第54回午後第40問の類似問題

第40回午前:第80問

作業療法場面での統合失調症者の行動特徴で誤っているのはどれか。  

1: 柔軟な判断が苦手である。

2: 計画的な遂行が苦手である。

3: 慣れの効果が持続する。

4: 注意の配分が片寄る。

5: 緊張の亢進が持続する。

第50回午前:第46問

転換性障害による歩行障害のある患者への対応として適切なのはどれか。  

1: 希死念慮に注意する。

2: 感情の言語化を促す。

3: 歩行障害の受容を促す。

4: 歩行機能への介入は行わない。

5: 葛藤と症状との関係を洞察させる。

第56回午前:第36問

失語症の型と症状の組合せで正しいのはどれか。  

1: Wernicke失語 ── 聴覚理解が保たれる。

2: 超皮質性失語 ── 復唱が障害される。

3: Broca失語 ── 自発言語が障害される。

4: 伝導失語 ── 復唱が保たれる。

5: 健忘失語 ── 聴覚理解が障害される。

第55回午前:第43問

認知症患者とのコミュニケーション上の配慮で最も適切なのはどれか。  

1: にぎやかな環境で話す。

2: 指示は詳細なものにする。

3: 身振り手振りは使わない。

4: 沈黙した場合は話題を変える。

5: 話題は本人と関係のあるものにする。

  • 答え:5
  • 解説:認知症患者とのコミュニケーションでは、患者が話に興味を持ちやすく、返答が行いやすいように、本人と関係のある話題にすることが最も適切です。
  • にぎやかな環境では、認知症患者が周囲に注意が向いてしまいやすくなるため、静かな環境で話すことが望ましいです。
  • 認知症患者に伝える指示は、簡潔に表現して伝えることが望ましいです。詳細に伝えると情報量が多くなり、混乱を生じやすくなります。
  • 認知症患者とのコミュニケーションでは、適宜身振り手振りを用いることで、患者が内容を理解しやすいようにするとよいです。身振り手振りを使わないことは適切ではありません。
  • 認知症患者が沈黙した場合でも、その間に患者自身が返答を考えている可能性があるため、すぐに話題を変えるべきではありません。質問の仕方を変えるなどの工夫を行うとよいです。
  • 認知症患者とのコミュニケーションでは、患者が話に興味をもち、返答が行いやすいよう、本人と関係のある話題にすることが最も適切です。
  • 科目:認知症・高齢者障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第43回午後:第95問

統合失調症で現れにくいのはどれか。  

1: 関連性を欠いた会話

2: 夜間の意識変容

3: 持続的な支配観念

4: 過敏な聴覚

5: 両価的な感情

第53回午後:第42問

「作業の手順が分からない」、「説明がよく分からない」と訴える統合失調症の患者の認知機能を精査する目的で検査を実施した。図版の一部を図に示す。このような図版が含まれるのはどれか。 

53_1_42

1: WAB

2: BADS

3: MMSE

4: BACS-J

5: WAIS-Ⅲ

第42回午前:第78問

アルツハイマー型認知症でみられないのはどれか。  

1: 汚言症

2: 観念失行

3: 視空間失認

4: 物盗られ妄想

5: 実行機能障害(遂行機能障害)

第40回午後:第97問

統合失調症の症状で誤っているのはどれか。  

1: 連合弛緩

2: 思考制止

3: 思考吹入

4: 自生思考

5: 考想化声

第42回午後:第91問

統合失調症になく躁病にあるのはどれか。  

1: 病識欠如

2: 精神運動興奮

3: 観念奔逸

4: 思考途絶

5: 誇大妄想

第51回午前:第100問

全般的な知能に大きな低下はなく、文字を読めば分かるが書くことができない。このような症状がみられるのはどれか。  

1: 学習障害

2: 行為障害

3: 広汎性発達障害

4: Tourette症候群

5: 注意欠如・多動性障害

第36回午後:第71問

患者に自由に話をしてもらったが、文章間のつながりに乏しく話がまとまらない。この症状はどれか。  

1: 思考制止

2: 思考吹入

3: 思考途絶

4: 思考奪取

5: 連合弛緩

第57回午後:第17問

64歳の女性。右利き。脳梗塞。約1か月前に左大脳に発症。現在は聴覚理解に問題はないが、発語は非流暢かつ緩徐である。話す言葉の量は少なく、発語の際には多大な努力を要している。四肢の麻痺はみられない。この患者への対応として正しいのはどれか。  

1: 患者の話す内容が文法的に誤っていれば医療者が即座に細かく修正する。

2: 患者が「はい」「いいえ」で答えることができるように質問する。

3: 医療者が口頭で説明をするときにはジェスチャーを交える。

4: コミュニケーションエイドを導入する。

5: 患者にメモをとるように指導する。

第44回午前:第83問

統合失調症の作業場面での特徴はどれか。  

1: 同じ間違いが少ない。

2: 作業能力の変動が少ない。

3: 援助によって達成量が増える。

4: 同時並行の作業が得意である。

5: 全体を見て判断することができる。

第35回午前:第85問

精神分裂病(統合失調症)の作業療法でみられないのはどれか。  

1: 判断が一面的になりやすい。

2: 物事への関心が低い。

3: 対人関係の距離が混乱しやすい。

4: 物事の全体的把握が苦手である。

5: 一つの作業に長時間没頭する。

第34回午後:第72問

精神分裂病(統合失調症)の陰性症状でないのはどれか。2つ選べ。 ア.感情の平板化イ.自発性の低下ウ.思考途絶エ.対話性幻聴オ.思考の貧困化  

1: ア

2: イ

3: ウ

4: エ

5: オ

第51回午前:第32問

高次脳機能障害と治療法の組合せで正しいのはどれか。  

1: 記憶障害 - 自律訓練法

2: 失行症 - 回想法

3: 純粋失読 - 認知行動療法

4: 遂行機能障害 - 間隔伸長法

5: 半側空間無視 - プリズム適応療法

第38回午前:第92問

精神遅滞の障害像で誤っているのはどれか。  

1: 情緒障害

2: 意識障害

3: 認知障害

4: 学習障害

5: 運動障害

第42回午後:第92問

正しい組合せはどれか。  

1: 統合失調症-もうろう状態

2: うつ病-感情鈍麻

3: パニック障害-思考散乱

4: ナルコレプシー-睡眠麻痺

5: アルコール精神病-自生思考

第46回午後:第78問

脳損傷後の出来事が思い出せないようになることはどれか。  

1: 作 話

2: 失 認

3: 前向健忘

4: 逆向健忘

5: 見当識障害

第50回午後:第40問

うつ状態の患者の作業療法中にみられる訴えはどれか。  

1: 「考えが次々に浮かんできます」

2: 「考えが声になって聴こえます」

3: 「考えが他人に知られます」

4: 「考えが全く浮かびません」

5: 「考えが急に止められます」