治療装置で正しいのはどれか。
a: 第1種治療装置は単室構造に限定される。
b: 第1種治療装置は酸素加圧式に限定される。
c: 定期点検は2年に1回が義務づけられている。
d: 定期点検では安全弁の分解点検を要する。
e: 日常点検での使用前点検では通話装置の動作を確認する。
医療ガスの性質で正しい組合せはどれか。ガスの種類 -- 比重(対空気)---- 支燃性
1: 空 気 -------- 1.00 -------- なし
2: 酸 素 -------- 0.82 -------- あり
3: 窒 素 -------- 1.-------- なし
4: 二酸化炭素 --- 0.97 -------- あり
5: 亜酸化窒素 --- 1.-------- あり
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