アルコールによる精神障害に関連がないのはどれか。
1: 幻覚
2: 妄想
3: せん妄
4: 健忘
5: 解離
アルコール依存症の患者の家族が作業療法中面会に来た。家族への対応で適切でないのはどれか。
1: 作業場面を見学させる。
2: その患者の作業内容を説明する。
3: 作業療法への参加状況を説明する。
4: 家族に見学の感想を面会後に尋ねる。
5: 家族の協力体制についてその場で話し合う。
49歳の男性。アルコール依存症。40歳から通院でカウンセリングを受けていた。今回、連休中に連続飲酒となり、医師の勧めで専門病院に入院した。入院後、離脱症状が出現した。離脱症状から回復した後、作業療法が処方された。作業療法の初回面接で両足下腿のしびれ感を訴えた。作業療法士の対応で適切でないのはどれか。 ア.しびれ感の状態を聞く。イ.目の前で歩行動作をしてもらう。ウ.感覚検査を行う。エ.その場で担当医師に連絡する。オ.しびれ感を考慮し面接を中止する。
1: ア、イ
2: ア、オ
3: イ、ウ
4: ウ、エ
5: エ、オ
アルコール離脱せん妄でみられるのはどれか。2つ選べ。
1: 作話
2: 幻覚
3: 振戦
4: 嫉妬妄想
5: 動眼神経麻痺
アルコール依存症患者の作業療法の目的で優先度が低いのはどれか。
1: 自尊感情の向上
2: 認知能力の向上
3: 基礎体力の向上
4: 現実認識の向上
5: ストレス耐性の向上
アルコール依存症の対人関係改善プログラムとして適切なのはどれか。2つ選べ。
1: 共同画
2: 陶 芸
3: 革細工
4: 織 物
5: 文集作り
アルコール依存症の状態にある夫が妻から強く断酒を迫られ、「そんなにガミガミ言うから飲んでしまうんだ」と弁明する防衛機制はどれか。
1: 知性化
2: 合理化
3: 同一化
4: 打ち消し
5: 反動形成
アルコール依存症の特徴で誤っているのはどれか。
1: 慢性化しやすい。
2: 身体依存を示す。
3: 初期から精神依存を自覚できる。
4: 家族には共依存が生じる。
5: 耐性が獲得される。
アルコールによる精神障害に関連がないのはどれか。
1: 幻覚
2: 妄想
3: 解離
4: 健忘
5: せん妄
精神分裂病(統合失調症)患者の急性期症状消退時の作業療法の目的で適切なのはどれか。
1: 対人技能の向上
2: 金銭の自己管理の向上
3: 自己決定力の向上
4: 疲労感の軽減
5: 職場獲得の援助
アルコールによる精神障害について正しいのはどれか。
1: 振戦せん妄は酩酊中に生じる。
2: Wernicke脳症はビタミンB12の欠乏による。
3: 急性中毒は長期のアルコール摂取により生じる。
4: アルコール依存症の治療には集団療法が有効である。
5: アルコール摂取を続けると、少量の酒でも酔いやすくなる。
アルコールによる精神障害に関連が強いのはどれか。
1: 解離
2: 過食
3: 健忘
4: 強迫
5: 離人
アルコール依存に関連が少ないのはどれか。
1: ペラグラ脳症
2: Wernicke(ウェルニッケ)脳症
3: Liepmann(リープマン)現象
4: Korsakoff(コルサコフ)症候群
5: ミュンヒハウゼン症候群
我が国のアルコール関連問題について正しいのはどれか。2つ選べ。
1: 成人の飲酒者の割合は、男性よりも女性が多い。
2: アルコール依存症は、自殺のリスクを高める。
3: 女性のアルコール依存症の有病率は、減少傾向にある。
4: 妊娠している女性の飲酒は、胎児性アルコール症候群の危険因子である。
5: 未成年者への学校でのアルコール教育は、三次予防としての取り組みである。
30歳の男性。統合失調症。高校時代から体調不良を訴えるようになり、自宅に引きこもっていた。5年前に幻覚妄想状態のため入院し作業療法を継続していたが、最近、「退院したい」と意欲を見せ始めた。作業療法種目を変更した3日後に患者が身体的不調を訴え始めた。対応で適切なのはどれか。
1: 休憩の時間を増やす。
2: 以前の作業種目に戻す。
3: 直ちに作業療法を中止する。
4: 他の作業療法士が担当する。
5: 就労意欲を高める種目に変更する。
急性の幻覚妄想状態が軽減してから1週間が経過した統合失調症患者に対して行う高校復学を目標とした外来作業療法導入時の目的として適切なのはどれか。
1: 余暇活動の促進
2: 社会参加の促進
3: 生活リズムの獲得
4: 対人スキルの向上
5: デイケアへの移行練習
アルコール依存症に関連が少ないのはどれか。
1: ペラグラ脳症
2: Cotard症候群
3: Wernicke脳症
4: Liepmann現象
5: Korsakoff症候群
22歳の女性。統合失調症(精神分裂病)。17歳時、周囲から悪口を言う声が聞こえ初回入院し、退院後はアルバイトの生活を続けていた。今回、突然2階から飛び降りた。けがは軽症で済んだが、興奮と幻覚妄想が顕著となり、2回目の入院。入院3週目で症状は軽減したが、疲弊状態が前面に出ている。主治医から、再発後の疲れやすさへの対処を目的とした作業療法が指示された。開始後まもなく「退院してアルバイトをしたい」と訴える。作業療法士の働きかけで適切でないのはどれか。
1: 主治医の判断を確認する。
2: 作業療法の当面の目的を説明する。
3: 退院後の生活の見通しを尋ねる。
4: 作業種目の内容を一緒に考える。
5: 厚生労働省編一般職業適性検査を実施する。
Korsakoff症候群の症状はどれか。2つ選べ。
1: 作話
2: 解離
3: 語健忘
4: 失見当識
5: もうろう状態
せん妄をきたすのはどれか。
1: 解離性健忘
2: パニック発作
3: ナルコレプシー
4: アルコール離脱
5: 睡眠時遊行症(夢中遊行症)