生体電気信号増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。
a: 入力信号の周波数に依存する。
b: 電極接触インピーダンスより充分大きくする。
c: 入力電圧と入力電流の波形から位相特性がわかる。
d: 単位にはデシベルを用いる。
e: 入力部に電界効果トランジスタを使うと小さくなる。
1. a b c 2. a b e 3. a d e 4. b c d 5. c d e
負帰還増幅器がよく用いられる理由として正しいのはどれか。
1: 消費電力が小さい。
2: 電磁的雑音が小さい。
3: 発振しやすい。
4: 周波数特性が優れている。
5: 増幅度(利得)が大きい。
図の回路について誤っているのはどれか。ただし、Aは理想演算増幅器である。
1: 電圧増幅度は1倍である。
2: インピーダンス変換器として使用される。
3: 入力インピーダンスは無限大である。
4: 正帰還が用いられている。
5: 電圧フォロアである。
同相除去比(CMRR)が十分大きい差動増幅回路について正しいのはどれか。
a: 出力は入力信号の差に比例する。
b: 同相で入る雑音は出力に表れない。
c: 電源電圧の変動は出力に表れない。
d: 同相利得と差動利得との比をスルーレートという。
e: 出力インピーダンスは高い方がよい。
1: 周波数特性が優れている。
4: 消費電力が小さくできる。
差動増幅器について正しいのはどれか。
a: 一般に2個以上のトランジスタを用いて構成する。
b: 一般に演算増幅器の内部回路として用いられている。
c: 入力端子が2個あるので必ず2個の信号を加えなくてはならない。
d: CMRR(同相弁別比)は小さい。
e: 温度変化に対して比較的安定である。
心電計で入力インピーダンスの大きな増幅器が用いられる理由はどれか。
1: 電極の分極電圧を低減する。
2: 電極接触インピーダンスの影響を低減する。
3: 増幅回路の消費電力を低減する。
4: 筋電図の混入を低減する。
5: 外装漏れ電流を低減する。
図の電圧増幅回路について正しいのはどれか。ただし、オペアンプは理想的なものとする。
a: 反転増幅回路である。
b: 電圧利得は20dBである。
c: 負帰還が用いられている。
d: a-b間の電圧は入力電圧に等しい。
e: 入力インピーダンスは11kΩである。
電圧増幅器の入力インピーダンスについて正しいのはどれか。
b: センサのもつインピーダンスに対して充分低い必要がある。
c: 出力電圧と入力電圧との比である。
e: 入力電圧と入力電流の波形からその位相特性がわかる。
1. a b 2. a e 3. b c 4. c d 5. d e
図の回路について正しいのはどれか。ただし、Aは理想演算増幅器である。
a: 入力インピーダンスは無限大である。
b: 電圧増幅度は0 dBである。
c: 入力電圧viと出力電圧voは逆位相である。
d: 正帰還が用いられている。
e: インピーダンス変換の働きをする。
演算増幅器を用いて、電源が±15Vで動作する差動増幅器を構成した。2つの入力端子に2mVを入力すると2Vの出力を得た。また2つの入力端子を接続してその端子と接地との間に1Vを入力すると出力は10mVであった。 この差動増幅器の同相弁別比[dB]はどれか。 ただし、演算増幅器は理想演算増幅器とする。
1: 60
2: 80
3: 100
4: 120
5: 140
生体電気信号増幅器に求められる条件はどれか。
a: 入力インピーダンスが小さい。
b: 入力換算雑音が大きい。
c: 入力オフセット電圧が小さい。
d: 信号対雑音比が大きい。
e: 同相除去比が小さい。
差動増幅器の性能を評価する事項でないのはどれか。
1: 同相除去比(CMRR)
2: 周波数特性
3: 入カ換算雑音
4: 入カインピーダンス
5: 電極インピーダンス
心電図モニタで入力インピーダンスの高い増幅器を用いる目的はどれか。
1: 電極電位を低減する。
2: 増幅回路の消費電力を低減する。
3: 筋電図の混入を低減する。
4: 接触電流を低減する。
5: 信号減インピーダンスの影響を低減する。
a: オフセットを調整する必要がない。
b: 電源電圧の変動の影響を受けにくい。
c: 直流信号を増幅できる。
d: CMRR(同相除去比)を大きくすることができる。
e: 内部雑音を相殺することができる。
雑音対策で正しいのはどれか。
a: 商用交流雑音を除去するには差動増幅器を使うとよい。
b: 接地することにより生体の静電誘導電位は上昇する。
c: 周期的な信号に混入する不規則雑音は信号をn回加算することにより1/nになる。
d: 脳検査では主に放送波を除去する目的でシールドルームが使われる。
e: フィルタを用いると目的信号の一部を犠牲にすることがある。
電圧増幅度が60dBの差動増幅器がある。2つの入力端子を結合して、実効値1Vの50Hzの正弦波信号を同相信号として入力したところ、実効値0.1Vの出力が得られた。この差動増幅器の同相弁別比は何dBか。
1: 0.1
2: 10
3: 40
4: 60
5: 80
生体用増幅器の性能として望ましいのはどれか。
1: 入力インピーダンスが小さい。
2: 同相弁別比が小さい。
3: 信号対雑音比(S/N)が小さい。
4: 入力換算雑音が小さい。
5: 電源電圧変動の影響が大きい。
生体用増幅器の特性として重要でないのはどれか。
1: 入カインピーダンス
2: 低域遮断周波数
3: 共振周波数
4: 同相弁別比
5: 入力換算雑音
差動増幅器の入力端子に振幅0.5mVの逆相信号と振幅1Vの同相信号が入力された。出力では逆相信号が1Vに増幅され、同相信号が10mVに減衰した。この差動増幅器の同相除去比(CMRR)[dB]はどれか。ただし、log102は0.3とする。
1: 66
2: 86
3: 92
4: 96
5: 106
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