慢性関節リウマチの下肢症状と理学療法との組合せで適切でないのはどれか。
1: 膝関節炎症再燃-アイスパック
2: 足関節荷重時動揺-テーピング
3: 膝関節荷重痛-歩行浴
4: 膝関節屈曲外反変形-CPM(持続的他動運動)装置
5: 扁平足-アーチサポート
慢性関節リウマチで正しいのはどれか。
1: 発症好発年齢は20歳代である。
2: 生命予後は不良である。
3: リウマトイド因子陽性が診断上有用である。
4: ランズバリー指数はADLの評価尺度である。
5: スタインブロッカーのクラス分類は骨破壊を評価する。
48歳の主婦。慢性関節リウマチ。発症後4年経過。スタインブロッカーのクラスIII。第2~4指はムチランス型変形を呈する。この患者が使用する自助具などで適切でないのはどれか。
活動期の関節リウマチに対する理学療法で適切でないのはどれか。
1: 局所の安静
2: 保持装具の使用
3: ADL指導
4: 等尺性収縮による筋力維持
5: 極超短波療法
関節リウマチの作業療法で誤っているのはどれか。
1: 日常生活指導は対象者と家族に対して実施する。
2: 痛みのある時にはスプリントの使用を避ける。
3: 日内変動に配慮してプログラムを遂行する。
4: 疲労によって痛みが増悪するため休憩をとる。
5: 筋力強化には等尺性収縮を利用した運動を用いる。
活動期の慢性関節リウマチの評価について適切でないのはどれか。
1: 疼痛の部位を尋ねる。
2: 反復動作で耐久性を評価する。
3: ADLの自立度を確認する。
4: 観察からリーチ範囲を確認する。
5: 他動的に関節動揺性を調べる。
56歳の女性。慢性関節リウマチで図のような手の変形をきたしている。ADL指導で正しいのはどれか。
1: T字杖を用いる。
2: コックアップスプリントを用いる。
3: 握力強化のためにビンのフタを開ける。
4: マジックハンド型リーチャーを使う。
5: ボタンエイドを使う。
関節リウマチについて正しいのはどれか。
1: 渦流浴は禁忌である。
2: 家事の実施は午前中が良い。
3: 疼痛の特徴として圧痛がある。
4: 疼痛に対して装具は使用しない。
5: 非ステロイド性抗炎症薬で疼痛は軽減しない。
慢性関節リウマチの変形で起こりにくいのはどれか。
1: ボタン穴変形
2: 母指のZ変形
3: 手指尺側偏位
4: 内反膝
5: 外反扁平足
慢性関節リウマチの足部の変形で起こりにくいのはどれか。
1: 外反母指
2: 槌指変形
3: 扁平足
4: 凹足変形
5: 踵骨の外反変形
50歳の女性。関節リウマチ。スタインブロッカーのステージIII、クラスIII。日常生活の指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
関節リウマチ患者に対する生活指導で正しいのはどれか。
1: 枕は高くする。
2: 歩幅は大きくする。
3: 手関節は掌屈位を保つ。
4: 本は眼の高さに置いて読む。
5: 茶碗は指間を拡げて支える。
慢性関節リウマチで誤っているのはどれか。
1: 半数以上の患者が高度障害となる。
2: 血沈値の亢進がみられる。
3: 慢性で進行性である。
4: 朝のこわばりがみられる。
5: 骨・関節の破壊を生じる。
56歳の女性。慢性関節リウマチで図のような手の変形をきたしている。最も適切なのはどれか。
1: MP関節尺側偏位
2: MP関節背側亜脱臼
3: ムチランス変形
4: Z変形
5: 手関節強直
関節リウマチの理学療法で誤っているのはどれか。
1: 炎症症状の強い関節に寒冷療法を行う。
2: 朝のこわばりの強い時間帯は避ける。
3: 筋力増強運動は等尺性を原則とする。
4: 起き上がり動作は下肢と頭頸部の反動を利用する。
5: 移乗動作は座面を高く調整する。