第52回午後第41問の類似問題

第49回午前:第47問

強迫性障害患者の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 自由度の高い作業を提供する。

2: 正確さを必要とする作業を提供する。

3: 強迫行為が始まれば作業を中止させる。

4: 強迫行為の原因についての洞察を促す。

5: 作業工程の確認は作業療法士が本人に代わって行う。

第47回午前:第45問

認知機能障害の強い統合失調症患者に対する作業指導で工夫する点はどれか。  

1: 言語説明を増やす。

2: 工程見本を増やす。

3: 作業工程を増やす。

4: 作業時間を増やす。

5: 道具の種類を増やす。

第53回午後:第20問

30歳の男性。統合失調症。3週前に工場で働き始めた。外来作業療法ではパソコンを使用した認知リハビリテーションを継続している。ある時、同じ作業療法に参加する2人の患者から同時に用事を頼まれ、混乱した様子で相談に来た。この患者の職場における行動で最もみられる可能性があるのはどれか。  

1: 挨拶ができない。

2: 心気的な訴えが多い。

3: 体力がなく疲れやすい。

4: すぐに仕事に飽きてしまう。

5: 仕事の段取りがつけられない。

  • 答え:5
  • 解説:この問題では、統合失調症の患者が職場で最もみられる可能性がある問題行動を考える必要があります。患者が2人から同時に用事を頼まれて混乱していることから、仕事の段取りがつけられないことが最も可能性が高いと考えられます。
  • 挨拶ができないという問題は、遂行機能との直接的関連はなく、この患者の職場でみられる問題行動としては考えにくいです。
  • 心気的な訴えが多いという問題は、問題文に記載がないため、この患者の職場での問題行動としては可能性が低いです。
  • 体力がなく疲れやすいという問題は、患者が工場勤務に加えて外来作業療法にも通院できていることから、体力の低下が生じているとは考えにくいです。
  • すぐに仕事に飽きてしまうという問題は、患者が少なくとも3週間は工場勤務ができていることから、最もみられる可能性のある職場での問題行動とは考えにくいです。
  • 仕事の段取りがつけられないという問題は、患者が2人から同時に用事を頼まれて混乱していることから、複数の課題に優先順位をつけ、自分の能力に合わせて仕事を処理することが困難な傾向があると考えられるため、最も可能性が高いと判断できます。
  • 科目:統合失調症
  • 重要度:プレミアム特典
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第36回午前:第84問

転換性障害患者に対する作業療法の留意点で適切でないのはどれか。  

1: 不安感の緩和

2: 生活リズムの安定化

3: 身体症状の解釈

4: 意欲の向上

5: 家族関係の調整

第40回午前:第89問

神経性無食欲症患者の作業療法場面でみられないのはどれか。  

1: 過活動

2: 過剰適応

3: 強迫的なこだわり

4: 対人交流の希薄さ

5: 評価に対する無関心

第45回午前:第40問

認知症患者に対する作業療法の導入期で適切なのはどれか。  

1: 新しい活動を用意する。

2: 活動内容に変化をもたせる。

3: 時間を要するものから始める。

4: 得意であったものを取り入れる。

5: 能力を少し上回る活動を提供する。

第36回午前:第94問

老年期精神障害者に対する作業療法面接で適切でないのはどれか。  

1: 情緒的なメッセージを読みとる。

2: 面接時間は長く設定する。

3: 疲労を避ける工夫をする。

4: 身体的な訴えも聴く。

5: 生活史を聴き取る。

第49回午前:第99問

神経症性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 全般性不安障害では疾病利得がみられる。

2: 強迫行為では不合理と思いながらも繰り返し手を洗う。

3: 離人症では自分がとても重い病気ではないかと心配する。

4: 社交恐怖では自分が見捨てられるのではないかと心配する。

5: 予期不安ではパニック発作がまた起きるのではないかと心配する。

第44回午前:第92問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: ボディイメージのゆがみを扱う。

2: 身体運動を通して発散を促す。

3: 対人交流を楽しめるよう促す。

4: 食事についての話題を促す。

5: 体重の自己チェックを促す。

第53回午後:第49問

精神障害者の就労支援方法と実施機関の組合せで正しいのはどれか。  

1: リワーク―――――――――ハローワーク

2: 職業準備支援―――――――地域障害者職業センター

3: 職場適応訓練―――――――精神保健福祉センター

4: トライアル雇用――――――障害者就業・生活支援センター

5: ジョブガイダンス―――――地域包括支援センター

  • 答え:2
  • 解説:精神障害者の就労支援方法と実施機関の組合せで正しいのは、職業準備支援と地域障害者職業センターです。他の選択肢は、支援方法と実施機関が正しく組み合わされていません。
  • リワークは、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関は医療機関であり、ハローワークではありません。
  • 職業準備支援は、精神障害者の就労支援方法の一つであり、地域障害者職業センターが実施機関として正しいです。この支援は、障害者が就労に向けての準備やスキルを身につけるためのプログラムを提供します。
  • 職場適応訓練は、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関はハローワークであり、精神保健福祉センターではありません。職場適応訓練は、障害者が職場での適応力を向上させるための支援を提供します。
  • トライアル雇用は、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関はハローワークであり、障害者就業・生活支援センターではありません。トライアル雇用は、障害者が一定期間の試用雇用を経て、正式な雇用につなげるための支援を提供します。
  • ジョブガイダンスは、精神障害者の就労支援方法の一つですが、実施機関はハローワークであり、地域包括支援センターではありません。ジョブガイダンスは、障害者が適切な職業を見つけるためのアドバイスや情報提供を行う支援です。
  • 科目:基礎作業療法学・作業療法管理学
  • 重要度:プレミアム特典
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第35回午前:第80問

精神科作業療法の適応にならないのはどれか。  

1: せん妄状態の患者

2: 攻撃的な患者

3: 好褥的な精神分裂病(統合失調症)患者

4: 希死念慮のある抑うつ状態の患者

5: 不潔恐怖のある患者

第39回午前:第83問

統合失調症(精神分裂病)の作業場面での特徴はどれか。  

1: 作業能力の変動が少ない。

2: 援助によって達成量が増える。

3: 同じ間違いが少ない。

4: 同時並行の作業が得意である。

5: 全体を見て判断することができる。

第45回午後:第43問

統合失調症の思考障害に対する作業療法上の留意点で正しいのはどれか。  

1: 1. 工程数を増やす。

2: 2. 集団作業を中心に行う。

3: 3. 言語による指示を多くする。

4: 4. 枠組みの明確な作業を選ぶ。

5: 5. 結果が作品として残らない作業を選ぶ。

第43回午前:第89問

神経性無食欲症の患者に対する作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 行動制限に伴うストレスを発散させる。

2: 食行動を促す調理活動を提供する。

3: 対人交流を楽しめる場を提供する。

4: 自己表現を助ける作業活動を提供する。

5: 道具や材料の自己管理を促す。

第35回午前:第92問

強迫神経症患者の初期の作業療法で適切なのはどれか。  

1: 籐細工-小物入れ用籠

2: 木 工-本立て

3: 銅板細工-表 札

4: 革細工-眼鏡ケース

5: レクリエーション-リズム体操

第43回午前:第98問

てんかん患者の作業療法で誤っているのはどれか。  

1: 生活技能訓練を行う。

2: 役割に応じた責任を持たせる。

3: 休息のタイミングを習得させる。

4: 視覚刺激の強い作業を導入する。

5: 発作の予兆を把握する。

第42回午前:第77問

認知症患者の作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 集団内での交流を促す。

2: 参加メンバーを毎回入れ替える。

3: 休憩は患者のペースでとらせる。

4: 複数の作業療法士が交替で担当する。

5: 患者が慣れ親しんだ種目を設定する。

第39回午前:第93問

境界性人格障害患者の作業療法の留意点で、当てはまらないのはどれか。  

1: 治療者の理想化

2: 治療者への攻撃

3: 治療者間の対立

4: 他者への無関心

5: 高い達成要求

第52回午後:第50問

精神障害者の就労支援方法と実施機関の組合せで正しいのはどれか。  

1: リワーク ――――――― ハローワーク

2: ジョブコーチ ――――― 地域障害者職業センター

3: 職場適応訓練 ――――― 保健所

4: トライアル雇用 ―――― 地域包括支援センター

5: ジョブガイダンス ――― 障害者就業・生活支援センター

第39回午前:第92問

作業療法場面で、治療者の賞賛を求め、他人の影響を受けやすく、不安定な感情が目立つのはどれか。  

1: 妄想性人格障害

2: 分裂病質人格障害

3: 依存性人格障害

4: 強迫性人格障害

5: 演技性人格障害