第46回午後第41問の類似問題

第41回午前:第92問

身体表現性障害の患者に対する作業療法士の対応で適切でないのはどれか。  

1: 受容的・支持的に関わる。

2: 矛盾する身体症状の理由を話し合う。

3: 葛藤解決や対処方法を話し合う。

4: アンビバレンツな言動を許容する。

5: 心理的距離を保つ。

第50回午後:第49問

心因性のけいれん発作を繰り返す患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 叱咤激励する。

2: 心理検査を提案する。

3: 作業療法への参加を中止する。

4: その都度プログラムを変更する。

5: ストレス状況について話し合う。

第41回午前:第85問

統合失調症の回復期前期における作業療法導入時の評価項目で適切でないのはどれか。  

1: 基本的生活リズム

2: 身体感覚の状態

3: 疲れやすさの程度

4: 活動範囲の広がり

5: 金銭管理能力

第52回午前:第49問

認知症患者の周囲を困らせる行動への対応で最も適切なのはどれか。  

1: すぐに制止する。

2: 論理的に説得する。

3: 単独での行動を勧める。

4: 新たな住環境を用意する。

5: 行動のパターンから原因を探る。

第42回午前:第91問

境界型人格障害の患者に対する作業療法で適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 複数の患者が共有する場で実施する。

2: 衝動発散を促す活動を取り入れる。

3: 指示的態度を維持する。

4: 依存や理想化が生じた時には治療者を交代する。

5: 患者の要求に応じ作業療法終了後に面接を行う。

第53回午前:第37問

慢性閉塞性肺疾患の患者に対する指導として正しいのはどれか。  

1: 低脂肪食が良い。

2: 下肢の運動を行う。

3: 洗髪動作は両手で行う。

4: 発症後は禁煙の必要はない。

5: インフルエンザワクチンは勧めない。

  • 答え:2
  • 解説:慢性閉塞性肺疾患患者に対する指導として正しいのは、下肢の運動を行うことです。これは体力強化と廃用症候群予防のために効果的です。
  • 低脂肪食は慢性閉塞性肺疾患患者には適していません。呼吸によって使われるエネルギー量が増大するため、体重低下や栄養不足になりやすく、痩せは生存率の低下につながります。バランスの良い食事を心がける必要があります。
  • 慢性閉塞性肺疾患患者は、体力強化と廃用症候群予防のために、下肢の運動を行うとよい。これが正しい選択肢です。
  • 両手での洗髪は、呼吸補助筋を緊張させ、呼吸困難を誘発しやすいため、慢性閉塞性肺疾患患者に対しては片手での洗髪を指導するべきです。
  • 禁煙をすることで気流制限の進行が抑制され、慢性閉塞性肺疾患の進行を遅くし、生命予後が改善される。発症後も禁煙が勧められるため、この選択肢は間違いです。
  • 感染症は慢性閉塞性肺疾患の急性増悪につながる。インフルエンザワクチンの接種により、感染による急性増悪を予防することができる。この選択肢は間違いです。
  • 科目:内科疾患
  • 重要度:プレミアム特典
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第49回午前:第44問

認知・思考障害の強い統合失調症患者に対する認知行動療法で適切なのはどれか。  

1: 考えを文字にして表す。

2: 一日の活動を記録して振り返る。

3: コラム法を用いて状況を吟味する。

4: 問題行動を思い返して内省を深める。

5: 相手の気持ちや状況の理解に焦点を当てて振り返る。

第47回午前:第46問

統合失調症の亜急性期と回復期とに共通する作業療法の目的はどれか。  

1: 役割行動

2: 欲求の充足

3: 自信の回復

4: 達成感の獲得

5: 生活リズムの回復

第49回午後:第42問

認知症患者への作業療法で改善されやすいのはどれか。  

1: 失語

2: 記憶障害

3: 異常感情

4: 見当識障害

5: 遂行機能障害

第43回午前:第85問

病状が安定している慢性期統合失調症患者が単身生活を始める場合に、優先して身に付けるべき技能はどれか。  

1: 就業のための技能

2: 服薬管理の技能

3: 調理の技能

4: 余暇を楽しむ技能

5: 近所付き合いの技能

第47回午後:第41問

境界性パーソナリティー障害の作業療法の目的でないのはどれか。  

1: 枠組みの提供

2: 行動化の促進

3: 依存欲求の充足

4: 探索行動の促進

5: 対象恒常性の改善

第56回午前:第44問

アルコール依存症の作業療法を行うにあたって、適切でないのはどれか。  

1: 酒害教育と並行して行う。

2: 退薬症候群が遷延しているか把握する。

3: 家族が健康になるよう支援する視点をもつ。

4: 本人の飲酒問題の否認について初期から積極的に介入する。

5: 回復初期には過剰な言動に振り回されない対応が必要である。

  • 答え:4
  • 解説:アルコール依存症の作業療法では、酒害教育や家族の支援、症状の観察などが重要です。しかし、本人の飲酒問題の否認について初期から積極的に介入することは、治療意志を阻害してしまうため適切ではありません。
  • 酒害教育はアルコール依存症の治療の根幹であり、作業療法と並行して行うことが適切です。
  • 退薬症候群の状況を把握することは、作業療法を行う上で重要であり、適切な対応です。
  • アルコール依存症は家族にも影響を及ぼすため、家族の健康を支援する視点を持つことは適切です。
  • 本人の飲酒問題の否認について初期から積極的に介入することは、治療意志を阻害してしまうため適切ではありません。
  • 回復初期には過剰な言動に振り回されない対応が必要であり、アルコール依存症者の心理特性を考慮した関わりが適切です。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第52回午前:第45問

発病後間もないうつ病患者への対応で適切なのはどれか。  

1: 気分転換になる活動を勧める。

2: 自殺についての話題は避ける。

3: 回復の可能性は高いことを強調する。

4: 心構えに問題があることを説明する。

5: 重大な決断は早く済ませるように促す。

第44回午前:第96問

幼児期の広汎性発達障害の作業療法の目的で適切でないのはどれか。  

1: 社会性の発達

2: 運動協応の向上

3: 自己調節機能の向上

4: 基本的生活習慣の確立

5: コミュニケーション能力の向上

第36回午前:第91問

老年期精神障害者の導入時の作業内容で適切でないのはどれか。  

1: 身体的負担の軽い作業

2: 自信のもてる作業

3: 短時間でできる作業

4: 精密な工程のある作業

5: 経験のある作業

第49回午前:第42問

慢性腎臓病患者に対する生活指導で制限する必要がないのはどれか。  

1: 飲酒量(アルコール量)

2: 水分摂取量

3: 食塩摂取量

4: 蛋白摂取量

5: 日常の身体活動量

第35回午前:第47問

腎透析患者の作業療法上の留意点として誤っているのはどれか。  

1: 手指の感覚障害を評価する。

2: シャント部周囲の他動運動は避ける。

3: 転倒予防のための移動方法を確認する。

4: 透析を行った日は訓練量を増やす。

5: 調理訓練での試食は最少限にする。

第36回午前:第88問

境界型人格障害の患者の作業療法で適切でないのはどれか。  

1: 種目は患者に任せる。

2: 手順や結果が明確なものを選ぶ。

3: 枠組みのある作業を選ぶ。

4: 作業環境を一定にする。

5: 共同作業を勧める。