病名と症状の組合せで正しいのはどれか。
1: 前頭側頭型認知症 ― 脱抑制
2: 進行性核上性麻痺 ― 取り繕い
3: 皮質基底核変性症 ― 認知の変動
4: Lewy小体型認知症 ― 肢節運動失行
5: Alzheimer型認知症 ― 垂直性眼球運動障害
右頭頂葉障害で特徴的な症状はどれか。
1: 警官の敬礼のまねができない。
2: 顔を見ただけでは誰か分からない。
3: 歯ブラシで歯を磨くことができない。
4: 料理を段取りよく行うことができない。
5: 服の左右の袖に腕を通すことができない。
前頭葉と側頭葉に限局性の大脳皮質の萎縮を認める疾患はどれか。
1: Alzheimer型認知症
2: 正常圧水頭症
3: 脳血管性認知症
4: Pick病
5: Lewy小体型認知症
脳卒中患者の障害と徴候との組合せで誤っているのはどれか。
1: シャツの袖をうまく通せない-着衣失行
2: 知っている人なのに声を聞かないとわからない-相貌失認
3: 指示による閉眼維持が困難である-運動維持困難
4: 移動時に左にある物にぶつかる-左半側無視
5: 麻痺がないのに指で模倣ができない-観念失行
躁状態の患者への作業療法を行っているときの特徴として誤っているのはどれか。
1: 集中力に乏しい。
2: 依存心が高まる。
3: 関心が拡散する。
4: 干渉が多い。
5: 脱線しやすい。
多動性障害(注意欠陥多動性障害)について誤っているのはどれか。
1: 忘れ物が多い。
2: 物の配列に固執する。
3: 早合点が多い。
4: 椅子に座っていられない。
5: 持ち物をなくしやすい。
前頭側頭型認知症(Pick病)に特徴的な症状はどれか。2つ選べ。
1: 幻視
2: 考え無精
3: 替え玉妄想
4: 時刻表的行動
5: 物盗られ妄想
認知症患者の作業療法中にみられやすいのはどれか。
1: 過干渉
2: 誇大性
3: 集中性
4: 立去り
5: 綿密性
Lewy小体型認知症に伴うことが多いのはどれか。
1: 幻視
2: 失語症
3: 高血圧
4: 聴覚障害
5: 入眠障害
統合失調症で現れにくいのはどれか。
1: 関連性を欠いた会話
2: 夜間の意識変容
3: 持続的な支配観念
4: 過敏な聴覚
5: 両価的な感情
図に示す立ち上がり動作手順と疾患(障害)との組合せで誤っているのはどれか。
1: 左片麻痺
2: パーキンソン病
3: 腰髄損傷(第3腰髄節まで機能残存)
4: 筋ジストロフィー
5: 小脳性失調症
認知症の症状とその作業特徴の組合せで正しいのはどれか。
1: 失行 ― 手順に固執する。
2: 失語 ― 聞いてないことを始める。
3: 失認 ― 作業対象を取り違える。
4: 見当識障害 ― 作業の指示に泣き出す。
5: 遂行機能障害 ― 他人の作品を持ち帰る。
てんかんで知的障害を伴うのはどれか。
1: 側頭葉てんかん
2: Jacksonてんかん
3: 小児欠神てんかん
4: 覚醒時大発作てんかん
5: Lennox-Gastaut症候群
左大脳半球の病変で出現しやすいのはどれか。2つ選べ。
1: 左右失認
2: 病態失認
3: 半側無視
4: 観念失行
5: 着衣失行
脳梗塞の発生部位と出現する症状の組合せで正しいのはどれか。
1: Broca領域 ── 遂行機能障害
2: 右小脳半球 ── 左上下肢の運動失調
3: 右内包後脚 ── 左上下肢の運動麻痺
4: 左前頭葉 ── 左半側空間無視
5: 左放線冠 ── 感覚性失語
作業療法場面での統合失調症者の行動特徴で誤っているのはどれか。
1: 柔軟な判断が苦手である。
2: 計画的な遂行が苦手である。
3: 慣れの効果が持続する。
4: 注意の配分が片寄る。
5: 緊張の亢進が持続する。
意識は清明であるが、意志の発動性の低下によって一切の自発行動がなくなるうつ病の状態はどれか。
1: 寡動
2: 昏迷
3: 健忘
4: 常同症
5: 失立失歩
頭部外傷によるびまん性軸索損傷で誤っているのはどれか。
1: バランスの障害がみられる。
2: 四肢の外傷が理学療法の阻害因子になる。
3: 記憶障害のため復学が困難になる。
4: 認知障害の回復は良好である。
5: 行動障害が社会生活上の問題となる。
精神遅滞の障害像で誤っているのはどれか。
1: 情緒障害
2: 意識障害
3: 認知障害
4: 学習障害
5: 運動障害
前頭側頭型認知症患者の作業療法でみられる特徴はどれか。
1: 同内容の言葉を繰り返す。
2: 横道にそれない。
3: 約束が守れる。
4: 我慢が出来る。
5: 品格がある。