第45回午前第41問の類似問題

第44回午前:第82問

薬物依存について正しいのはどれか。  

1: 大麻には耐性がある。

2: コカインには耐性はない。

3: シンナーには身体依存がある。

4: モルヒネには身体依存はない。

5: 耐性によって薬物の使用量が減少する。

第54回午前:第42問

依存性薬物で重篤な離脱症状がみられるのはどれか。2つ選べ。  

1: 大麻

2: 覚醒剤

3: コカイン

4: モルヒネ

5: ベンゾジアゼピン系薬剤

  • 答え:4 ・5
  • 解説:依存性薬物には様々な種類がありますが、重篤な離脱症状がみられるのはモルヒネとベンゾジアゼピン系薬剤です。これらは身体依存や耐性が形成されやすく、離脱症状が多彩であるためです。
  • 大麻は吸煙中止後に不穏や食欲減退、不眠などを生じることがありますが、身体依存や耐性、離脱症状はみられません。そのため、重篤な離脱症状がみられる薬物ではありません。
  • 覚醒剤では抑うつ気分や疲労感、全身倦怠感などの離脱症状が報告されていますが、これらは非特異的であり、単回使用後にも出現することから、離脱症状とはいいがたいです。そのため、重篤な離脱症状がみられる薬物ではありません。
  • コカインは多幸感や陶酔感の出現により、強い精神依存が形成されます。また、幻覚や幻聴などもみられますが、身体依存や耐性、離脱症状はみられません。そのため、重篤な離脱症状がみられる薬物ではありません。
  • モルヒネは多幸感や陶酔感、絶頂感などを生じ、耐性、精神依存、身体依存ともに急速に形成されます。離脱症状は多彩で、あくび、くしゃみ、流涙、鼻漏、流涎、下痢、発汗など自律神経症状が著明で、「自律神経の嵐」と呼ばれるため、重篤な離脱症状がみられる薬物です。
  • ベンゾジアゼピン系薬剤は睡眠薬や抗不安薬として広く用いられており、副作用、依存、耐性はバルビツール酸系薬より少ないですが、反跳性不眠や不安、焦燥、振戦などの離脱症状がみられやすいため、重篤な離脱症状がみられる薬物です。
  • 科目:その他の精神障害
  • 重要度:プレミアム特典
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第46回午前:第97問

物質依存についての組合せで適切なのはどれか。  

1: カフェイン — 共依存

2: ベンゾジアゼピン — 離脱症状

3: トルエン — 嫉妬妄想

4: 大麻 — 身体依存

5: 覚せい剤 — 滞続言語

第43回午前:第81問

物質依存についての組合せで適切なのはどれか。2つ選べ。  

1: 覚せい剤中毒 - フラッシュバック

2: シンナー中毒 - 嫉妬妄想

3: 大麻常用 - 身体依存

4: 睡眠薬依存 - 耐性獲得

5: カフェイン依存 - 共依存

第51回午後:第78問

抗凝固薬はどれか。  

1: レボドパ

2: ビタミンK

3: アドレナリン

4: バクロフェン

5: ワルファリン