酸素療法について正しいのはどれか。
a: 酸素は高圧低温下で空気を液化分離して製造される。
b: 未使用酸素ボンベ内の圧力は約15MPaである。
c: 鼻カニューレ法で60%以上の吸気酸素濃度を得ることができる。
d: 在宅では液化酸素を利用することができない。
e: 副作用として酸素中毒に注意する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
酸素療法の安全対策として正しいのはどれか。
a: 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の急性増悪時には CO2 ナルコーシスの危険がある。
b: 90%の酸素濃度で酸素中毒をきたす危険はない。
c: 酸素は可燃性ガスである。
d: 酸素ボンベは高温・直射日光を避けた場所に保管する。
e: 液体酸素が漏れた場合、凍傷などを起こす危険性がある。
酸素療法について正しいのはどれか。(人工呼吸療法)
高気圧酸素治療(高圧酸素療法)について正しいのはどれか。
1: 血液中の溶解(溶存)酸素量の増加を主な目的とする。
2: 血液中の溶解(溶存)酸素量の増加には一定の限界がある。
3: ヘモグロビンと結合する酸素量の増加には限界がない。
4: 急性の全身的低酸素症には有効だが、慢性の局所的(部分的)低酸素症には効果がない。
5: 肺からだけでなく、皮膚や粘膜などからも多量の酸素が血液中に入る。
高気圧酸素治療で正しいのはどれか。
a: 第2種装置の加圧は空気で行う。
b: 装置内部の消毒はアルコールで行う。
c: 寒冷特には使い捨てカイロを持たせる。
d: 減圧症の治療は酸素再圧法で行う。
e: 心電図のモニタは可能である。
高(気)圧酸素療法について正しいのはどれか。
a: 一酸化炭素中毒の治療として行われる。
b: 空気塞栓症の治療として行われる。
c: 血液の溶解酸素量は増加しない。
d: 治療に用いられる気圧は1気圧以下である。
e: 慢性の低酸素症は改善されない。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
a: 病態により動脈血酸素分圧(PaO2)の目標値は異なる。
b: ベンチュリーマスクは吸気酸素濃度を調節できる。
c: ベンチュリーマスク使用時には酸素の流量を少なくする。
d: 吸気酸素濃度は機器によらず50%以上にできる。
e: 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)が高い場合は低い酸素濃度から換気を開始する。
高気圧酸素治療について正しいのはどれか。
a: 血液中の溶解型酸素の増量を目的とする。
b: 高気圧酸素環境下では多量の酸素が皮膚から浸透する。
c: 第2種装置内へはどのような医療機器も搬入できる。
d: 意識障害で耳管の開放ができない場合は鼓膜穿刺を施行する。
e: 治療終了後には必ず装置点検を行う。
呼吸不全について正しいのはどれか。
a: 空気呼吸下で動脈血酸素分圧(PaO2)60mmHg以下である。
b: 高二酸化炭素血症を伴う低酸素血症は換気障害による。
c: 高二酸化炭素血症を伴わない低酸素血症は拡散障害による。
d: 呼吸不全は肺に基礎疾患がなければ起こらない。
e: シャント率が高い呼吸不全では酸素療法が有効である。
第2種高気圧酸素治療装置について適切でないのはどれか。
1: 治療前に患者に耳抜きの訓練をさせる。
2: 加圧には酸素ガスを用いる。
3: 減圧速度は毎分0.8kgf/cm2以下で行う。
4: タンク内に電気機器は持ち込まない。
5: 静電気を発生する衣類は着用しない。
酸素療法の合併症で正しいのはどれか。
a: CO2ナルコーシス
b: 吸収性無気肺
c: 空気塞栓症
d: 皮下気腫
e: 酸素中毒
在宅酸素療法について正しいのはどれか。
1: 慢性心不全に用いられる。
2: 肺高血圧症に用いられない。
3: 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の予後を改善しない。
4: 動脈血の二酸化炭素分圧の確認は不要である。
5: 吸気デマンドバルブで酸素ボンベの使用時間は 10 倍に伸びる。
ベンチュリマスクによる酸素療法について正しいのはどれか。
a: 100%の吸入気酸素濃度が可能である。
b: 一定の吸入気酸素濃度が維持される。
c: 慢性呼吸不全患者に有用である。
d: CO2ナルコーシスの危険性が高い。
e: マスク死腔量が極めて大きい。
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。(高気圧療法)
1: 血液に溶解する酸素量はダルトンの法則に従う。
2: 減圧症の再発治療の基本原理はボイルの法則である。
3: 治療前に耳抜き訓練として唾液を嚥下させる。
4: 第2種装置では複数の患者を治療できる。
5: 酸素中毒の発生に注意する。
高気圧酸素治療の安全対策について正しいのはどれか。
a: 治療前に患者の衣類を確認する。
b: 使い捨てカイロを装置内へ持ち込ませない。
c: 治療開始前に耳抜きを指導する。
d: 治療開始直前に装置内をアルコールで清拭する。
e: 減圧を毎分1.0kgf/cm2の速度で行う。
高気圧酸素治療について誤っているのはどれか。
1: 入室者の着衣には合成繊維製品を避ける。
2: 第1種装置は患者を一人だけ収容する装置である。
3: 第1種装置において認められる生体情報は心電図と脳波である。
4: 第2種装置は酸素で加圧する。
5: 第2種装置は複数の患者と医療職員を収容できる。
ショック患者の酸素吸入について正しいのはどれか。
a: パルスオキシメータはモニタとして有用である。
b: ショックのタイプにかかわらず適応がある。
c: フェイスマスクでは7~8l/minの流量で約40%の吸気酸素濃度となる。
d: 低酸素血症が改善されれば組織への酸素供給も改善される。
e: 酸素吸入中に輸液療法を併用してはならない。
医療用酸素濃縮器について正しいのはどれか。
a: 吸着型では空気中の窒素を吸着する。
b: 膜型では20 L/分以上の酸素を供給できる。
c: 膜型では酸素濃度90%以上を供給できる。
d: 膜型ではゼオライト膜が使用されている。
e: 装置の安全性はJISで規定されている。
a: 圧力は1絶対気圧以下でもよい。
b: 血液中の溶解型酸素量の増加には限界がある。
c: ヘモグロビンと結合する酸素量の増加には限界がある。
d: 減圧は段階的に行う。
e: 第1種装置内へは眼底鏡を持ち込める。
低酸素血症を呈する病態はどれか。
a: 肺内シャント増加
b: 換気血流比不均等分布
c: 拡散障害
d: 貧血
e: 呼吸性アルカローシス
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