第56回午前第45問の類似問題

第50回午後:第99問

パーソナリティ障害と特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 依存性パーソナリティ障害 - 嗜癖

2: 演技性パーソナリティ障害 - 被暗示性

3: 回避性パーソナリティ障害 - 冷淡

4: 統合失調質パーソナリティ障害 - 攻撃性

5: 非社会性パーソナリティ障害 - 几帳面

第36回午前:第94問

老年期精神障害者に対する作業療法面接で適切でないのはどれか。  

1: 情緒的なメッセージを読みとる。

2: 面接時間は長く設定する。

3: 疲労を避ける工夫をする。

4: 身体的な訴えも聴く。

5: 生活史を聴き取る。

第38回午前:第34問

34歳の主婦。解離性(転換性)障害。23歳の時から入退院を繰り返している。今回、夫婦喧嘩の後ふらつきがひどくなり、意識を失って入院した。1か月後にふらつきはまだあるものの、作業療法が導入された。この患者が作業療法で革細工に熱中し、決められた時間以外にも作業療法室で作業をしたいと言ってきた。対応で適切なのはどれか。  

1: 作業は時間内に行うよう指導する。

2: 患者の希望どおりにする。

3: 作業療法を中止する。

4: 作業療法の種目を変更する。

5: 作業時間を短縮する。

第34回午前:第61問

失語症患者に創作作業を指導するときの対応で適切なのはどれか。2つ選べ。 ア.大きな声で話す。イ.反応を見ながら話す。ウ.身振りを加えて説明する。エ.言葉で詳しく説明する。オ.専門用語を用いて話す。  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第36回午前:第81問

急性期精神分裂病(統合失調症)の作業療法の留意点として適切でないのはどれか。  

1: 作業活動は短時間でできるものにする。

2: グループ活動を禁止する。

3: 途中退室を保障する。

4: 身体状態を把握する。

5: 病棟との連絡を密にする。

第38回午前:第79問

精神分裂病(統合失調症)患者の作業場面の行動特徴でないのはどれか。  

1: 場面に応じた対応が混乱しやすい。

2: 全体の会話の流れから外れやすい。

3: 複数の課題を同時に遂行するのが苦手である。

4: 作業手順に慣れるのが早い。

5: 待てないで先を急ごうとする。

第49回午後:第46問

強迫性障害患者に認知行動療法を行う際、患者の確認行為に対して治療者が「確かめたい気持ちはそのままにしておきましょう」と声をかけた。この言葉かけの技法はどれか。  

1: 強化

2: 教示

3: モデリング

4: プロンプティング(促し)

5: エクスポージャー(曝露法)

第43回午前:第84問

慢性期統合失調症患者に作業療法を導入する際の留意点で適切でないのはどれか。  

1: それまでの患者の生活パターンを保つ。

2: 複数の課題を提示する。

3: 何もしなくてもよいことを保障する。

4: 段階づけができる工程を準備する。

5: 完成品の見本を見せながら手順を話す。

第45回午前:第16問

30歳の男性。統合失調症。高校時代から体調不良を訴えるようになり、自宅に引きこもっていた。5年前に幻覚妄想状態のため入院し作業療法を継続していたが、最近、「退院したい」と意欲を見せ始めた。作業療法種目を変更した3日後に患者が身体的不調を訴え始めた。対応で適切なのはどれか。  

1: 休憩の時間を増やす。

2: 以前の作業種目に戻す。

3: 直ちに作業療法を中止する。

4: 他の作業療法士が担当する。

5: 就労意欲を高める種目に変更する。

第56回午後:第34問

病態と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 半側空間無視 ── 遮断除去法

2: 遂行機能障害 ── 自己教示法

3: 注意障害 ── 間隔伸張法

4: 記憶障害 ── 視覚走査法

5: 失語症 ── PQRST法

  • 答え:2
  • 解説:この問題では、病態とそれに対応する治療法の組み合わせを正しく選ぶことが求められています。正しい組み合わせは遂行機能障害と自己教示法です。
  • 半側空間無視は、患者が身体の一側の空間を無視する症状です。遮断除去法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 遂行機能障害は、計画や組織化などの認知機能が低下する症状です。自己教示法は、患者が自分自身に指示を出すことで認知機能を改善する治療法であり、遂行機能障害に対する適切な治療法です。
  • 注意障害は、患者が集中力を維持できない症状です。間隔伸張法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 記憶障害は、患者が新しい情報を記憶したり、過去の情報を思い出すことが困難な症状です。視覚走査法はこの症状に対する治療法ではありません。
  • 失語症は、言語機能の障害により、話す、理解する、読む、書く能力が低下する症状です。PQRST法は、記憶の支援方法であり、失語症に対する治療法ではありません。
  • 科目:脳血管疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第40回午前:第81問

統合失調症の回復期前期における作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 服薬自己管理の援助

2: 身辺処理能力の回復

3: 対人交流技能の改善

4: 就労に向けた援助

5: 社会資源利用の援助

第42回午前:第86問

気分障害(うつ病)の患者で作業療法時にみられないのはどれか。  

1: 作品に高い完成度を求める。

2: 熱心に取り組む。

3: 他者からの評価を気にする。

4: 自分の判断で先に進む。

5: 作業手順にこだわる。

第56回午後:第46問

正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する認知症患者への介入法はどれか。  

1: 作業回想法

2: ユマニチュード

3: ルーティン化療法

4: バリデーション療法

5: リアリティオリエンテーション

  • 答え:5
  • 解説:リアリティオリエンテーションは、認知症患者に対して現実見当識訓練を行い、見当識障害の改善を目的とした介入法である。
  • 作業回想法は、患者の心理的安定や感情・意欲を高揚させる目的で行われる方法であり、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • ユマニチュードは、人間らしさを取り戻すことを目標としたケア技法であり、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • ルーティン化療法は、毎日のスケジュールを固定し、困った習慣を問題のない習慣に変えていくアプローチであるが、認知症患者への日時や場所の情報提示には直接関係がない。
  • バリデーション療法は、経験や感情を認め、共感し、他者との信頼関係を築く方法であるが、認知症患者への日時や場所の情報提示には関係がない。
  • リアリティオリエンテーションは、認知症患者に対して現実見当識訓練を行い、見当識障害の改善を目的とした介入法であるため、正しい日時や場所などの情報を繰り返し提示する方法として適切である。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第38回午前:第87問

作業療法場面で退行した態度をとりやすいのはどれか。  

1: 閉所恐怖症

2: パニック障害

3: 強迫性障害(強迫神経症)

4: 外傷後ストレス障害

5: 解離性(転換性)障害

第39回午前:第86問

うつ病患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 創作への励まし

2: 患者の作業ペースの重視

3: 危険物の取扱いへの配慮

4: 自殺に関する注意

5: 薬の副作用への対処

第57回午後:第50問

通所リハビリテーションで正しいのはどれか。  

1: 他の利用者との交流が少ない。

2: 利用者は主に要介護認定を受けた高齢者である。

3: 家族の身体的・精神的負担の軽減が主目的である。

4: 利用者150名に対し1名の理学療法士の配置が必要である。

5: 日常生活の自立を助けるために必要なリハビリテーションを行う。

第54回午後:第50問

患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す面接技法はどれか。  

1: 共感

2: 傾聴

3: 反映

4: 直面化

5: 開かれた質問

  • 答え:4
  • 解説:直面化は、患者の心的葛藤や矛盾点を指摘することで、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくよう促す技法である。
  • 共感は、セラピストが患者の立場に立って理解するように努めるものであり、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 傾聴は、患者の話を十分に聞き、患者に共感できるようにするものであり、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 反映は、患者から伝わってくる感情などを患者に伝える技法であり、医療者が患者の感情に親身になっていることが伝わり、ラポール形成につながるが、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 直面化は、話の内容や態度から患者の心的葛藤が伺えても、その葛藤が患者の言葉として表現されない場合、葛藤を伺せる態度について話題にしたり、葛藤によって生じている話の矛盾点を指摘したりする技法である。患者が自己の心理的自己矛盾や課題に気づくよう促す効果がある。
  • 開かれた質問は、yes/noで回答する形式ではなく、患者が自由に回答する質問方法である。自由に色々な返答が返ってくるため、患者の考え方や情報を聴取しやすいが、患者が自己の心理的矛盾や課題に気づくことを促す技法ではない。
  • 科目:作業療法評価学
  • 重要度:プレミアム特典
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第39回午前:第33問

20歳の女性。境界性人格障害。中学時代から拒食、嘔吐、極端なやせとリストカットが始まり、不登校となった。摂食行動や不登校を注意されると、「自分の気持ちを誰も分かってくれない」と言い、リストカットをする。高校中退後もその状態が続いた。職に就かないことを母親に指摘されたのをきっかけに、薬物による自殺企図で入院となった。入院3か月後には、一応の安定がみられたため作業療法が開始された。初回面接で適切でないのはどれか。2つ選べ。  

1: 参加することの目的ついて同意を得る。

2: 作業療法参加のルールを確認する。

3: 病棟スタッフと連絡を取り合うことを本人に伝える。

4: 作業の種目は本人の選択に任せる。

5: スタッフへの不満について相談にのる。

第46回午後:第49問

統合失調症患者の退院直後の訪問時評価で優先度が高いのはどれか。  

1: 服薬管理

2: 行動範囲

3: 対人交流

4: 金銭管理

5: 余暇活動

第44回午前:第85問

統合失調症回復期後期の作業療法の目的で適切なのはどれか。  

1: 対人関係技能の習得

2: 生活リズムの形成

3: 身辺処理の達成

4: 心身機能の回復

5: 楽しむ体験