脳性麻痺で正しいのはどれか。
1: アテトーゼ型では下肢より上肢の支持性が良い。
2: アテトーゼ型では初期は低緊張である。
3: 痙直型では出生直後から筋緊張が亢進する。
4: 痙直型両麻痺では下肢より上肢の麻痺が重度である。
5: 痙直型片麻痺では上肢より下肢の麻痺が重度である。
8歳の男児。脳性麻痺による痙直型四肢麻痺。背臥位姿勢と引き起こし時に図のように対応する。この児の車椅子の設定として適切なのはどれか。
1: 座面を床面と平行にする。
2: 平面形状の座面を使用する。
3: 胸と骨盤をベルト固定する。
4: 背もたれの高さは肩までとする。
5: 背もたれの角度は床面と垂直に固定する。
頭部外傷によるびまん性軸索損傷で誤っているのはどれか。
1: バランスの障害がみられる。
2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。
3: 記憶障害のため復学が困難になる。
4: 認知障害の回復は良好である。
5: 行動障害が社会生活上の問題となる。
3歳の脳性麻痺児。抱っこでは常に図のような姿勢を示している。この児の遊びの姿勢で適切でないのはどれか。
4歳の脳性麻痺児。抱っこでは常に図のような姿勢を示す。この児の遊びの姿勢で適切でないのはどれか。2つ選べ。
脳卒中と比較して外傷性脳損傷に特徴的でない症状はどれか。
1: 遷延性意識障害
2: 通過症候群
3: 注意障害
4: 失語
5: 健忘
前頭葉の障害で出現頻度が低いのはどれか。
1: 固執性
2: 注意散漫
3: 病識欠如
4: 左右失認
5: 発動性低下
脳卒中片麻痺患者の早期理学療法で正しいのはどれか。
1: 意識障害があれば座位姿勢はとらない。
2: 意識障害がなければ健側の自動運動を行う。
3: 半側空間無視があれば座位訓練は行わない。
4: 肩関節は関節可動域訓練を行わない。
5: 股関節は外旋位に保持する。
7歳の男児。脳性麻痺の痙直型両麻痺。GMFCSレベルⅢ。床上を前方へ移動する様子を示す。考えられる状態はどれか。
1: 頭部保持能力の低下
2: 両側上肢の支持能力の低下
3: 下部体幹の支持能力の低下
4: 両側肩甲帯周囲筋の筋緊張低下
5: 左右股関節の交互分離運動能力の低下
自閉性障害の子供の作業療法場面でみられる特徴はどれか。
1: 新しい環境を好む。
2: 同じ遊びに没頭する。
3: ままごと遊びをする。
4: 身振りで意味を強調する。
5: 周りの子供に関心をもつ。
4歳の男児。痙直型四肢麻痺。緊張性頸反射が陽性である。ボールを使った遊びの指導で適切でないのはどれか。2つ選べ。
12歳の女児。痙直型両麻痺。膝歩きの様子を示す。本児の異常な膝歩き動作の原因として可能性が低いのはどれか。
1: 体幹伸展筋群の過活動
2: 腹筋群の低活動
3: 股関節伸筋群の低活動
4: 股関節屈筋群の過活動
5: 股関節内転筋群の過活動
脳卒中片麻痺患者にみられる症状で転倒と関連が少ないのはどれか。
1: 痴呆
2: 深部感覚障害
3: 夜間せん妄
4: 視空間失認
5: 失語症
病巣と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 延髄背外側 ── 片麻痺
2: 内包前脚 ── 感覚障害
3: 前頭葉 ── 半側空間無視
4: 歯状核 ── 協調運動障害
5: 視 床 ── 嚥下障害
4歳の男児。痙直型両麻痺。平行棒内両手支持での立位保持は可能だが、はさみ状歩容である。運動療法で適切でないのはどれか。
30歳の女性。外傷性脳損傷。3か月前の追突事故による前頭葉症状が主症状である。運動麻痺は軽微である。簡単な日常会話は可能であるが概念操作などの抽象思考が障害されている。この患者に構成行為評価のためブロックデザイン検査を行った。作業療法導入期としてこの患者に適した治療的活動はどれか。
1: 調理訓練の献立作成
2: 頭文字記憶法を使ってスーパーマーケットで買い物練習
3: 100ピースのジグソーパズル作り
4: 左端に印しを付けた文章の模写
5: トランプのマークによる分類
4歳の脳性麻痺児。抱っこでは常に図のような姿勢を示す。遊びの姿勢で適切でないのはどれか。
躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。
1: 集中力に乏しい。
2: 依存心が高まる。
3: 関心が拡散する。
4: 干渉が多い。
5: 脱線しやすい。
神経症性障害の特徴はどれか。
1: 1. 強迫行為は作業遂行を妨げる。
2: 2. 離人症は医療機関を変更しやすい。
3: 3. 転換性障害には心因性健忘が生じる。
4: 4. 身体化障害では症状が固定しやすい。
5: 5. 心気症状は作業療法中にはみられない。
6歳の女児。痙直型脳性麻痺。就学に備えた作業療法を外来で行っている。歩行器と短下肢装具を用いて屋内を歩くことができる。この児の作業活動の姿勢で適切でないのはどれか。