第49回午前第40問の類似問題

第41回午後:第94問

統合失調症の発生頻度で正しいのはどれか。  

1: うつ病より低い。

2: 女性より男性が低い。

3: 20歳代より30歳代が高い。

4: 先進国より発展途上国で高い。

5: 社会経済地位の高い階層で高い。

第49回午後:第41問

認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。  

1: 失行 ― 手順に固執する。

2: 失語 ― 聞いてないことを始める。

3: 失認 ― 作業対象を取り違える。

4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。

5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。

第45回午後:第43問

統合失調症の思考障害に対する作業療法上の留意点で正しいのはどれか。  

1: 1. 工程数を増やす。

2: 2. 集団作業を中心に行う。

3: 3. 言語による指示を多くする。

4: 4. 枠組みの明確な作業を選ぶ。

5: 5. 結果が作品として残らない作業を選ぶ。

第49回午前:第44問

認知・思考障害の強い統合失調症患者に対する認知行動療法で適切なのはどれか。  

1: 考えを文字にして表す。

2: 一日の活動を記録して振り返る。

3: コラム法を用いて状況を吟味する。

4: 問題行動を思い返して内省を深める。

5: 相手の気持ちや状況の理解に焦点を当てて振り返る。

第35回午前:第84問

精神分裂病(統合失調症)で能力低下(disability)に該当しないのはどれか。  

1: 金銭の自己管理の低下

2: 自己決定力の低下

3: 作業効率の低下

4: 発動性の低下

5: 対人技能の低下

第40回午後:第98問

うつ病に関連がないのはどれか。  

1: 何をするのもおっくうになる。

2: 記憶力が悪くなったと感じる。

3: 些細なことの決断に時間がかかる。

4: 理由もなく周囲が不気味に感じる。

5: 自分の過ちでみんなに迷惑をかけたと思い込む。

第46回午後:第39問

神経症性障害患者の作業療法で正しいのはどれか。  

1: 心気症状への傾聴が重要となる。

2: 転換症状がある場合は行わない。

3: 強迫症状に対しては反復作業を用いる。

4: 不安発作が完全に消失するまで行わない。

5: 離人症状では自傷行為の可能性を考慮する。

第34回午後:第78問

PTSD(外傷後ストレス障害)の症状として適切でないのはどれか。  

1: 集中困難

2: 睡眠障害

3: 思考化声

4: 焦燥感

5: 知覚過敏

第34回午後:第73問

緊張型分裂病で誤っているのはどれか。  

1: 発症は急激である。

2: 慢性の経過をとる。

3: 精神運動興奮を呈する。

4: 昏迷を呈する。

5: カタレプシーを呈する。

第42回午前:第84問

統合失調症患者の退院を目的とした作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 生活のリズムを整える。

2: 体力を向上させる。

3: 症状の自己管理能力を向上させる。

4: 依存欲求を満たす。

5: 家族調整を行う。

第38回午後:第74問

外傷後ストレス障害の症状でないのはどれか。  

1: 不安・抑うつ

2: 睡眠障害

3: 過剰な警戒心

4: 見当識障害

5: フラッシュバック

第34回午後:第70問

「他人からあやつり人形のように動かされる」と訴える精神分裂病(統合失調症)の症状はどれか。  

1: 作為体験

2: 反響症状

3: 考想吹入

4: 関係妄想

5: 被害妄想

第42回午後:第97問

統合失調症を診断する根拠とならない発言はどれか。  

1: 「電波をかけられている」

2: 「誰かに見られている」

3: 「誰かに操られている」

4: 「自分のことを噂している」

5: 「自分はなんでもできる」

第46回午前:第16問

19歳の男性。統合失調症。大学入学後、授業中に突然大声で叫ぶようになり、幻聴と被害妄想とが認められたため入院となった。治療開始後1か月経過し症状が改善したため自宅へ退院したが、疲労感が強く半年間引きこもっていた。このため、復学を目標として外来作業療法が開始された。この時期の患者の状態はどれか。  

1: 要安静期

2: 亜急性期

3: 回復期前期

4: 回復期後期

5: 社会内維持期

第52回午後:第44問

急性期を脱した後、まだ外的刺激への敏感さが残る統合失調症患者の作業療法導入時の対応で適切なのはどれか。  

1: 役割を付与する。

2: 対人交流を促す。

3: 定期的な実施を心がける。

4: 複数の作業療法士で対応する。

5: 退行的行動に対しては関与を控える。

第35回午前:第28問

22歳の女性。精神分裂病(統合失調症)。高校1年時にうつ状態で3か月入院した。その後、毎年入退院を繰り返し5回目の入院となった。入院後1か月が経過したが、自発性の減退および引きこもりがみられる。また「私の結婚相手を姉に取られた。私の考えがすべて他人に分かってしまい自分がなくなってしまうみたいで困る。他人の声が左の頭に聞こえる。」と訴えている。その時点で作業療法が処方された。この患者の作業療法の目的として適切でないのはどれか。  

1: 自発性の改善

2: 作業習慣の定着

3: 幻聴の消失

4: 対人関係の拡大

5: 生活自己管理能力の向上

第34回午前:第89問

躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。  

1: 集中力に乏しい。

2: 依存心が高まる。

3: 関心が拡散する。

4: 干渉が多い。

5: 脱線しやすい。

第49回午前:第99問

神経症性障害について正しいのはどれか。2つ選べ。  

1: 全般性不安障害では疾病利得がみられる。

2: 強迫行為では不合理と思いながらも繰り返し手を洗う。

3: 離人症では自分がとても重い病気ではないかと心配する。

4: 社交恐怖では自分が見捨てられるのではないかと心配する。

5: 予期不安ではパニック発作がまた起きるのではないかと心配する。

第44回午前:第84問

統合失調症回復期前期の作業療法で優先して考慮するのはどれか。  

1: 社会性

2: 疲労度

3: 就労準備性

4: 対人依存性

5: 作品の完成度

第38回午後:第78問

痴呆患者の症状でないのはどれか。  

1: 強迫観念

2: 夜間せん妄

3: 見当識障害

4: 記銘力低下

5: 感情失禁