脳性麻痺の病型と症状との組合せで誤っているのはどれか。
1: 弛緩型 - スカーフ徴候
2: アテトーゼ型 - ガラント反射
3: 痙直型 - 折りたたみナイフ現象
4: 失調型 - 安静時振戦
5: 強剛型 - 鉛管現象
脳血管障害の患者に対する治療で適切でないのはどれか。
1: 片麻痺に対するCI療法
2: 抑うつ状態に対する認知行動療法
3: 弛緩性麻痺に対するボツリヌス毒素療法
4: 歩行障害に対するトレッドミル歩行練習
5: 半側空間無視に対するプリズム適応療法
精神分裂病(統合失調症)患者の急性期症状消退時の作業療法の目的で適切なのはどれか。
1: 対人技能の向上
2: 金銭の自己管理の向上
3: 自己決定力の向上
4: 疲労感の軽減
5: 職場獲得の援助
30歳の男性。統合失調症。高校時代から体調不良を訴えるようになり、自宅に引きこもっていた。5年前に幻覚妄想状態のため入院し作業療法を継続していたが、最近、「退院したい」と意欲を見せ始めた。作業療法種目を変更した3日後に患者が身体的不調を訴え始めた。対応で適切なのはどれか。
1: 休憩の時間を増やす。
2: 以前の作業種目に戻す。
3: 直ちに作業療法を中止する。
4: 他の作業療法士が担当する。
5: 就労意欲を高める種目に変更する。
精神分裂病(統合失調症)の作業療法でみられないのはどれか。
1: 判断が一面的になりやすい。
2: 物事への関心が低い。
3: 対人関係の距離が混乱しやすい。
4: 物事の全体的把握が苦手である。
5: 一つの作業に長時間没頭する。
笑いなどの強い情動で突然に筋緊張が低下し脱力する。このような症状がみられるのはどれか。
1: 欠神てんかん
2: 側頭葉てんかん
3: ナルコレプシー
4: 血管迷走神経失神
5: Jackson型てんかん
解離性(転換性)障害として誤っているのはどれか。
1: 健 忘
2: 遁 走
3: 強迫観念
4: 失立失歩
5: 視野狭窄
脳卒中患者の障害と徴候との組合せで誤っているのはどれか。
1: シャツの袖をうまく通せない-着衣失行
2: 知っている人なのに声を聞かないとわからない-相貌失認
3: 指示による閉眼維持が困難である-運動維持困難
4: 移動時に左にある物にぶつかる-左半側無視
5: 麻痺がないのに指で模倣ができない-観念失行
精神遅滞(知的障害)の作業療法の目的で誤っているのはどれか。
1: 日常生活動作の獲得を目指す。
2: 作業体験の機会を提供する。
3: 対人交流の練習をする。
4: ストレス対処法を学ぶ。
5: 自己洞察を促す。
認知症患者の作業療法中にみられやすいのはどれか。
1: 過干渉
2: 誇大性
3: 集中性
4: 立去り
5: 綿密性
うつ病による仮性認知症患者の作業療法場面での特徴はどれか。2つ選べ。
1: 多幸的である。
2: 社交的に振る舞う。
3: 物忘れがみられる。
4: 精神運動抑制がみられる。
5: 能力低下に無関心である。
うつ病に起こりやすい思考障害はどれか。
1: 迂遠
2: 観念奔逸
3: 思考制止
4: 思考途絶
5: 滅裂思考
神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。
1: 心気症状への傾聴が重要となる。
2: 転換症状がある場合は行わない。
3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。
4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。
5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。
逆転移に相当するのはどれか。
1: 治療者が患者に夢の解釈を教える。
2: 治療者が患者に様々な感情を向ける。
3: 治療者が無意識の葛藤を患者に意識させる。
4: おとぎ話の内容が患者の精神症状に現れる。
5: 患者が過去の治療者に向けた感情を現在の治療者に向ける。
疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
1: 解離性健忘――――――――――自律訓練法
2: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法
3: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法
4: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング
5: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法
小脳症状として適切なのはどれか。2つ選べ。
1: ジスメトリー
2: 折りたたみナイフ現象
3: 深部感覚障害
4: 病的反射陽性
5: 筋緊張低下
疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
1: 身体化障害――――――――――系統的脱感作法
2: 強迫性障害――――――――――曝露反応妨害法
3: PTSD〈外傷後ストレス障害〉―フラッディング
4: 心気障害―――――――――――持続エクスポージャー法
5: 解離性健忘――――――――――バイオフィードバック法
アルコールによる精神障害に関連がないのはどれか。
1: 幻覚
2: 妄想
3: せん妄
4: 健忘
5: 解離
精神分裂病(統合失調症)患者の作業場面の行動特徴でないのはどれか。
1: 場面に応じた対応が混乱しやすい。
2: 全体の会話の流れから外れやすい。
3: 複数の課題を同時に遂行するのが苦手である。
4: 作業手順に慣れるのが早い。
5: 待てないで先を急ごうとする。
アルコール精神病患者の面接で見られやすいのはどれか。
1: 思考途絶
2: 観念奔逸
3: 思考制止
4: 微小妄想
5: 健 忘