電気メスの使用に際して正しいのはどれか。
1: 対極板コードの余分な部分はコイル状に巻いて使用する。
2: 対極板の面積はできるだけ小さい方が安全である。
3: 患者のペースメーカのモードを固定レートに変更する。
4: 手術野における揮発性溶剤との併用は安全である。
5: フローティング形電気メスは対極板を用いない。
電気メスの対極板装着部位において熱傷の原因となる電流密度の閾値はおよそいくらか。
1: 30A/cm2
2: 3A/cm2
3: 300mA/cm2
4: 30mA/cm2
5: 3mA/cm2
電気メスについて正しいのはどれか。
a: 切開には連続正弦波が用いられる。
b: 対極板接触面積の増加は熱傷の原因である。
c: 出力回路には抵抗が挿入されている。
d: スプリット型対極板は接触インピーダンスを測定する。
e: バイポーラ電極は挟まれた部位を凝固する。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
電気メスの使用法について正しいのはどれか。
a: 患者の体位変換のたびに対極板の装着部位を点検する。
b: 終業点検でコード類の損傷の有無を点検する。
c: 接地された金属部分を患者の身体に接触させない。
d: 通電中に出力の調整を行ってもよい。
e: 余分なメス先コードはたるませずに巻いておく。
a: バイポーラ電極は対極板が必要である。
b: 凝固にはバースト波を用いる。
c: 身体の部分同士の接触が分流熱傷の原因となる。
d: ペースメーカ障害の原因となる。
e: 出力電力の増加に伴い対極板の必要面積は減少する。
電気メス使用時に熱傷事故が起こり点検の依頼があった。安全管理を担当するものがまず行うべき処置はどれか。
a: 対極板の種類、サイズ、装着方法などを調べる。
b: 漏れ電流を測定する。
c: 対極板のコードを交換する。
d: 製造業者に連絡する。
e: 同時に使用いていたME機器を点検する。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
電気メスの取扱いについて正しいのはどれか。
1: 対極板の装着部位として肩甲骨部が適している。
2: 対極板は滅菌しなくてよい。
3: シングルパッド型対極板では接触不良時にアラームが鳴る。
4: 能動電極はメス先のみ滅菌する。
5: 術後に発赤が見られたら熱傷と断定する。
除細動器による熱傷の原因として考えられないのはどれか。
1: 電極接触インピーダンスの上昇
2: 通電時の強い電極押し付け
3: 小児用電極の使用
4: 絆創膏の上からの通電
5: 電極ペースト量の不足
電気メスに高周波電流を用いる主たる理由はどれか。
1: 患者の神経・筋への刺激防止
2: 皮膚接触インピーダンス低下の防止
3: 心電図へのノイズ混入防止
4: 術者・介助者の感電防止
5: 分流熱傷の防止
電気メスの対極板装着法として正しいのはどれか。
a: 接触抵抗が少ないように装着する。
b: 出力200Wに対して10cm2の対極板を用いる。
c: 対極板コードはコイル状に巻いておく。
d: 身体の一部をアースされた金属部に接触させておく。
e: 装着部位への血液の付着を避ける。
電気メスについて誤っているのはどれか。
1: 指とわき腹が直接接触していると接触点に熱傷が発生しやすい。
2: 小児用対極板を使ったら電気メスの出力を成人用より低めに設定する。
3: 容量結合型対極板は同じ面積の導電接触型対極板より接触抵抗が小さい。
4: 対極板接触不良モニタにはスプリット形(ダブル形)対極板が必要である。
5: 対極板断線モニタ用の対極板のコードは2本組になっている。
1: 対極板は身体の平坦な部分に装着する。
2: 対極板コード断線アラームは対極板の接触状態を監視している。
3: ディスポーザブル対極板は滅菌する必要はない。
4: 能動電極は滅菌されているものを使用する。
5: 使用後に発赤が見られることがある。
電気メスのデイスポーザブル対極板の装着について正しいのはどれか。
a: 対極板の一点に荷重がかからないようにする。
b: 対極板の装着部には絶縁性のある消毒液を使用する。
c: 対極板コードをコイル状に巻く。
d: 身体が小さい場合は対極板を切って小さくする。
e: 対極板と皮膚との間に空気が入らないようにする。
電気メスの対極板の電極部分が2つに分かれている理由はどれか。
1: .高周波分流をモニタする。
2: 対極板の接触不良をモニタする。
3: 患者回路の連続性をモニタする。
4: 対極板コードの断線をモニタする。
5: 対極板コードコネクタの接続不良をモニタする。
手術中における電気メスの取扱いで適切なのはどれか。
1: 使用時以外はペンシル(メス先)ホルスターに収納する。
2: 対極板コードは使用中、コイル状に巻いてまとめておく。
3: 対極板コード断線アラームが鳴ったらフットスイッチを使う。
4: メス先電極は消毒して再使用する。
5: 胸部手術では対極板は足の甲部分に装着する。
除細動のための体外通電を行ったところ、パドルと生体の接触部分に熱傷を生じた。考えられる原因はどれか。
a: パドルの押し付け圧力が小さすぎた。
b: 電極ペーストの塗布が十分でなかった。
c: R波同期スイッチがオンになっていた。
d: 充電エネルギーが足りなかった。
e: 除細動器内のコンデンサの絶縁が不良であった。
電気メスの患者回路連続性モニタで監視できないのはどれか。
1: 対極板コードの断線
2: 対極板のはがれ
3: アクティブ電極の生体への接触
4: アクティブ電極コードの断線
5: 高周波漏れ電流の発生
電気メスの取扱いで不適切なのはどれか。
2: 対極板の減菌は必須である。
3: 対極板コード断線アラームが鳴ったら、コネクタの接続を確認する。
4: 能動(メス先)電極の滅菌は必須である。
5: 左右の踵(かかと)を接触させないようにする。
a: 切開には連続波を用いる。
b: 使用出力は数十kWである。
c: 対極板はアクティブ電極である。
d: 対極板の接触面積は成人ではおよそ150cm2である。
e: 300~500Xの負荷抵抗で校正する。
電気メスについて誤っている組合せはどれか。
1: 凝固用波形 バースト波
2: 患者の対地インピーダンスの低下 高周波分流
3: バイポーラ方式 微細手術
4: ペースメーカ誤作動 デマンド機構
5: 熱傷 対極板面積過大
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