デュシェンヌ型筋ジストロフィー患者のADLで適切でないのはどれか。
1: 太柄の軽いペングリップにする。
2: 物を取るにはリーチャーを利用する。
3: 登はん性起立により立位をとる。
4: 洗い場と浴槽との高さを同一にする。
5: 車椅子のシーティング調整が必要である。
慢性呼吸不全患者の生活指導で誤っているのはどれか。
1: 腹式呼吸を励行する。
2: 時間あたりの呼吸数を増やす。
3: 1回換気量を増やす。
4: 活動課題は分割して行う。
5: 酸素吸入下で体操する。
68歳の男性。慢性呼吸器疾患。「最近、入浴すると息切れがする」との訴えがある。入浴指導として正しいのはどれか。
1: 片手で髪を洗う。
2: 首まで湯につかる。
3: 短いタオルで背中を洗う。
4: 吸気に合わせて動作を行う。
5: 長座位で膝を立てて足を洗う。
慢性閉塞性肺疾患における包括的呼吸リハビリテーションで正しいのはどれか。
1: 運動耐容能の改善を図ることができる。
2: 吸気時に動作を行うように指導する。
3: 上肢筋力トレーニングは行わない。
4: 健康関連QOLに影響を与えない。
5: 栄養指導は含まない。
脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。
1: 寝返り動作では健側の方に行う。
2: 車椅子は片手駆動型が一般的である。
3: 階段の昇りは健側から、降りは患側から行う。
4: シャツの着衣は患側手から、脱衣は健側手から行う。
5: ベッドからの起立動作では健側足部を引き寄せてから行う。
60歳の男性。COPDが進行し在宅酸素療法が導入された。酸素流量は労作時2 L/分である。入浴動作の指導で正しいのはどれか。
1: 洗髪を片手で行う。
2: 動作を素早く行う。
3: 浴槽に肩まで浸かる。
4: 洗い場の椅子の座面を低くする。
5: 入浴中は経鼻カニューレを外す。
50歳の男性。慢性呼吸不全。スパイロメトリーでは、%VC:85%、FEV1.0%:65%であった。健常者と同様に平地を歩くのは難しいが、自分のペースで2.0 kmの距離を歩くことができる。2年後、呼吸不全が進行し、日常生活でも息切れがでるようになった。ADL指導で誤っているのはどれか。
1: 動作は細かく分けて行う。
2: 和式トイレよりも洋式トイレが良い。
3: 息を吸いながら物を持ち上げる。
4: 台所仕事は椅子に座って行う。
5: 息苦しさを感じたら口をすぼめて息を吐く。
脳卒中片麻痺患者のADL訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 更衣動作の前開きシャツは、非麻痺側上肢から着る。
2: 移動動作では、車椅子を麻痺側上下肢で操作する。
3: 更衣動作訓練の導入時には、丸首シャツを用いる。
4: 洗体動作では、長めのループ付きタオルで背中を洗う。
5: トイレ動作では、壁のL字型手すりを使って移乗する。
70歳の男性。3年前に右手の振戦によってParkinson病を発症し、在宅で治療を行っている。ADLは自立していたが、1か月前に風邪をひいてから歩く速さが遅くなり、歩行の際に一歩めが思うように前に出ず、歩き出してからも前方に転びそうになることが多いという。在宅での理学療法における歩行指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 両下肢に弾性包帯を装着する。
2: 足関節に重錘バンドを装着する。
3: 一歩目を小さく前に出すよう指導する。
4: 床にはしご状の目印を付けてまたがせる。
5: かけ声などをかけてもらいながら歩くよう指導する。
図に示す動作を行う脊髄損傷患者について答えよこの患者のADLで正しいのはどれか。
1: 寝返りには手すりが必要
2: 長座位保持には手すりが必要
3: 食事には長対立装具が必要
4: 更衣はズボンを除いて可能
5: 洋式トイレの使用が可能
左片麻痺のADLの指導で適切でないのはどれか。
1: ベッドへ移乗する。
2: 平地を杖で歩く。
3: 床から立ち上がる。
4: 坂道を昇る。
5: 浴槽へ入る。
脳卒中片麻痺患者のADL指導で適切でないのはどれか。
1: 寝返り時、患側上肢を腹部の上に保持する。
2: ベッドからの立ちあがり時、体幹の前傾運動を入れる。
3: 立位での方向転換は患側下肢を軸に行う。
4: 階段の降り動作は患側から行う。
5: 昇りのエスカレーターへの乗りこみは健側から行う。
慢性閉塞性肺疾患の呼吸理学療法で正しいのはどれか。
1: 運動中の息こらえを避ける。
2: 上肢のトレーニングは避ける。
3: 酸素吸入が必要な運動は避ける。
4: 嫌気的代謝能を優先して向上させる。
5: 運動中のSpO2は80%を保持できればよい。
片麻痺患者のADL指導で誤っているのはどれか。
1: 急な登り坂は健側を山側にして横歩きする。
2: 敷居をまたぐときは健側から行う。
3: 車椅子の座面は低めに設定する。
4: 浴槽へは患側から入る。
5: 脱衣は健側から行う。
ヤールの重症度分類ステージIのパーキンソン病患者に対する日常生活指導で適切でないのはどれか。
1: 段差の少ない歩道での散歩を日課にする。
2: トイレでは、立位でズボンの上げ下ろしをする。
3: 食堂や居間で家族と過ごす座位時間を長くする。
4: 浴槽内には滑り止めマットを敷くように指導する。
5: 敷き布団やマットレスは柔らかいものを使用する。
慢性閉塞性肺疾患の作業療法で適切でないのはどれか。
1: ろうそく吹きで呼気筋の筋力強化を行う。
2: 安静時の脈拍が100/分以上では作業を中止する。
3: 全身の筋緊張の緩和を図る。
4: ヤスリがけで作業耐久性を高める。
5: 作業中も腹式呼吸を維持させる。
人工股関節術後のADL指導で誤っているのはどれか。
1: 靴ひもは椅子座位で外転、外旋して結ぶ。
2: 床のものは患側を後ろにずらして拾う。
3: 低い椅子に深く腰をかける。
4: 側臥位では外転位を保持する。
5: 寝る時はベッドを使用する。
筋萎縮性側索硬化症患者の状態とADL上の工夫との組合せで誤っているのはどれか。
1: 気管切開-透明文字盤
2: 発声の低下-家人を呼ぶためのチャイム
3: 手指筋力低下-ワンスイッチ入力
4: 歩行障害-骨盤帯付長下肢装具
5: 下肢の痙性麻痺-回転移乗盤による移乗
慢性関節リウマチ患者の日常生活の指導で誤っているのはどれか。
1: 片手なべ
2: ボタンエイド
3: レバー式水道栓
4: 洋式便座の補高
5: 自動洗浄便座
慢性関節リウマチ患者の生活指導で正しいのはどれか。
1: 椅子からの起立は手指をシートについて行う。
2: 起き上がり動作は下肢振り上げ動作の反動を利用する。
3: 鞄を手に持つよりリュックサックの利用を勧める。
4: 柄のあるコップであれば片手使用を勧める。
5: ビンの蓋を左手で開ける。